『道着忘れた』で始まった、あの夏の日
小学校時代はイヤイヤ?やっていた剣道を
学区で行く中学校には剣道部がなかったので
越境までして剣道部がある隣の中学へ通うことにした息子。
キムタクが剣道やっててカッコよかったからって
母は勧めたんだよ。。実は。
だから、もう小学校で辞めてもよかったんだよ。
そんな母の思いとは別で
クラブ活動を楽しんでいた。
同学年の男子は自分1人だから
なんちゃって主将までさせて貰えた。
いつの間にか、胸板が厚くなって
腕も筋肉モリモリで
もう大人やん。
嫌なんじゃなかったっけ??
けど、
中学3年間は嫌だってそういや
言わなかったね。
しかも
4月から通う高校の顧問が
「稽古に来ていいよ」と言ってくれたからと、
既に稽古に参加させて貰っている。遊べばいいのに…(笑)
「強くなりたいから」って通うんだそう。
3年生、最後の夏の大阪大会で
会場に到着した息子から電話が鳴る。
「お母さん、道着忘れてもうた!
今から持ってきて!」
いや、きみ今どこにいてるん?
大阪っていうても端っこと端っこ同志やから
電車乗っても、車乗っても
2時間は軽くかかるよ。
絶望の声の息子を
どうする事も出来なくて
「確認しろって言葉を
適当に流したあなたが悪い」
「自分で責任取りなさい」
とだけ伝えて
どうか、お願い!救世主現れたまへ
そんな願いを心の中でしていると
「おい!!おいっっ!!四中の補欠のやつが
貸してくれるって言うてる!!」
「はよっいけ!こっちや!!」って
受話器越しに引率の先輩の声が聞こえた。
「お母さん、いけそう!ありがとう!」
顧問にはこっぴどく叱られたと思う。
必死に声掛け回ってくれた先輩の優しさに触れて、考えさせられたと思う。
机の上に茶封筒が置かれている。
渡し忘れた学校からの手紙かな?と思って
中を開けてみると、卒業に向けて顧問への手紙が入っていた。
いや、もう卒業してるけどな🤣
「夏の大阪大会ではご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした」
この一文が全てを物語っていた。
夏の大会以降、
試合や部活の日の準備は必ず、道着が入っているか、忘れ物がないかの再確認するようになったのを母は知っている。
忘れん坊将軍で、うかっり八兵衛な息子を
なんとかしようと、声掛けしたり
お支度ボードとか…
小さい頃は散々やったけど
なんともならなかったな。
先回りして
こけないように
つまづかないように
なるべく傷ついて欲しくないと
手や口を出し過ぎた。
でも、
自分でこけると痛みが分かる。
自分で立ちあがることを覚える。
どれだけ心配していても
親だったとしても
どうしてもあげられないことが
これから、たくさん起こってくる。
これまでとこれからは出来ることの質が
きっと変わってくる。
先回りして注意して、失敗をさせない。
そして、失敗したら
「だから、言うたやろ!」
そんなスタンスから
やってみろ。
自分で思う通りに1人でやってみろ。
そして、
失敗したら
困ったら
いつでも相談しておいで
ってスタンスをとることが
これからの私の役目
先回り母をそろそろ卒業かな。
オススメ動画にキムタクの剣道が出てきた。
おじさんになったキムタクの剣道より
お前さんの剣道の方が
カッコいいと、母さんは思ったよ😎
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