「それができたら苦労はねえぜ」と夏目漱石が言っている?【救われる(かもしれない)名言】
「それができたら苦労はねえぜ」と思うことってありませんか?
無茶なことを言われて疲れてしまうこと、あるかもしれません。
正論ほど人を苦しめることもありますよね。
そんな時、文豪たちの言葉が響いたりします。
最後に和尚は、早く顋の下へ髯を生やして、地面を買って居宅を御建てなさいと勧めた。余は地面を買って居宅を建て得る身分なら何も君の所に厄介になっちゃいないと答えたかった。
『思い出す事など』の二十八に書かれているエピソードです。
これを現代風にすると以下のようになるでしょうか?
和尚「ヒゲでも生やして、家でも建てな」
漱石(心の声)「それができないから、あんたの世話になってるんだが」
こんな感じでしょうか?笑
そして要するに、
「それができたら苦労はねえぜ」
ではないでしょうか?違うでしょうか?笑
漱石のような人でも、こんなふうに思っていたと知ると、少し気が楽になりませんか?
これを読んだからと言って、特に問題が解決するわけではないのですが、夏目漱石のような文豪と言われているような人でもこんなふうに思うことがあったんだと思うと、ちょっと心がラクになるような気がします。
though sympathy can’t alter facts, it can help to make them more bearable.
「共感って大事だよね」とブラム・ストーカーが言っていますでも書きましたが、本を読んでいて共感できることがあると、誰かに分かってもらえると、別に解決するわけでも事実が変わるわけでも無いのですが、辛い事とかが少しだけ「more bearable」になるんですよね。
(『ドラキュラ』のあのシーンは「共感」というより「同情」に近いかもしれませんが、「共感」と言っても間違いでは無いように思います)
上の漱石の言葉も、少なくとも私にとってはそうでした。
漱石の著作は、ちょいちょいこういう少し心が軽くなるような文章があり、それが私が漱石大好きな理由の一つなのかもしれません!
「分かるー!」というのは、単なる雑談以上のものがあるような気がしています。
それでも、さすがに、
「それができたら苦労はねえぜ」と夏目漱石が言っている
とするのは、こじつけすぎでしょうか?
ちなみに、『思い出す事など』は小説ではなく、随筆(今でいうエッセイ)なので、漱石本人の言葉と捉えていいと思います。
※ これはあくまで、いちファンである私の勝手な考察です。
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