見出し画像

浮世絵が、ベクターデータになっていく— 湯島の高台から広がる景色と、座敷に集う人々を、現代の制作現場へ —

▶ 浮世絵ベクター素材一覧はこちら(BASE)

https://youtube.com/shorts/gu3cRUJQINM

このショート動画では、
歌川広重による
《江戸高名会亭尽 湯島 松琴亭》をもとに、
座敷に集う人々と、その先に広がる江戸の景色を、
現代の制作現場で使えるベクターデータへと再構築していく過程を紹介しています。
室内には、
談笑する者、書に向かう者、静かに景色を眺める者がいます。
その奥には、
障子越しに広がる江戸の町並み。
動きは控えめでありながら、
空間全体に、穏やかな時間の流れが感じられます。


著者について

著者:Utagawa Hiroshige(歌川広重)
風景画で知られる広重ですが、
この作品では、
建物の内部と外部、
人物と風景を一つの視界に収めています。
誰かを主役にするのではなく、
その場に集う人々と、
そこから眺められる景色が並列に描かれています。
「場に流れる時間」そのものを描く構成は、
広重らしい表現と言えます。


室内と遠景がつながる構図

この絵の特徴は、
室内の人物たちと、
その奥に広がる景色が、
一続きの空間として描かれている点です。
障子の枠、
床の水平線、
欄干の直線。
それらが視線を自然に外へ導き、
座敷にいながら、
遠くまで見渡している感覚を生み出しています。


線を分解し、役割ごとに引き直す

今回のベクター化では、
自動トレースは使っていません。
人物の輪郭
着物の重なり
建物の構造線
遠景の屋根や道
それぞれの線が、
何を支えているのかを確認しながら、
一本ずつ手作業で引き直しています。
線を整理することで、
場面は「一枚の絵」から、
「使える構造」へと変わっていきます。


ベクターデータになると、空間を分けて使える

ベクターデータになることで、
この作品は分解して使えるようになります。
・人物だけを抜き出す
・室内空間のみを使う
・背景の町並みを別の構成に使う
鑑賞用ではなく、
制作のためのデータとして整えているため、
配置や組み合わせの自由度が生まれます。


座敷に流れる時間を、次の制作へ

広重が描いたのは、
特別な出来事ではありません。
人が集い、
語り、
書き、
景色を眺める時間。
その静かな空気を壊さないように、
現代の制作環境へ渡すため、
ベクターデータとして再構築しています。


▶ はじめに|このnoteについて

浮世絵ベクターデータは、
鑑賞用ではなく 制作のための素材として整えています。
もし、人物と空間、
室内と風景を分けて使いたいと感じたら、
こちらからまとめて見ることができます。


いいなと思ったら応援しよう!

KIMASA このページの内容は無料でご覧いただけます。 チップは必須ではありませんが、 今後の素材制作・品質向上のためのサポートとして任意で受け付けています。