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「頑張れ」が初めて苦痛に感じた日

うつ病になって10年以上が経ちます。
これは、自宅療養中のときの話です。

職場で仲良くしてくれる同僚がいました。

その人は、
「友達だと思ってるから、あえてキツいことを言う。
仕事休むな、早く来い、頑張れ!
と言ってきます。

私が、
私が励ましてほしいときにお願いしたから、
それが続いていました。

ただこれまでは、
「ありがとう、頑張る!」と素直に答え、
少しでも早く良くなろうと思えていました。

しかし、今回はなぜか

「頑張ってるじゃん!あと、どうしろってさ!」

と反論の気持ちが湧いてきて、
初めて辛くて泣きたくなりました……。

「うつ病の人に頑張れと言ってはいけない」というのは、
今では全国的にほぼ一般常識となっています。

看護師として、
私も
「うつ病の人にとって
『自分なりに頑張っているのに、これ以上何を頑張れというの』
という気持ちになるから、言わないほうがいいですね」
と家族に指導していました。

でも、自分で実感したのは今回が初めてでした。

こんなにキツい言葉はない! と思いました。

頑張らなきゃいけないことも分かっているし、
自分なりに精一杯やっています。

朝、目覚めたとき、
気持ちが沈んでいて、
仕事に行きたくない状態から

  • 布団の中で、頑張って起きようという気持ちと戦う

  • 体を起こしてまた気持ちと戦う

  • 部屋着を脱ぐ

  • 服を着る

  • 歯を磨く…

すでにここから頑張っているんです。

この朝のルーティンに時間がかかり、
遅刻や1時間の有給取得が増えました。

そんな中で、その同僚が言うんです。

「頑張れ、もっと早く来い、休むな」

かといって、

「無理するなよ」
「マイペースでね」と言われても、
「私だって看護師だよ!そんなの分かってるし!」
と思ってしまう……。

わがままなのかもしれません。

でも、それがその時の私の気持ちでした。

ただ、私が言われて嬉しかった言葉があります。

「大丈夫、私がついてるから」
「心配するな、俺がなんとかするさ」

この言葉には安心感があり、ホッとしました。
それを言ってくれたのは、仲の良い友人たちでした。

私が自分を責めたり、落ち込んだり、
悪い方向に考えてしまうことを、
見越してかけてくれた言葉だったのかもしれません。

もちろん、これは私の場合であって、
すべてのうつ病の人に当てはまるわけではありません。

自宅療養中、
私はほとんど何もしていませんでした。

それが申し訳なくて、夫に話したら、

「そのための病欠なんだから、好きに過ごしていいんだよ」
と笑って言ってくれました。

確かにその通りだなと思い、
感謝の気持ちが湧いてきました。

あと1週間で職場復帰。

正直、憂うつな気持ちが強いです。

また、あの同僚に
『休むな!早く出勤しろ』
と言われるのではないかと不安です。。


今、うつ病で苦しんでいるあなたへ。

「頑張れ」って言葉がしんどいとき、
無理に頑張る必要はありません。

あなたがあなたなりに、
一歩でも進めたなら、
それだけで素晴らしいことです。

できなかったことではなく、
できたことに目を向けてください。

そして、あなたのそばに、
そっと寄り添ってくれる人がいますように。


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