聖女じゃない、ワケワカラン私の物語
雨上がりの午後。私は鏡の前で、昨日「オバサン」を自称した自分を思い出して少し笑った。
世間が求める「正しいカウンセラー」の姿なら、もっと上品で、もっと整理された言葉を使うべきなのかもしれない。
でも、私は知っている。
「正しさ」という定規で自分を測り続けることが、どれほど人の心を削り取っていくかを。
第1章:正しさの檻
「学校に行かなきゃいけない」
「大人なら、ちゃんとしなきゃいけない」
街を歩けば、どこもかしこも「正解」の看板だらけ。
かつての私も、その重さに息が止まりそうになっていた一人だった。でもね、気づいちゃったの。正しさなんて、人の数だけある。だったら、たまには「正しくない自分」がいたって、いいじゃない。
私はプロフィール写真を眺める。そこにはお澄まし顔の私がいるけれど、今の私は「自分を諦めるんじゃねー!」と叫びたい、口の悪い、お節介なオバサンだ。
「どっちも、私なんだよね」
第2章:お節介ババアの招集
政治も、難しい哲学も、正直よく分からない。
けれど、心がボロボロになって「もう終わりだ」と膝をついている人に、「何度でもやり直せる」と伝えることだけは、私の魂が知っている。
私はキーボードを叩いた。
「学校なんてサボっていい」「死ぬほど辛いなら、全力で逃げていい」
そんな、世間から見れば「正しくない」かもしれない言葉たち。
でも、綺麗な言葉で包んで届かないのなら、私は剥き出しの自分の言葉で叫びたい。
「勝手に自分を諦めるんじゃねーーー!」
その叫びは、画面を超えて、誰かの暗闇に小さな光を灯し始めた。
第3章:五分間の交換
スマートフォンの通知が鳴る。
今、絶望の淵にいる誰かからの連絡だ。
「騙されるんじゃないか」
「怪しいオバサンなんじゃないか」
不安なら、交番のお巡りさんに聞いてみてよ。私はただの、子供の避難訓練にも行く、どこにでもいるお母さんで、そして世界一のお節介焼きなだけ。
私は、今日という一日のスケジュールを真っ白に書き換えた。
「5分だけ、私に時間をちょうだい」
その五分があれば、死んだように生きる世界から、ほんの少しだけ顔を上げられるかもしれないから。
ワケワカラン愛を込めて
娘の笑い声が聞こえる。
口が悪くて、ワケワカラン私だけど、そんな私だからこそ救える心があると信じている。
正しいところも、正しくないところも、全部抱えて生きていく。
だって、それが「人間」ってことでしょう?
窓を開けて、私はもう一度、見えない誰かに向かって心の中で呟く。
「大丈夫。逃げてもいい。何度だって、ここから始められるんだから」
一般社団法人パラダイス・バードのカウンセラー紹介
TEAMS PARABA | paradisebird
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