アドラー心理学〜子どもの頃の絵に映った私〜
ふと、小学生の頃に描いた絵を思い出した。
夏休み明けに「思い出」として描いた一枚。
キャンプに行ったときのこと——
私と弟、それからロッジに太陽も描いたら、
いつも人物はすごく小さくなってしまった。
でも、周りの子たちの絵は違った。
人物が大きく、堂々と描かれていた。
「どうしてみんな、あんなに大きく人を描けるんだろう?」
不思議だった。
そして、いま気づいたことがある。
あの絵の中の「小さな自分」や「小さな人たち」は、
私の心の中にあった「世界との距離感」や「自己認識」を表していたのかもしれない。
「私は、世界の中で小さな存在だ」——
そんな無意識の感覚が、あの絵にあらわれていたのかも。
心理学では、自分を控えめに感じていた子どもや、
感受性が高くて空気を読む力が強い子どもは、
絵の中で人を小さく描きやすいと言われている。
また、自分の思いや感情を出すことが怖かったり、恥ずかしかったりすると、
人物を小さく描く傾向もあるそうだ。
でも、もう私は知っている。
もう太陽を大きく描く必要はない。
私自身が、太陽でいられるなら。
