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エッセイ集『生きている感覚を取り戻す』4/11発売

2026年4月11日の「ZINEフェス岩手」、5月4日「文学フリマ東京42」に向けて制作していたZINEが完成しました。

2019年に作った「生きている感覚を取り戻す」という詩を軸に、
2018年から2025年までのことを書いたエッセイと3篇の詩をまとめました。

こちらからご予約いただけます。


試し読み

生きている感覚を取り戻す(2019)

どんなことばを返そうかと考えて
誰かのことばは温度を失った

自分で選んだはずの日々は
いつの間にか転がり
膨張を続け
わたしを圧迫する

わたしが日々の主体であることを放棄するとき
わたしは過去の奴隷になる

ここに生きていても
それを意識しなければ
わたしは簡単に死ぬ

生きている感覚を取り戻すとは
つねに
何かを感じている自分を
ここに引き戻すこと

(本文より)


休学


わたしがZINEに出会ったのは、2018年だった。

大学4年生になる年だったが、その春に休学することに決めた。
そのまま就職活動をして卒業することに違和感があった。
まだ、やりたいことをやっていない。
大学生になってからは、周りに合わせて流されるようにして、
ほとんど自分の意見もないまま過ごしていた。

大学では福祉を学んでいたが、仕事にするかどうか悩んでいた。
もともと「自分には生きている意味がない」という思いが強かった。
生きている価値を生み出すには、困っている人を直接助ける職業がわかりやすくていいと思っていた。
だが、その志望動機が健康的ではないと感じ、いったん立ち止まって考えてみたかった。
 
それから、わたしには誰にも言っていない夢があった。
もしこのタイミングで、その夢から離れた職業に就いてしまったら、実現も遠のいてしまう気がした。
それで、その夢に近い職業に就けるかどうか大学を離れてチャレンジしてみたかった。
 
もっとわがままに生きたい。
自分のペースを取り戻したい。
 
そう思っての休学だった。

(本文より)

ZINEの詳細

サイズ 115×173mm
ページ数 146ページ
発行 2026年3月21日
印刷所 株式会社イニュニック


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