日本語で会見した豪州の政治家とは?
オーストラリアの記者会見で、日本人記者から質問されるとそのまま流暢な日本語で回答した政治家が話題になっています。
その人物が、One Nation(ワン・ネーション)のNSW州リーダー、マイク・ニューマン(Mike Newman)氏です。
「日本語がうますぎるけど、いったい何者?」
気になったので経歴や政治的な立場を調べてみました。
結論:日本で約25年働いていた経済人
ニューマン氏は単に日本語を勉強した政治家ではありません。
約25年間、日本で生活・勤務した経験を持っています。
金融・投資分野で働いた後、NSW州政府の東京駐在・上級貿易投資コミッショナーも務めました。
妻も日本人で、日本との関係はかなり深い人物です。
そのため、記者会見で日本語を普通に使えたのも納得できます。
なぜOne Nationに?
ここが一番気になるところです。
One Nationといえば、党首ポーリン・ハンソン氏が過去にアジア系移民について強い発言をしたことで知られ、現在も移民抑制を強く主張しています。一方のニューマン氏は日本に長く住み、妻も日本人です。
一見すると矛盾しているように見えます。
しかしニューマン氏本人は、One Nationを人種差別的な政党とは考えておらず、「移民を制限すること」と「外国人を嫌うこと」は別という立場を取っています。
日本を評価しているのも興味深い
ニューマン氏は日本や韓国について、自国の文化に誇りを持つ成功した国として評価しています。
つまり、「外国との交流はする。しかし自国の文化的な軸は維持する」という考え方です。
日本で長期間生活した経験が、逆にこの考え方に影響している可能性もありそうです。
外国企業や投資にはむしろ積極的
ここもOne Nationのイメージとは少し違います。
ニューマン氏は海外との貿易や投資には積極的で、特に日本・韓国・インドを重要視しています。
考え方を簡単にすると、
大量移民は抑える
↓
外国企業や資本は呼び込む
↓
オーストラリア国内に投資してもらう
↓
国内で雇用や産業を作る
という方向です。
「外国を排除する」というより、人の大量流入と海外からの投資を別々に考えているわけです。
政策はかなり「小さな政府」寄り
ニューマン氏が主張している政策を見ると、One Nationに参加した理由も見えてきます。
給与税の削減、行政組織の縮小、規制削減、石炭火力の維持、原子力発電の導入などを主張しています。
NSW州政府で働いた経験から、政府内部で税金が非効率的に使われているとも批判しています。
かなり簡単に表現すると、「政府を小さくして、税金と規制を減らし、民間企業にもっと仕事をさせよう」という考え方です。
この経済思想がOne Nationと一致したことも、入党した大きな理由と考えられます。
自分の見方
個人的に面白いと思ったのは、日本語を話せること以上にOne Nationの従来のイメージとニューマン氏の経歴のギャップです。
日本に約25年間住み、妻も日本人。
その一方で移民抑制を掲げるOne Nationの州リーダーになっています。
しかし、詳しく見ていくと、「外国人を排除したい」ではなく、「移民数は抑えるが、外国との貿易や投資は積極的に行う」という考え方なので、本人の中ではそれほど矛盾していないようです。
むしろ今後注目したいのは、ニューマン氏の存在によってOne Nationが、「反アジア的なイメージを持つ政党」から「移民は抑制するが、日本などアジア諸国との経済関係は重視する政党」へ変わっていくのか?というところ。
2027年のNSW州選挙に向けて、マイク・ニューマン氏は日本から見ても少し気になる政治家になりそうです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今日の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
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それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
主な情報源
・ABC News Australia
・The Guardian Australia
・7NEWS Australia
・Mike Newman氏 LinkedIn
・オーストラリアNSW州関連報道
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