「ねぇ、聞いて!」を大切に。 日常に寄り添う対話の場にかける想い
こんばんは、ぺくです。
対話やインタビューを通して、
楽しみながら自分を知り、
自分のストーリーを捉え直す
時間を届けています。
運営する
「対話と物語のアトリエ」が
8月25日で1周年を迎えます。
今回は、
この1年を振り返り、
今の気持ちを
改めて書き残しておきたく、
記事にすることにしました。
🎧 音声で聴きたい方へ
この記事は、私自身の声でも朗読しています。
移動中や家事の合間など、
耳で楽しみたい方はこちらからどうぞ。
「ねぇ、聞いて!」を置ける場所を
はじまりは、
「よりみちトークルーム」という
たったひとつのサービスでした。
「対話と物語のアトリエ」が
できあがる少し前、
7月の中頃に生まれました。
この頃はまだ、
たくさんサービスをつくろう
という気持ちがあったわけではなく、
ただただ、
日常の何気ない
「ねぇ、聞いて!」を
気軽に置きに来れる場所をつくりたい
と、思っていました。
「よりみちトークルーム」を
立ち上げようと思った、少し前のこと。
Instagramを見ていると、
フィリピン・セブ島で過ごした頃に
同僚だった、フィリピン人スタッフの方が
続々と、結婚報告を上げている時期があって、
ちょっとした「結婚ラッシュ」が起きていたんです。
盛大な結婚式の様子、
幸せそうに笑うカップルの姿や
それを取り巻く友人たちの
華やかな装いと満面の笑顔…
どの写真を見ていても、
「わぁ、よかったなぁ〜♡」
と、ニコニコが止まらない。
しかも・・・「ラッシュ」です。
それが、2〜3人続いていました。
あの頃は日々、
幸せのお裾分けをもらっている感じで、
SNSを眺めているだけで幸せでした。
「なんかさ、最近嬉しいんだよね〜」
そんな話を、
誰かと、シェアしたかったんです。
でも、
こんなオチのない話を、
誰かに聞いてもらうのも、
なんとなく気が引けるし、
そもそも、
相手にとって身近でもない人が
結婚した話なんて、興味ないよね…。
仮に、
同僚たちをよく知っている、
日本人の同僚だった方に話すにも、
いきなりメッセージして
話すほどのことではないし…。
そんなことを思い始めると、
どうにも、シェアできる人が見当たらない。
仕方ないから
Xで呟いてみようか…と思って
ポストを書こうとしたけど、
ここでもやっぱり、
オチもないし、
上手くまとまらずに断念。
そのときに、思ったんです。
もっと気軽に、
オチのない話も含めて
シェアできる場があったらいいのになぁ
と。
というのも、
私たちの日常では、
「オチ」や「結論」を求められることが
わりと多くないでしょうか。
特に、仕事の場では、
「結論ファーストでお願いします!」
「結局、ぺくさんは何が言いたいんですか?」
などなど、
明確な意見や結論が常に求められます。
しかも、「スピード感」をもって。
でも、
「話しながら整理される」ことだって
間違いなくあるし、
ぽろっとその場に置いてみた
何気ない雑談から、
思わぬ展開や発見が起きることも
たくさんあります。
少しの時間でいい。
オチや結論、意味や意義は
わきに置いたうえで、
「ねぇ、聞いて!」
ただただ
そう思った気持ちとともに、
誰かと一緒に日常を眺め直す時間を
持てる機会と場所をつくりたい。
そんな想いから、
まずは、動き出しました。
自分の歩みを誇れる人を増やしたい
一歩踏み出して
しばらく経ったときのことです。
とあるPodcastで
私自身のストーリーを
お話させてもらう機会がありました。
*そこに至るまでのお話の詳細は、
過去記事に譲ろうと思います。
これまで、
等身大で語ってくれていた
運営のみなさまのストーリーが、
長らく見ないようにして、
封じ込めてきた自分自身の気持ちを
そっと癒してくれるようで、
とても大好きだったPodcast。
その場で、
今度は私自身がゲストとして、
自分自身の心のトゲも含めて語り、
丁寧に受け止めてもらいました。
このPodcastでの
聴き手としての体験、
そして、
語り手としての体験を通して
私自身が、
ずっとネガティブに捉え続けていた
自分自身のことや、
これまでの経験のことを捉え直し、
そんな自分だからこそ、
伝えられること・届けられるものが
あるのではないか。
そう思えるようになりました。
加えて、
長くインタビュアーとして
活動してきたなかで、
「自分だからこそできること」を
認識したときの起爆力や勢いのすごさも、
たくさん目にしてきました。
取材前後の変化を通して、
どんな人にも、
その人ならではの想いと経験があって、
だからこそ、紡げるストーリーがある
そう確信していたし、
ストーリーを紡ぐうえで、
「対話」は間違いなく力になると
信じていたんです。
これまで見てきたこと、
Podcastを通じた自身の経験が、
すべてつながったように感じたとき、
自分のストーリーを
愛し、誇れる人を増やしたい。
その想いを胸に、
「対話と物語のアトリエ」を開設し、
その後、数ヶ月にわたって、
想いを実現するための
さまざまなサービスを創り上げてきました。
言葉にすることで、少しずつ前に進める
この1年間、
さまざまな方と
対話を重ねてきました。
アトリエに
お立ち寄りくださった
背景はさまざまですが、
この場を通じて
ご自身の想いや考えを
言葉にされていくなかで、
目の前の不安や焦りを
一度言葉にして整理したことで、
前を向いて歩き出せたり、
「やりたい!」
「こうしてみよう!」を
どんどん新しい一歩につなげていたり…。
意識していなかったことが、
じつは、大切な価値観だったと気づき、
またひとつ、“大切にしたい自分”を
見つけた方もいらっしゃいました。
これまでの歩み、目の前の日常、
そして、そこで動いた気持ち…。
改めて眺め直して、
言葉にしてみたからこそ、
自分のなかにストンと落ちる感覚がして、
少しずつ、前に向かっていける。
対話を重ねてきた方々の
前に進んでいかれる姿を
間近に見ながら
改めて、
「言葉にする」
ことのパワーを感じています。
そして、
お越しくださったみなさんが、
自分について
新しい発見をされた瞬間、
目標に向かって
一歩踏み出すことを決めた瞬間、
SNSなどを通して
対話のなかで見出したアクションを
実行に移されたことを知ったとき、
対話を重ねていくなかで、
前向きな気持ちを取り戻し、
着実に歩みを進めていると、
対話のなかで教えてくださったとき・・・
いつも、
とても嬉しく思っています。
これからも、日常にそっと寄り添える場を
私が届けているものは、
何かが劇的に変わったり、
目に見えてわかりやすい
成果が現れたりするような
サービスではないかもしれません。
だからこそ、
すごく正直なところ、
「どうすればもっと届けられるか」
「何を伝えれば、魅力や意義が伝わるのか」
いまだにすごく悩みます。
それでも、
誰かが
自分の本音や
大切な価値観に気づいたり、
これまで歩いてきた道のりを
少し違った角度から
眺められるようになったり、
「やってみたい」と思ったことに
一歩踏み出したり…。
この1年、
そんな瞬間を
たくさん見せてもらいました。
だから、
2年目も、その先も…
誰かの日常や
日々を生きる歩みに
そっと寄り添い続ける場を届ける
その想いを大切に、
歩き続けようと思っています。
「ねぇ、聞いて!」を
飲み込まなくて済む人が、
ひとりでも増えることを願って。
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