いつか子どもに渡したい。私が毎日、成長日記を書いている理由
私は、娘と息子それぞれの成長日記を書いています。
といっても、毎日びっしり書いているわけではありません。
スケジュール帳に、
「今日はトイレ成功した」
「こんな面白いこと言ってた」
「よく笑ってた」
みたいなことを、二言くらい。
それとは別に月に一度、身長や体重、そのとき好きな遊びや食べ物、できるようになったことなど、その1か月の成長を少し長めに書いています。
自分の日記も合わせると全部で3冊。
毎日20分くらい、日記を書く時間を作っています。
書こうと思ったのは、まだ妊娠中のとき
子どもの日記を書こうと決めたのは、娘が生まれる前でした。
私は昔から、
「今ある毎日が、ずっと続くとは限らない」
みたいなことをよく考えるタイプです。
だから妊娠中に、もし将来何かあって、私が直接伝えられなくなったとしても、
「あなたのことをこんなに大切に思ってたよ」
ということだけは、何かに残しておきたいと思いました。
それが日記を書き始めた一番の理由です。
私自身、母の愛に助けられたことがある
もう一つ理由があります。
私は思春期の頃、すごくつらい時期がありました。
自分の価値が分からなくなったり、気持ちが不安定になったり。
そんなときに私を支えてくれたものの一つが、母親からの無償の愛でした。
何ができるから大切とか、何かで成功したから大切とかじゃなくて、ただ自分だから大切にしてくれる人がいる。
そのことにすごく助けられました。
だから自分の子どもたちにも、
「何かができなくても、失敗しても、あなたの価値は変わらない」
と思っていてほしいです。
もし将来、自分の存在価値が揺らぐくらいしんどい時期が来たら、この日記がほんの少しでも支えになったらいいなと思っています。
「ありがとう」もたくさん書いている
日記には、できるようになったことだけじゃなくて、自分の気持ちも書きます。
振り返ると、「ありがとう」が多い気がします。
生まれてきてくれてありがとう。
今日も元気でいてくれてありがとう。
こんな面白いこと言って笑わせてくれてありがとう。
子育てしていると、もちろん毎日幸せなことばっかりではありません。
しんどい日もあるし、「もう疲れた〜」って思う日もあります。
でも日記を書くと、一日の最後に、
「今日もいろいろあったけど、幸せやったな」
と思えることがあります。
残したいのは、特別な日より何気ない毎日
「絶対に忘れたくない特別な出来事は?」と聞かれても、実はあまり思いつきません。
誕生日や旅行ももちろん大切です。
でも私が残しておきたいのは、それより何気ない毎日なのかもしれません。
変な言い間違いをしたこと。
急にできることが増えたこと。
今はこの食べ物ばっかり食べてるな、とか。
今日はやたら甘えてきたな、とか。
そのときは毎日見ているから当たり前なのに、きっと数年後には忘れてしまうこと。
それを残しておきたいです。
たまに昔の日記を読み返して、
「あの頃こんなんやったんやな」
「幸せやったな」
と思えたら、それでいい。
子どもの成長記録でもあるけど、私にとっては、自分の人生の記録でもあります。
書けない日は、普通に空白
こういう話を書くと、毎日欠かさずきっちり書いているように見えるかもしれませんが、全然そんなことはありません。
忘れる日もあります。
後から思い出せたら書くし、どうしても思い出せなかったら、その日は空白のままです。
それでいいと思っています。
完璧に記録することが目的ではないから。
一行でも二言でも、そのときの子どもの姿や、自分の気持ちが残っていれば十分です。
だから今のところ続けられているのかもしれません。
いつか、大人になった子どもたちへ
この日記は、子どもたちが成人した頃に渡したいなと思っています。
ただ、もしその前にすごく悩んでいたり、自分に自信をなくしていたりしたら、もっと早く渡すかもしれません。
そのときに、
「自分って、こんなに愛されて育ったんやな」
と思ってほしい。
そして、
「自分は存在しているだけで価値があるんや」
って、少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
日記を読んで泣いてくれてもいいし、
「こんなん書いてたん?笑」
って笑われてもいい。
ただ、どんなときも大切に思っていたことだけは伝わってほしいです。
今日の普通も、いつか懐かしくなる
今は娘も息子もまだ小さくて、毎日一緒にいるのが当たり前です。
でも、この毎日もずっとは続きません。
今の声も、今の言い方も、今好きな食べ物も、来年にはもう変わっているかもしれない。
だから私は今日も、ほんの少しだけ書いておきます。
特別なことがなくても、
「今日も元気やった」
「こんなこと言ってた」
「ありがとう」
それくらいでいい。
大好きな人が存在していて、一緒に何気ない毎日を過ごせることは、当たり前じゃない。
だからこそ、今ある幸せを忘れないために。
これからも、書ける日は少しずつ残していきたいと思います。
