人の目線が気になる僕が、あえて派手な髪色に染める理由|考え過ぎてみた
「あなたはなんで人の目線が気になるのに、派手な髪色に染めているの?」
以前UIデザイナーとして勤めていた名古屋のIT企業で、僕がうつ病・HSPと診断を受けて休職をしていた際に、上司との面談で言われた一言です。
当時トラブルが続き、人との関わりに消極的になっていた僕は休職中に金髪、ピンクメッシュに髪を染めていました。(会社は髪色などが自由の風通しのいい環境でした)
確かに人の目線が気になるなら、大人しく黒の地毛で服装なども目立たないようなスタイルにする方が、見られるストレスも減って良さそうですよね。
例えば、金髪でロリータファッションをしている人と、黒髪でオフィスカジュアルなファッションをしている人のどちらに注目するかで言えば、基本前者でしょう。
きっと上司もそのように考えて、目の前の派手髪休職男がかなり矛盾を抱えた存在に見え、心配してくれていたのだと思います。
ではなぜ僕は派手な髪色に染めたのか?
答えはシンプルです。
「強そうだから。」です。
皆さんの想定からかなり外れているであろうバカっぽい解答に、思わず読むのをやめようとした方もいるかもしれませんが、後述する考え過ぎた結論を読めば、かなり納得感があると思うので、もう少々お付き合いください。
ちなみに上司にも最初に「強そうだからです」と答えた時には、ポカンとしていました。正常な反応ですね。
「人が自分を見ている=嫌」ではない
そもそも自分は人に見られること自体は嫌だとは思いません。むしろそれでポジティブな評価を得る分には、人に見られることが好きまであります。
ただし、ここに少し付け足しをするだけで一気にストレスを感じます。
それは「人がネガティブなイメージで自分を見ている(かもしれない)」というものです。
例えば皆さんも普段街中を歩いていて、道につまずきコケかけた時、周りから鈍臭い人と思われてそうで、恥ずかしい嫌な気持ちになりませんか?
自分もそういう時はもちろん恥ずかしい〜!穴があったら入りたい!ってなります。
ただ自分の場合、コケかけた時などのアクシデントに関係なく、人の目があるところでは常時そんな嫌な気持ち、考えになってしまうのです。
言ってしまえば被害妄想、ただの思い込みなんですが、うつ病・HSPの症状が酷く出ている時は、分かっているのに、この「かもしれない」が止められない状態でした。
一番酷い時には絶対にそんなことはないのに、人の視線を感じるたびに、背中に悪口が書かれた張り紙が貼られてるんじゃないかと思い込み、背中を触って確認してました。まさに不安の限界突破です。
こうした不安との戦いに疲弊し切った僕は、休職という選択をしたのですが、通勤がなくなったとはいえ、一人暮らしをしていく上でどうしても外出を要する用事がいくつも発生し、その度に不安と自分への嫌悪で体力とメンタルがゴリゴリ削れていきました。
クリニックにも通い、服薬をしたりなどのケアはしていましたが、根本的な解決は見えず、これはもう自分で何かを変えるしかないと一念発起しました。
正直このままじゃ不安に駆られる自分に殺されてしまうと思ってました。
そしてその時に出した結論が「髪を染めること」でした。
本当に?と疑いたくなる結論ですが、色々考え過ぎた結果(理由は後述します)1番簡単に効果がありそうだったのが「髪を染めること」だったのです。
そして、目論見通り「髪を染めること」による効果は絶大でした。
不安がいきなり0になることは勿論なかったですが、ある程度心を落ち着かせて外を出歩けるようになりました。
ではなぜ「髪を染めること」が「不安を軽減する」ことに繋がったのでしょうか?
「妄想の中の強い自分」を「現実」に
僕は休職する前からもそうでしたが、休職をしてからは現実を直視したくなかったこともあって、物語の世界により没頭していました。
物語の中では強そうなキャラクター達が芯を持ってアツいドラマを展開しています。
そうした展開を何度となく電子書籍で読む中で、書籍内のキャラクターとブラックアウトした時に映る自分の顔を見比べて気づきました。
自分もこのキャラクター達のようになればいい!と。
勿論僕の手からはかめはめ波は出ませんし、ゴムゴムのガトリングも打てません。
新世界の王になるだとか、ハンターの親父を追いかけたいだとかそんなストーリーもありません。
しかし見た目だけなら物語の中のキャラクター達のようになることができるかもしれない。そして身も心も強くなれるかもしれない。
実際強いかは置いといて、見た目が強そうな自分は他人から見た時には不安で怯える弱そうな自分よりもポジティブに見られそうだと考えたのです。
ただし見た目を変える上で、怠惰で疲弊した僕には筋トレという選択肢はありませんでしたし、服装は元々こだわりがあった分、特に変化を望めないということもあり、辿り着いた結論が前述した「髪を染めること」でした。
大学時代は青髪に染めていたりと、派手な髪色に染めることに対しては特に抵抗なかったため、即その日に染めに行きました。
すると、美容院の帰り道、ガラスから反射して映る自分の姿を見ながら、早速変化を実感しました。
なんか無敵感がある、なんか堂々とできる、そんな感覚。
派手な髪色が人からの視線という攻撃を守る鎧として機能しているように思えました。
久々に風を感じながら悠々と帰宅できた気がします。
帰宅後、髪を染めることでなぜ不安を軽減できたのか再び頭の中で考えをまとめてみました。
1.想像上の強そうな自分のキャラクターを現実で具現化した実感が自己肯定感を高めたこと
2.派手髪は人から物理的な距離を取られやすいので、人との間隔が常に空いていること
3.髪色に合う服装を考えたり、ヘアセットを考えたりして外出に対する楽しみができたこと
この3点が特に大きかったのかな〜と思いました。
そしてこれらの要因を一言に雑にまとめると「強そうだから」に帰結したのでした。
もし外出が怖い方がいたら、少しだけ強そうな髪色や服を選んでみるのもアリかもしれません。
まあ、僕の場合はそれが金髪ピンクメッシュだっただけで、皆さんに金髪ピンクメッシュにしろ!と言いたい訳ではないです(笑)
自分の機嫌は、自分自身をデザインすることで取っていきましょう!
本日もここまで読んでいただきありがとうございました。
たまにはこういうパーソナルな部分にも触れてnoteを書いていきたいと思います。
またよければふらっと覗きに来てください。
