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今さらながら山口敬之の性加害について その3 「山さん」の思い出

私が2ちゃんねるで「お詫び」というあだ名で呼ばれていたことは前に書いた。2ちゃんねるは多くの専門的な掲示板で構成されているが、その中の政治ニュース+板というさほど人の多くない掲示板での話だ。山口敬之性加害関連のスレッドはこの掲示板が一番多かった。とは言え、それらのスレッドにそれほど人が多くいたわけではない。みな匿名だったが、よく書き込む人はなんとなく見分けがついた。

そこで「お前はお詫びだろ」と言ってくれた人、いわばOWABIの名付け親とも言うべき人のことはよく覚えている。その人は「山さん」と呼ばれる人だった。山口敬之の性加害について振り返ると、どうしても「山さん」の思い出話をしたくなってしまう。


山サン呼びの人

「山さん」も「お詫び」と同様、つねに匿名で書き込みをしていた。だから「山さん」も他人が呼んだあだ名にすぎない。その人らしい書き込みが全部同一人物かどうかも定かではない。その人は、山口敬之に対して「山サン」という特徴的な呼び方をしていた。だから「山さん呼びの人」と言われていたのだが、山さんでも通用するようになった。きっと同じなのだ。

「山さん」は、例えばこんな書き込みをしていた

当時の状況として、女はアメリカで学生VISAの延長期限が限界まできてて、 泣く泣く嫌いな日本に戻って来ざるをえなかった。 
ゲロを吐いたような汚らしい街東京で、高っかい家賃を渋々払っており、 
1日でも早く大好きなアメリカに“帰りたい”と思って悶々としていたから、 
山サンをせっついて、帰国の際は必ず連絡くださいとかおねだりしていた。

山サンも、大概の中年男性の例に漏れず、少なからずスケベ心はあったが、 
それと同時にまともな社会人の面も持ち合わせていたから、 
“所詮、水商売の店で同席しただけの女。自分から連絡しなければ、 
そのうち飽きてメールもして来なくなるだろう、これでいいんだ”と言い聞かせていた。 

しかし、現実は違った。運命はおかしな方向に進み始めた。 
山サンはあくまでも受け身だった。女のおねだりに応える形で、 
件の晩の会合も設定したのであって、どこかの基地外が言うように、 
用意周到に強姦目的で計画を進めていたのではなかった。 
女は普段飲めないような高い酒が飲めるので、こことばかりに 
大酒をあおった。結果、泥酔してしまったが、男としては、 
学生ではあるまし、ここで解散という訳にはいかないのを承知していたから 
とりあえず緊急策として、部屋で休んで行きなさいと言うことになった。 
これも、受け身だよね~。やむなくしたことばかりじゃないか。 
原因は全て女が作っている。 

 

文章の内容はありきたりの伊藤詩織叩きだ。しかし「山サン」という親しげな呼び方や、山口敬之の内面を熟知しているような書き方がこの人独特のものだった。我々、と言っても2ちゃんねるに巣食うごく少数の人間だけなのだが、その少数の人間には、この書き手は山口敬之に極めて近い立場の人だと受け止められた。そこで「あの山さん呼びの人がすごいこと書いている」という話になって、その人を「山さん」と呼ぶようになったわけだ。

「山さん」の書き込みを、もう一つだけ引用しておく

「インターンなら即採用」ってのは、発言する人物によっても意味が異なるわけで、発したキャラが山サンみたいなちょい悪オヤジなら 
「インターンなら即採用♪(と言っちゃいたいくらい俺はテンション上がってるよ?)」って解釈するのが文学的には妥当。 
メールの雰囲気からして、どー考えてもウキウキ感漂ってんじゃんw 
 ((山サンは、もともと近寄りがたい堅物キャラではなくてお調子者。 
それがいろんな人に頼られたり頼みごとされたりする理由でもあった。 
この爺みたく、 
>ワシントン支局長は、TBS報道局の組織の一員でしかなく、 
>また、TBSインターナショナルの一社員であるため、予算面及び人事面において制約を受けるため、 
>ワシントン支局長における採用については、単独で採否を決定する権限はありません。 
なんて返事してみろ。なんてつまんない男だと思われるのは確実w 
女の子相手にもあんな喋り方しかできないのか奴は?と、同僚の男性社員たちにも 
影で馬鹿にされることだろう。現役時代、周りからきっとそう思われてたよw)) 
文字通り解釈してしまうと、逆に現実から離れてしまうこともあるのであって、 
この金◯とかいうボンクラ爺は、文体から空気感を読み取る能力もゼロと言うほかなく、 
これでは山サンの 
>記者を名乗る資格などないことは自明のことである。 
との結びに賛成せざるを得ませんなw 

ここで引用されているワシントン市局長の採用権限に関する文章は、元TBSの金平茂紀が民事裁判で提出した陳述書の一部であり、爺と呼ばれているのは金平茂紀のことである。何やらTBSの社内事情に詳しそうな雰囲気や、金平茂紀に対する敵愾心は、やっぱり山口敬之に極めて近い立場の人という印象を受ける。山口敬之がちょい悪オヤジだとか、そんなの世間の人は知らねえよって話である。

nokkoの思い出

我々2ちゃんねるで遊んでいる連中が、山さんを山口敬之に極めて近い立場の人だと考えるのには理由があった。それ以前にも山口敬之に極めて近い立場の人が、ネットで山口敬之擁護の書き込みをしているという推測があったのである。それはnokkoというTwitterのアカウントだ。このnokkoは、当時ネットで山口敬之の性加害問題を追っかけている人には有名な存在だった。今でもそのアカウントは残っている。知らない人は見ておいて欲しい。

https://x.com/search?q=from%3Anokko_kiss%20%E8%A9%A9%E7%B9%94&src=typed_query

nokkoはプロフィールによれば「K職アラサー女子だけどしばしば10代に間違われる元カラテカ」ということである。しかし、仕事や空手に関する投稿は一切なく、政治に関わる論評が中心となっている。以前は伊藤詩織叩きの最前線にいたのだが、伊藤詩織の弁護団が法的措置をとると言った頃から、伊藤詩織に関わる投稿はほとんど無くなった。

このnokkoは山口敬之と極めて近い立場の人と我々は認識していた。一応nokkoにはお師匠様と呼ぶ人がいて、その人が山口敬之と近しい立場という話なのだが、そんなことはどうでもいい。例えば、小林よしのりに対して山口敬之が裁判をするという情報や、民事裁判で山口敬之が反訴を行うという情報は、正式な情報が出る前にnokkoから流れた。事実上、nokkoは山口敬之のスポークスマン的役割を果たしていた。

nokkoは山口敬之の裁判資料のコピーを貼ったこともある。筆写とかではなく証拠として出された病院診断書のコピーである。通常、裁判資料はコピーできない。裁判所で閲覧して手間のかかる筆写という作業をしなければならない。診断書をコピーするにはカメラを隠し持って盗み撮りするしかない。ただ、裁判当事者なら裁判資料を持っている。ホテルの防犯カメラ映像が流出したときに、山口敬之が疑われたのと同じ話だ。裁判資料を入手できることからも、nokkoは山口敬之と極めて近い立場の人だと認識されていた。

nokkoは山口敬之と極めて近い立場というだけでなく、安倍晋三とも親しいようだった。こんなことを書いたこともある

安倍総理ほど身内に冷たい人わいないんだお。第一次安倍政権の時もお友達内閣て言われたけどお友達わせいぜいテニス仲間だた塩崎たんくらい。
アンタたちわ何も知らないで朝から晩までデマばかりだお。

https://x.com/nokko_kiss/status/1264514607927881728


nokkoはK職アラサー女子という話だが、なぜか自衛隊の行事を総理大臣招待席で観覧していたりもする。

昨日わ第一空挺団降下初めの巻♡
総理大臣招待席わ今年も大臣閣下のすぐ後ろだた!お師匠様に感謝!
近くわお師匠様のお仲間だらけ(汗)緊張するどー

https://x.com/nokko_kiss/status/1084970107443437568


この投稿のコメント欄では、「個人特定されちゃいますよ」と言われて、「先生方からウカーリ漏れそーな悪寒」と返したりしている。みんな分かっていたのだ。

自己破産した中国人

nokkoの問題は、山口敬之と極めて近い立場の人間であるというだけではない。大澤昇平というIT研究者が、伊藤詩織が偽名であり本名は芦という自己破産した中国人であるというデマを拡散して訴えられたことがある。日本名が伊藤詩織で本名が芦という人が破産していてそれが官報に載っていたというだけの話だが、もちろん別人である。そのデマの発信源こそnokkoだったのだ。

さすがにnokkoもデマの元となったツイートは削除してしまった。それでも発信源がnokkoだった痕跡はまだ残っている。山口敬之に極めて近い立場の人間がこういうデマを流したということは看過できない問題ではある。

「きゅうじのブログ」さんが大スクープを紹介してくれました。
ネタ元はTwitter名 nokko @nokko_kiss さんが発見・公表した官報三件

https://amazing-xp.hatenablog.com/entry/15110561

この中国人デマは稚拙なものだが、官報の画像を上げて無関係の人間の破産情報を晒すという悪質なものでもあった。さらに酷いのは、このデマの為に伊藤詩織が受診した婦人科の診断書を晒したことである。破産者の住所と病院の住所が近いというだけの理由なのだが、婦人科の診断書なんて女性にとっては見られたくないプライバシーだろう。すぐに嘘とばれるデマのためにそこまでするかという感じである。

伊藤詩織が名誉毀損で複数の訴訟を起こした時には、nokkoも訴えられ正体が明かされるのではないかと期待したが、nokkoは訴えられることはなかった。あくまで憶測だけどTwitterの開示請求が通らなかったのではないだろうか。この事件では、伊藤詩織側、山口敬之側、双方が多数の名誉毀損訴訟を起こしている。しかし訴えられた人は、名前を出しているか、プロフィール等で身元が特定できる人に限られている。SNSへの開示請求によって訴えられた人が一人もいないのだ。これも奇妙な話ではある。この事件は奇妙な出来事が多すぎるのだ。

山口敬之を巡る2ちゃんねるでのやりとりを思い出すと、滑稽で面白かったなという思い出が先に出てくる。面白がるのは不謹慎かもしれないが、真面目になって相手をするのは難しい相手でもあったのだ。野次馬となって笑ってしまう方が良かった。しかし、ネットリンチされる当事者にとっては冗談ではすまないことだっただろう。振り返ってみると、その凄まじさは改めて酷いものだと感じる。この事件には権力犯罪と#me too という2つの側面があると書いた。しかしネットリンチもまた、この事件のもう一つの側面だったのだ。

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