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久しぶりのデート、二度と戻らない時間

#わくわくする瞬間

パパ源の育児日記 #20
こんにちは、パパ源です。
今日は、出産後の妻とデートをした話を書いていこうと思います。


1.妊娠~出産~育児の苦労をねぎらう旅行

 マームガーデン葉山は、子供を一日中預けることのできる産後ケアホテルであり、産後のママさんたちが妊娠・出産・育児の疲れを癒しに来るホテルです。

我々夫婦も、生後1か月半の息子を連れて、マームガーデン葉山へ行きました。3泊4日で、夜や日中は息子をベビールームへ預け、1日目はゆっくり睡眠をとり、2日目は鎌倉デート、3日目はマームガーデンに設置されているベビーグッズを試そうという計画で、計画段階からウキウキの旅行でした。


2.ホテルに着いたその日、コンビニの缶ビールに心躍る

 妻の妊娠が分かってから、私は毎週末の恒例行事だった晩酌をやめました。妊娠中の妻にいつ何があるかわかりませんし、妊娠中でいろいろ我慢しなければならない妻になんだか申し訳ない気もしたためです。


 以前であれば、金曜日の仕事終わりにコンビニで缶ビールを買って帰っていた生活は、もう1年近く封印していたと思います。

 お酒を飲まなくても何とかなるもので、妻のつわりが始まったくらいの時期にはもう週末の晩酌欲はなくなり、コンビニでお酒を見てもなんとも思わなくなりました。
「ああ、このビールを買っていた時期もあったな」のように、自分でもびっくりするくらいあっさりとお酒離れした気持ちで過ごしていたと思います。


話は戻り、ホテルへチェックインして助産師さんの内診や妻への花束サプライズ、写真撮影などを終えた我々は、ホテルのそばにあるコンビニへ買い出しに向かいました。そこでお酒を目にした私は、これまでに感じたことのないような喜びを感じました。


「ここにあるお酒も、おつまみも、全部買って飲むことができるんだ!今日は息子のお世話はベビールームの方がしてくれる!息子や妻に何かあったら、と心配することなく、このお酒を楽しんでいいんだ!コンビニはなんて素晴らしいんだろう!」


以前の自分なら、何言ってんだコイツと思いそうです。ただこの時の私は、疑いようもなくコンビニのお酒やおつまみに感動していたことを、今でも鮮明に思い出せます。

今までは普通に飲んでいたコンビニのお酒も、いざ妻のサポートや息子の世話があると「当たり前に飲めるもの」ではなくなっていました。そんな特別感に、心躍ったのでしょう。
その夜、私は感動的な晩酌を終え、妻とともに深い眠りにつきました。



3.感動的な鎌倉・湘南デート


楽しい晩酌も終わり、いよいよ二日目。妻と久しぶりのデートの日です。

 妻の妊娠が分かってからは、体調不良でデートに行けなかったり、行けたとしても近場・短時間で済ませたり、またデート中も体調が心配になるなど、結婚する前のようないわゆるカップル的なデートは久しくできていませんでした。


出産後はなおさらで、妻の体調もなかなか回復せず、回復したとて息子の世話に二人で終われ、デートどころではありません。近所の散歩や病院との往復が特別なイベントになる始末です。


そのため、二人して久しぶりのデートを心待ちにしていました。昼までぐっすり寝た我々は、昼食と授乳を終えて鎌倉へ繰り出します。


二人はまず鶴岡八幡宮へ。境内にあるカフェでお茶を飲み、階段を上る。
階段疲れるねーなんて言いながら上りきると

「あ、五円玉もってる?」と妻からの質問。

「オレ5円持ってるわ、35円入れて三重にご縁があるとかでいいんじゃない?息子と三人分で」


「2礼2拍手1礼だっけ?」


「たぶんそう、拍手は普通に音立てていいらしい」


「この後おみくじ引く?」


なんてたわいもない会話を繰り広げながら、参拝、おみくじ、御朱印購入などの定番イベントを終え、小町通りへ。


「何食べる?」


「納言にはいきたい」


「コクリコのクレープを食べよう」


「練り物の串もほしい」


「納言今日休みじゃん!」「昨日が祝日だったからかな?ショック~」


「どっかでトイレ寄ってから湘南ドライブする?スラダンのところ見に行こうよ」


 俺大学生だっけ?と思うくらい定番で、何の変哲もない、普通の小町通りの食べ歩きデート。その後、サザンを流しながら夕暮れ時の湘南をドライブし、鎌倉高校前を見物してから、葉山へ帰路につきます。


スラダンで有名な鎌倉高校前踏切をドライブ


妻はずっと湘南の海を撮りながら、私に話しかけてきます。
いろいろ返答はしたものの、本当は心ここにあらずでした。

こんな定番の、誰でもやったことのある鎌倉・湘南デートが、本当に感動的な、宝物のような最高のデートに感じられていたからです。結構しっかり感動した私は、涙をこらえながら「そうだね~」なんて相槌を打っていました。うるうるしていたのは、もしかすると妻にもばれていたのかもしれませんが。


 妊娠が分かってからというもの、もちろん妻のことはずっと愛していますが、それでも我々はどうしても「機能」としての家族の在り方を意識する日々が多かったように思います。いつ仕事から帰ってくるのか?今日のご飯は何にしようか?親族挨拶はいつ行こうか?妻の体調は大丈夫だろうか?

 もともとお互いが好きで付き合い、結婚したはずの我々は、そんなお互いの気持ちやドキドキを「当たり前にそこにあるもの」と感じながら過ごしていたように思います。その信頼感があってこそ、機能的な会話が中心の生活でも、仲良くやっていけているのでしょう。しかし、この普通の鎌倉・湘南デートで得られたドキドキで、自分の気持ちを再確認したように思います。


「ああ、やっぱり私は妻のことが好きなんだな、この好きはいつも伝えているけど、全然伝え足りてないな、妻といることはこんなにも幸せだったのか!」



4.私は、わくわくする瞬間を意外に見落としていた

 コンビニに陳列された缶ビール、定番すぎて逆にやらない鎌倉食べ歩きデートやサザンを流しながらの湘南ドライブ、妻と二人きりのデート、私の周りには、わくわくする豊かなものが溢れていました。

定番のコクリコ。クレープを待っている時間も愛おしい


そんなものを見落としながら、毎日に変化がないかのように、ちょっと退屈なような気持ちを抱えながらすごしていた私。この旅行は、そんなわくわくを見落としていた自分を再認識する旅行になりました。


ああ、俺の周りには豊かなものがたくさんあって、その一つ一つが実は幸せで、そしてこの幸せな時間はもう戻ってこないんだな。息子の成長も、妻とのデートも、すべてがかけがえのない、一生で今しかない貴重な体験なんだな。


 そう思うと、泣き止まない息子や夜一緒にゲームをしている妻が、いつもよりもずっと愛おしく思えてきました。こんなに泣きじゃくる息子も今しか見れないかもしれない。妻と一緒にゲームできるなんて、まるで彼女だった時みたいで夢のよう。仕事のことも考えず、家族と一緒に過ごすことに集中できるなんて、本当に夢でもみているようです!


 ついつい気分が高まって、寝かしつけた後の息子へ「愛してるよ」と
そっと一言。本当は一緒に寝かしつけてくれた、後ろにいる妻に言ったんだ


もちろん、息子も愛しているぜ!


 この旅行から帰ってしばらく、私はずっと家でもランニング中でもサザンを聴いています。


妻は「またサザン?余韻に浸ってるね~」と茶化しますが、そりゃあそうです。あんな夢のような時間を過ごしたんです、余韻は引きずれるだけ引きずりたいですからね。


サザンを聴きながら、あの缶ビールの、ドライブのドキドキを思い出しながらの家事は、作業的でなくとても貴重な感じがします。
わくわくやドキドキはこんなに近くにあったんだなあ、そんな実感をした旅行とデートでした。


そしてこの日記を書ききった今日、ランニング終わりに妻へ小さなプレゼント。近所のファミマにない!と残念がっていたので、ランニングついでにファミマを探索して購入。愛する妻が喜んでくれるなら、それでいいんだ

妻はケンティーの大ファンである



5.1年後の私へ

息子はマームガーデン葉山で初めてバウンサーに乗り、すやすや眠りました。バウンサーに乗せれば置けるのか!と、寝かしつけが楽になるかもしれない可能性に妻と感動しましたね。

コンビニの缶ビール、妻と二人きりでの鎌倉デート、あっという間に成長する息子。そんな、普段は身近にあるけど実は気づかない、小さな幸せに気づいた旅行の余韻に浸りながら、今この日記を書いています。


2027年の私は、そんな小さな幸せを見逃すことなく、毎日楽しく生きていますか?

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