TALES掲載【第8話】ノスタルジック・ファンタジー/ヒューマンドラマ『感情の忘れ物7 上野・結城編 ~終着駅の重さ~』第8話:老管理人の忘れ物(前編)
こんにちは、田中パスタです。
本日も、東京の各駅を舞台に、他人の感情を視認する特殊な能力を持つ駅員たちの、騒がしくも温かい群像劇、連載小説『感情の忘れ物 ~Emotional Lost And Found~』をご紹介します。
今回は第7シーズン『上野・結城編 ~終着駅の重さ~』の第8話『老管理人の忘れ物(前編)』です。
ぜひご覧ください!✨✨
✉ 第8話 ~老管理人の忘れ物(前編)~
定年退職まであと3日。結城はついに自分自身の忘れ物が眠る木箱と対峙する。若き日の彼が、妻のために夢を諦めたことで生み出してしまった強烈な後悔とドス黒い恨み。自身の醜さに押し潰されそうになる結城だったが、思いもよらない古い封筒を見つけ出す。
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🚉『感情の忘れ物7 上野・結城編 ~終着駅の重さ~』(第7シーズン 概要◆ジャンル:ノスタルジック・ファンタジー/ヒューマンドラマ)
“―― あなたが背負う その『重さ』は、誰かを深く愛した証。北の玄関口で紡がれる、魂を揺さぶる最後のバトン ――”
◆ 舞台は、かつて無数の人々が重い荷物と情念を抱えて降り立った「北の玄関口」・上野駅。
地下深くの薄暗い遺失物取扱センターに佇む、定年退職を数日後に控えた六十五歳の老管理人・結城(ゆうき)。
彼には、物体に宿る「遺された感情の重さ」を、物理的な質量としてその身で感じる特殊能力『感情の重量計(スケール)』があった。
昭和中期。戦時中の動物の迷子札、集団就職の切符、ヤミ市を生き抜いた男のライター。
他のセンターでは預かりきれない、時効を迎えた「あまりに重い古い感情」を、結城はただ淡々と代わりに背負い、その人生の証を肯定し続ける。
しかし、他人の重さは量れても、結城自身が四十年間目を背け、保管庫の最奥に封印し続けてきた「亡き妻への後悔と恨み」という、誰よりも重い忘れ物を抱えていた。
退職を前に彼が自らの歴史と対峙する時、静かで深い涙の奇跡が訪れる――。
去りゆく世代から、未来を担う若い能力者たちへ受け継がれる魂のバトン。
全10話(順次公開)。読後、あなたの心は涙と共に驚くほど軽くなる。
ハンカチをご用意してご覧ください。
◆ 著者プロフィール / その他の作品
普段は、日常のちょっとした隙間に読める掌編・短編小説を執筆しています。クスッと笑えるお話から、少しビターな結末まで。よろしければこちらのメインブログに遊びに来てくださいね。✨
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