見出し画像

浮世絵が、ベクターデータになっていく— 異国の人物が投げ倒される一瞬を、現代の制作現場へ —

▶ 浮世絵ベクター素材一覧はこちら(BASE)

https://youtube.com/shorts/AH8xRyRw914

このショート動画では、
歌川芳幾による
外国人を描いた浮世絵をもとに、
激しく体勢を崩し、地面に倒れ込む人物の姿を、
現代の制作現場で使えるベクターデータへと再構築していく過程を紹介しています。
大きく投げ出された手足。
ねじれた胴体。
誇張された表情。
一瞬の動きが、
画面全体を斜めに切り裂いています。


著者について

著者:Utagawa Yoshiku(歌川芳幾)
芳幾は、
幕末から明治初期にかけて、
事件性や異国趣味を強く打ち出した作品を多く手がけた浮世絵師です。
この作品でも、
外国人という当時の「異質な存在」を、
極端な動きと表情で描くことで、
見る側の視線を強く引き寄せています。


動きが画面を支配する構図

この絵の特徴は、
人物の動きそのものが、
構図の主軸になっている点です。
宙に浮く脚
地面に伸びる腕
大きく傾いた胴体
それらが画面全体を斜めに貫き、
不安定さと勢いを同時に生み出しています。
一瞬の転倒が、
そのまま構図になっています。


線を分解し、役割ごとに引き直す

今回のベクター化では、
自動トレースは使っていません。
身体の外形線
衣服の輪郭
関節の角度
指先の動き
それぞれの線が、
どの動作を成立させているのかを確認しながら、
一本ずつ手作業で引き直しています。
線を整理することで、
人物像は「場面描写」から、
「使える動作構造」へと変わっていきます。


ベクターデータになると、動作素材として使える

ベクターデータになることで、
この人物像は動きを前提に扱えるようになります。
・背景を外してポーズ素材として使う
・シルエットを強調する
・構図のアクセントとして配置する
鑑賞用ではなく、
制作のための素材として整えているため、
動きのある表現に向いています。


崩れ落ちる一瞬を、次の制作へ

芳幾が描いたのは、
静止した肖像ではありません。
体勢が崩れ、
均衡が失われる瞬間です。
その不安定さを失わないように、
現代の制作環境へ渡すため、
ベクターデータとして再構築しています。


▶ はじめに|このnoteについて

浮世絵ベクターデータは、
鑑賞用ではなく 制作のための素材として整えています。
もし、動きの強い人物表現を使いたいと感じたら、
こちらからまとめて見ることができます。


いいなと思ったら応援しよう!

KIMASA このページの内容は無料でご覧いただけます。 チップは必須ではありませんが、 今後の素材制作・品質向上のためのサポートとして任意で受け付けています。