アイデアが散らかっても大丈夫。サクラエディタで一瞬で整う思考術
一人でアイデアを出していると、気づけばメモがどんどん増えていく。
最初は順調でも、しばらく続けるとこう思う瞬間がある。
「これ、前にも書いた気がする…」
「似たような言葉ばっかりだな…」
「量は出たけど、整理するのが大変そう…」
これは、誰がやっても起きる自然な現象だ。
人間の思考は、同じ方向性のことを少しずつ言い換えながら掘り下げていく。
だから、似たワードが増え、方向性が散らばり、メモが“カオス”になるのはむしろ正常だ。
問題は、そのカオスを前にしたときに、
「ここからどう整理すればいいんだ…」と気力が萎えてしまうこと。
そこで僕がよく使うのが、サクラエディタの「ソート」と「重複削除」。
これは単なる便利機能ではなく、
一人ブレストで生まれた“ノイズの山”を一瞬で整理し、推進力を取り戻すための道具になる。
サクラエディタでのソート+重複削除が効く場面(一人ブレスト)
一人でブレストをしていると、似たようなアイデアが大量に出てくる。
「効率化」
「時短」
「作業時間の短縮」
「ムダを減らす」
「生産性」
「効率」
「効率アップ」
これらは全部“違う言葉”だけど、実質的には同じ方向性を指している。
こういう“似ているけど違う”ワードが積み上がると、リストは一気にノイズだらけになる。
そして、手作業で仕分けしようと想像した瞬間に、心が折れる。
ここでサクラエディタの出番だ。
名詞で書き出す
ソートで似たワードが自然に並ぶ
重複削除でノイズが一瞬で消える
この流れだけで、カオスが「構造」に変わる。
サクラエディタでソート+重複削除を行う手順
サクラエディタにより、簡単にソート(並べ替え)と重複行の削除を行うことができる。
以下に実施した例を示す。

1. カオス状態のワードを貼り付ける
一人ブレストで出したワードを、そのままサクラエディタに貼り付ける。
(例:先ほどの「効率化/時短/収入アップ…」などのリスト)

2. 全選択する
Ctrl + A
(メニューの「編集 → すべて選択」でもOK)
3. ソートを実行する
メニューから
「編集」 → 「整形」 → 「ソート」
を選ぶ。
昇順(A→Z)でOK
「重複行を削除」はここではチェックしない(後でやるため)
ソート後、似たワードが自然に並び始める。

4. 重複削除を実行する
メニューから
「編集」 → 「整形」 → 「重複行削除」
を選ぶ。
完全一致の行だけが一瞬で消える
リストが一気に軽くなる

5. 並んだ似たワードを見て“意味の重複”を手動で捨てる
ここはキャプチャではなく文章で説明する部分だけど、
ソート後の画面を見ながら、
「効率化」「効率アップ」「生産性アップ」など、
意味が近いものをまとめて削る。
これで“核”だけが残る。
一人ブレストを行うと有効な場面
一人ブレストの詳細はこちら
https://note.com/peperoncino_11/n/n57bcd294590e
一人ブレストは、誰にでも必要な“自分との対話”だ。
特に以下のテーマは、ノイズが溜まりやすく、整理が難しい。
これからの働き方
副業や収入アップのアイデア
ブログや発信のテーマ
生活を良くする改善案
会社の業務改善
新商品のアイデア出し
こうしたテーマは、書き出すほど似たワードが氾濫し、カオスになる。
だからこそ、後処理が強いと一気に前に進める。
一人ブレスト → サクラエディタによる整理 → 一人会議
僕がよく使う流れはこの3ステップ。
1. 一人ブレスト(カオスを生むフェーズ)
とにかく名詞で書き出す
同じ言葉が出ても気にしない
方向性が散らばってもOK
ノイズが増えるのは正常
ここでは「量」がすべて。
2. サクラエディタで整理(カオスを構造に変えるフェーズ)
ソートで似たアイデアが自然に並ぶ
重複削除でノイズが一瞬で消える
並んだ似たワードを見て“捨てる判断”がしやすくなる
ここで一気に視界が開ける。
3. 一人会議(判断するフェーズ)
残ったワードを見て方向性を決める
優先順位をつける
次のアクションに落とし込む
この流れが、推進力を生む。
有効である科学的根拠
心理学や認知科学の観点からも、この方法は理にかなっている。
人間の脳は“未整理の情報”に強いストレスを感じる
→ 情報量が多いほど、判断能力が落ちる(認知負荷の増大)似た情報が散らばっていると、脳は“分類”にエネルギーを使う
→ ソートで並べるだけで負荷が大幅に減る重複情報は“ノイズ”として脳の処理を邪魔する
→ 重複削除でノイズが消えると、脳のワーキングメモリが解放される視覚的に整理された情報は、判断が速くなる
→ ソート後のリストは“意味のまとまり”が見える
つまり、
ソート+重複削除は、脳の負荷を下げ、判断力を回復させる“科学的に合理的な方法”
と言える。
最後に
一人ブレストは、どうしてもカオスになる。
でも、そのカオスは創造の証拠であり、恐れる必要はない。
サクラエディタのソートと重複削除は、
そのカオスを一瞬で整理し、推進力に変えてくれる。
だから、安心して散らかしていい。
安心してノイズを生んでいい。
その先にある“核”を見つけるために。
最後まで読んでくれてありがとう。
次回をお楽しみに!
参考文献
認知負荷の学習効果に関する実験的検討(人工知能学会研究会資料)
(名古屋大学 × 帝京大学 × 近畿大学)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsaialst/79/0/79_20/_pdf/-char/ja
ブレインストーミング再考 ― 意味のイノベーションにおけるブレインストーミングの解釈に関する一考察(近畿大学)
https://kindai.repo.nii.ac.jp/record/22449/files/AN10437975-20211231-0327.pdf
