【香水レビュー】BERGAMOTE CALABRIA / GUERLAIN(ベルガモット カラブリア / ゲラン)|香水研究ノート「香水解剖書」
1.【香水プロフィール】
発売日: 2017年
調香師: Delphine Jelk, Thierry Wasser
香りの構成:
トップノート: ベルガモット、プチグラン・ビガラード
ミドルノート: カルダモン、ジンジャー
ラストノート: ウッディノート、ホワイトムスク
2.【解剖書】

3.【パーソナリティ】
穏やかかつ摘み取った瞬間のベルガモットと、イタリアの地にいるような感覚を味わえる香りは、ナチュラルタイプの方におすすめです。 単に「すっきり」したシトラスというよりは、心地よさを伴う香りに包まれるような感覚。清潔感を保ちながらもリラックスしたい時に、日常にそっと寄り添います。
4.【香水レビュー】
ベルガモットを摘み取る瞬間を描いた作品は、付けた瞬間から瑞々しく、かつ輝かしいベルガモットが穏やかに流れるように広がります。
そして、ジンジャーとカルダモンのスパイスが次第に広がります。この2つの素材がシトラスの瑞々しさを引き締めながら、軽やかさと共に躍動感を強調しています。このスパイスによる瑞々しさが、ベルガモットを摘み取った瞬間に皮から弾けるフレッシュなエッセンスをリアルに描いているようです。
爽やかさと心地よさを同時に感じられ、まさに幸せなひと時を過ごすことができそうな作品。イタリアを舞台にした作品にスパイスが多用されるのは、カラブリアの「乾燥した空気」と「さんさんと照りつける太陽の熱」を表現をしているのではないかと思わせます。
私はイタリアに訪れたことはないのですが、からっと乾燥した気候なんだろうと想像させてくれます。というのも他のブランドでもイタリア=シトラス+スパイスの組み合わせが多いからです。カラッとした印象をスパイスをふんだんに使うことで、シトラスの瑞々しさが活かされる。シトラスの自然の恵みを堪能するためにこの乾燥した空気感というのは引き立て役のような存在です。
