【香水レビュー】EAU DE CASHMERE / GUERLAIN(オー デ カシミア / ゲラン)|香水研究ノート「香水解剖書」
1.【香水プロフィール】
ゲランのなかでも、より親密でプライベートな時間を彩るために生まれた〈レ マティエール コンフィダンシエル〉。その名の通り、カシミアのセーターを素肌に纏うような、究極の心地よさを追求した「肌に寄り添う」フレグランスです。
発売日: 2014年
調香師: (Guerlain In-house Perfumer)
香りの構成:
トップノート: ベルガモット、マンダリン、ベイローズ
ミドルノート: イリス、ラベンダー、シダーウッド
ラストノート: ヘリオトロープ、ホワイトムスク、ベチバー
2.【解剖書】

3.【パーソナリティ】
ほのかに香る清潔感はTPOをしっかり弁える、自立したクールタイプやクラシックタイプにおすすめです。というのもこの二つのパーソナリティーは相手への配慮を大切にします。主張するためではなく、自らの品格を整えるために纏う。そんな控えめで知性溢れる振る舞いが、この香りの持つ『静かなる清潔感』と一致します。
この清潔感あふれるフレッシュで軽やかな香り。肌に薄い清潔感というヴェールを纏ってくれる香りは、この2つのパーソナリティーが求めているような作品です。
4.【香水レビュー】
香りは、ベルガモットの穏やかで爽やかな香りから始まります。
そこにラベンダーでリネンのような清潔感を感じさせながらもベイローズで軽やかなアクセントを加えます。そこにイリス、ヘリオトロープ、ホワイトムスクのアコードがコットンのように優しく柔らかいタッチへ導きます。ラストのベチバーが瑞々しさをラストまで水の流れるように持続させてくれる。そんなウッディーが肌をなめらかに滑らせるかのような感覚です。
軽やかで心地よい清潔感。カシミアの水。水の表現はベルガモットの瑞々しさで表現しているように捉えられます。そのベルガモットが紅茶のような印象も少し感じられます。
そこにパウダリックなイリス、ヘリオトロープが瑞々しさを包んでくれます。軽やかで繊細、肌にのせると清潔感と心地よさを与えてくれる。そんな親しみやすく寄り添ってくれる香りです。
まさにオーラのように纏う。それは日本人が求めてる香りの「さりげなさ」ではないでしょうか。本当に肌の上に薄い美しい香りのヴェールを纏えるような、優しく清潔感ある香りです。心地よさを大切にする方には見事にフィットするでしょう!
