フランスで見つけた迷子の日本語たち
海外で暮らしていると、街の片隅でふいに“日本語の影”を見つけることがある。
それは、しみじみ懐かしい——というより、「え、どうしてそうなった?」 とツッコミたくなる方向のものだ。
たとえば、これ。

ピンク色の大きなコンクリートブロックに、緑で 「ヨグン」 と描かれている。
ただ、字が素朴すぎて、「ソ」なのか「ン」なのか微妙で ヨグソ? ョグン? と迷う絶妙な“日本語っぽさ”。
レストランでは、メニューに “寸し” と書かれた Sushi。

裏巻き寿司はさらに進化して “転覆マキ”。
いや、転覆しちゃダメ。
頭を右に傾けると読める日本語らしいけど
— プチドラ@フランスでこころ豊かな生活を満喫中 (@Petite_Dra) September 27, 2022
ぐるぐる頭を回してみたけど、全然読めないよ🤪 pic.twitter.com/0UlDOoFjcf
観光地のお土産コーナーでは、「頭を右に傾けると読める日本語らしい」Tシャツが売られていたけれど、ぐるぐる回しても何も読めなかった。
もはや言語というより暗号。
海外にはこういう“迷子の日本語”がそっと溶け込んでいる。
正しくないけれど、どこか憎めない。
むしろ、見つけた瞬間にちょっと嬉しくなってしまう。
わざと間違える
— プチドラ@フランスでこころ豊かな生活を満喫中 (@Petite_Dra) September 20, 2024
仕掛け マーケティングか?
固いがclosed だったらopenは柔らかい? pic.twitter.com/B1RIMWiVbz
そして思うのだ。
ああ、日本語はこんなにも世界をさまよっているんだ、と。
誰かが「本物の日本語だ」と信じて使っているのかもしれないし、
ただの遊び心かもしれない。
異国で暮らす身には、思わず心がゆるむ小さな発見でもある。
そんな“迷子の日本語”に今度はいつ出会えるかな。
