ぽっぺのひとりごと(85)レッスン2回目
3月17日 月曜日。気温5℃の朝、先生のお宅へ。
例によって発声レッスンから。
「アエ・アエ・アエ・・・」と、口を動かさずに舌の動きだけで発声する。
口を動かさずにということは顎も動かしてはいけない。
「イ~ア」も顎を動かさない。つい「イ」の口をしてしまうが、口は縦に開けて「イ」の音を出し、そのまま「ア」に繋げる。
「ラレリロル~」も口を縦に開けたまま、顎を動かさずに音階を上がっていく。

「いい響きですよ。前回よりずっといい。まるで眠っていた細胞が目覚めたみたい。」と、褒められた。
「先生、発表会はいつですか。」
「7月の第2日曜日よ。」
「すぐですねー。先月始めたばかりで大丈夫でしょうか。」
「2月、3月は1回ずつで、4・5・6月に2回ずつ来ればいいんじゃないの。」
「はあ・・・。」(大丈夫かなあ。家で練習しなくちゃ間に合わない。)

「ところで、もう1曲は何にするの?」
「まだ決めていないのですが、気になっている曲があります。」
「何なの?」
「ジョン・ダウランドの『流れよ、わが涙』です。シェークスピアの時代の歌曲なんですが、一聴き惚れで・・・。」
先生はスマホでちゃちゃっと調べ、タブレット画面に楽譜を出し、「ああ、あった、あった。『ペトルッチ』にあれば無料で使えるのよ。」と言いつつ、プリンターで楽譜を出してくださった。
「ありがとうございます。助かります。」 6ページもある。覚えきれるのか、私。

取りあえず、今日は『夏の名残りの薔薇』を練習する。『流れよ、わが涙』は宿題。YouTubeで聴きながら歌ってみよう。
12時になり、次の生徒さんが入ってきた。F さんだ。
「まあ、お久し振りですね。」
「あっ、お久し振りです。」

わずか5か月のレッスンで発表会に出られるのだろうか。今年は受付を手伝って、来年に備えた方がいいのでは? いや、いや、せっかく歌いたい曲が見つかったのだ。このままの勢いでやってみよう。恥をかきたくなかったら、必死で練習することだ。うん。

