聖霊の種が芽生えるとき
日本の西の果て、九州島の最北端、長崎県の平戸島(とは言っても今は平戸大橋で九州本土とつながっていますが)
歴史と祈りと、大自然が今も残る島、
400年前に日本で最初の西洋貿易港として世界に拓けていた場所であり、
倭寇や名だたる海賊の本拠地でもあった島であり、
シルクロードの日本の玄関口でもあった湊、
そんな古くから海を渡るさまざまな海洋民族の巣窟だった土地、海域、
海の神様(わたつみ)が今も健在する聖域とも呼べる場所に、
この春「Ocean Va’a ホクレア」という名前のカヌークラブ、
Ocean Va'a 葉山の姉妹クラブが誕生することになりました、
なんと言うことだろう、こんな日が来るなんて、と感動するのはわたしだけかもしれないけども、、、
カヌークラブというとなんだかスポーツやレクレーションの団体のようなイメージがあると思うけど、
「Ocean Va’a ホクレア」の目的は一言
” Paddle for Mother Earth “
直訳して
“ 母なる地球のために漕ぐ ”
そんな仲間が集う、共同体、ソサイエティなのです、
ハワイ語でホクレアとは
アークトゥルス(うしかい座α星)のことで、
喜びの星、祝い星、
"Star of Gladness"
という意味があります、
少しわたくしの話になってしまい恐縮だけど、、、、
わたしの母方のご先祖様が何代にもわたり、寒空の中、赤ふんどしと素手と手漕ぎ小舟で勇魚(クジラ)を追い、大陸に行商として渡り、海を漕ぎ、隠れて神に祈りを捧げていた、そんな島で、
私も中学生になる前までは毎年夏休みのたびに1ヶ月間はこの平戸島の、そのまた離島でもある生月島で暮らしていたという微かな記憶がある、
フェリーに揺られながら島に渡っていた記憶がある、
わたしが祖父につれられて小さな和船にのってよく海水浴に来ていた根獅子(ねしこ)という砂浜のすぐ隣の小さな入江にある鹿島浜
焚き火を絶やさずに海水から炊き出し手作業だけでつくる
自然とともに生きる、塩炊き屋がある
原始のマナが今も残る
生月、五島、対馬、壱岐の島々がのぞめる島の西側に
それはそれは美しい砂浜に
この春にホクレアと同じスピリットをもって、
母なる地球のために海に出る
そんなカヌークラブが誕生することになるのだ、
あの3.11 のあとの2011年夏、ここ葉山でただ普通に海に漕ぎいでることが心苦しくなり、鎮魂と地球のバランスを調えるために、「海からの巡礼の旅」という行脚(あんぎゃ)の旅をした、その旅の途中にV-1 Kalama Hoku で漕いで上陸したのがこの砂浜とヴァアとわたしとの最初の出会いだった、
しかし、この平戸島とヴァアとわたしの縁はもう少し年月をさかのぼる、
それは2007年、太平洋の西の果て、ポリネシアからだと北の果の果
私たちの国、日の本という名の島国に、ミクロネシアを経由してやって来たハワイのホクレア号は、平和都市長﨑の出島に寄港し、そのあと、ハワイ移民がたくさん出た都市、福岡へ向かう航海の途中でこの平戸島と九州本島との間の瀬戸を通過したのだった、
わたしもそのレグのクルーとしてホクレア号に乗船していた、
そのホクレアからの景色、平戸瀬戸を南から北上して平戸大橋の下をくぐり抜けた時の空気感は今もはっきりと憶えている、
平戸島を通過してその裏手にわたしのご先祖様たちが眠る生月島が見えた時は、涙が止まらなくなるほどに衝撃的で感動的だったのだ、
スーと何かが降りてきた、わたしに宿った、そんな感覚だった、
海を漕いで渡るという活動に命をかけはじめる、オハナや海を愛する人たちと出会う、はじまりの始まりだった、
遠い浪のかなたに金色の光があるようにみえた瞬間だったことを今も鮮明におぼえている、
それからというもの、わたしの人生はこの四方を海に囲まれた島国、世界に誇れる海洋国だった、この日本の大地に眠る、世界最古の海洋民族のスピリットを呼び覚ますことに魂を捧げている、
ホクレアの聖霊の種を蒔くことを始めたのだった、
少しでも自分の人生に真剣に向き合い、過去を振り返ったことがある人ならわかるだろう、
たまたまや偶然というのはなく、すべてが必然で毎日が奇跡の連続だということを、
その奇跡の連続の結果、目覚めた魂が共鳴し、これを読んでくれてるオハナや多くの人たちとこうして出会い、昨年の春にヒロシマ・ナガサキを漕いでつないだことで、佐世保に住む親戚で同じように生月にルーツをもつ10歳年下の従兄弟と、その奥様で奄美の歌姫で海洋民族のスピリットを色濃くもつ女性と、それまで以上に深くつながったのだ、そして昨年から今まで、Pilialohaというヒロシマ・ナガサキを漕いでつないだヴァアを置くためのハラウ(カヌー小屋)を仲間とともに砂浜と生け垣を開墾して作り、大切に保管してくれているその砂浜で海水から塩を炊き出し、農業で畑を耕し、古民家を再生し民泊などを手掛ける御夫婦と、
何度も玄界灘の海に愛を伝えながら漕ぐうちに、
わたしを含めてその5人の魂を、
海とヴァアが取り持つことで絆が深くつながり結ばれた、
その現れが形となり現れたのが、]
今回のヴァアの誕生なのだ、
この2025年という年の新春に、
Manu O Ke Kai を東日本に、
E hoe pu me ke aloha を西日本に、
それぞれ誕生させるという今回のこの大いなる導きのような選択と決断は、オーシャンヴァアという小さな葉山のコミュニティのためだけでなく、
この海に囲まれた島国である日本国にとって、
大海にたしかな道をみいだし、
闇夜をきりひらく光となる、
そして母なる地球に調和と愛をもたらす、と強く確信しています、
オーシャンの新たなヴァア” MANU “ を誕生させる同じタイミングでの双子のヴァアとなる” E hoe pu me ke aloha “ (アロハをこめて海を漕ぐ)という名前のヴァアを平戸に誕生させることになったのだ、
その決断には2つのヴァアによる大いなる導きと働きがあったのは言うまでもない、
ひとつはPili Aloha
ワンラブ「ひとつの愛」という名前がついた
私たちオーシャンの最初のヴァア
そしてもう一つのヴァアは、
ハワイのホクレア号、
2007にやって来たホクレアの
聖霊の種がこの島で芽生えはじめたのだ
ありがとう、ホクレア
皆さん、
平戸に、このヴァア " E hoe pu me ke aloha " に会いに、
Ocean Va'a ホクレアに、漕ぎにいらしてください、
母なる地球のために、
この日の本という世界最古の海洋民族がいた島国の、
西の果て
大陸へつながる歴史上の重要な海の玄関口に
Ocean Va'a (大海のカヌー)
東の果て、
太平洋につながる先史時代の重要な海の玄関口に
Ocean Va'a (大海のカヌー)
" ヴァアは
あの世とこの世を
つなぐ
たいせつな乗り物
ヴァアは
宇宙とひとを
つなぐ
とくべつな乗り物
ホエ「漕ぐ」ことは
海をなでること
海を漕ぐことで
母なる地球とひとは
ふかくつながる "
