2025年のPrintioを振り返る | 組み込み型ものづくり〈Printio〉
こんにちは。〈Printio〉で広報を担当しているちばひなこです。2025年の〈Printio〉は、例年以上にニュースが多く、気づけば一年があっという間に過ぎていました。
APIドキュメントの公開にはじまり、〈makeshop byGMO〉とのカート連携、その連携を通じた新事業のサポート、〈17LIVE〉との取り組み、そして運営体制の安定化まで。2025年は、APIを軸に「新しいパートナーとの実装」が着実に進んだ一年となりました。
振り返ってみると、いずれも単発の取り組みではなく、次につながる手応えのある出来事ばかりだったように思います。来年に向けて、明らかに“忙しくなりそうな予感”がある……そんな前触れを感じる年でもありました!
それでは、〈Printio〉の2025年を、ぜひ一緒に振り返っていただけたら幸いです。
……そもそも〈Printio〉って?
少し遅くなりましたが、あらためて。
〈Printio〉は、事業者の課題を工場のアップデートによって解決する、組み込み型のものづくりサービスです。
これまで〈Printio〉は、API提供を中心に、企業やプラットフォーム事業者が自社のWebサービスやアプリに「ものづくり」を組み込める仕組みを提供してきました。工場と直接つながるオンデマンド製造の仕組みを通じて、大量生産・大量在庫を前提としない、新しいものづくりの形を支えています。
2024年以降は、その取り組みをさらに一歩進め、Web上での注文受付やEC連携にも対応。APIによる柔軟な連携に加え、〈makeshop byGMO〉との連携アプリのように、既存のECカートやサービスの中で、そのまま使える形で〈Printio〉を提供する取り組みも広がってきました。
「オンデマンドでつくる」だけでなく、「オンデマンドで販売する」ところまでを一貫して支えること。それによって、在庫を持たずに事業を始めたい人や、小さなチームでも挑戦できる世界を、ものづくりの側から支えていきたいと考えています。
工場をアップデートし、ものづくりをビジネスに組み込みやすくする。〈Printio〉は、そんなインフラでありたいと考えています。
APIが“使われる形”になった一年
〈makeshop byGMO〉連携がスタート!
2025年の〈Printio〉を語るうえで、外せないトピックのひとつが、〈makeshop byGMO〉との連携アプリのリリースです。

APIを通じて工場とつながる仕組みを整えながら、いずれは、もっと多くの事業者が自然に使える形へと広げていきたいという構想をようやく具体的な形にできた一年でした。
プラットフォームの技術者とはAPIを通じて柔軟に連携しつつ、実際にサービスを利用する事業者には、よりシンプルな「アプリ」という形で届ける。その最初の一歩としてご一緒出来たのが、2024年に業務資本提携を発表した〈GMOメイクショップ株式会社〉が運営する、13年連続で業界No.1(※)のECサイト構築SaaS〈makeshop byGMO〉でした。
(※)ECサイト構築サービス運営企業各社の発表数値よりSaaS型の数値を比較(GMOメイクショップ調べ 2025年4月時点)
この連携は、単に新しい販売チャネルが増えた、という話ではありません。
APIという“裏側の仕組み”が、アプリという“使われる形”に変換されたことで、〈Printio〉が目指してきた「ものづくりをビジネスに組み込む」という考え方が、より多くの人に届く状態になったと感じています。
[事例紹介] 連携カートを活用し、写真作品を“着る”プロジェクトが誕生
実際に、〈Printio〉の〈makeshop byGMO〉連携アプリを活用し、新規事業をスタートしたのが、写真作品をアパレルとして届けるプロジェクト〈KeepPhotographing.jp〉です。

〈KeepPhotographing.jp〉は、写真作品をTシャツなどのアパレルアイテムに仕立て、オンデマンドで販売するオンラインストア。「写真をデータのままで終わらせない」「身にまとうキャンバスとして作品を届ける」というコンセプトのもと、プロ・アマを問わず、さまざまな写真家の作品が並びます。
本プロジェクトでは、〈makeshop byGMO〉のEC基盤と〈Printio〉のオンデマンド製造を組み合わせることで、在庫を持たずに事業を立ち上げることが可能になりました。商品が売れた分だけ製造・出荷される仕組みのため、在庫管理や発送対応といった負担を最小限に抑えながら、新しい挑戦に踏み出すことができます。
実際、サイト開設から短期間で大きな反響があり、「無在庫販売」という仕組みが、アイデアをスピーディーに形にする後押しとなりました。APIやものづくりの仕組みが、連携アプリを通じて“現場で使われる形”として機能していることを実感できた事例です。
なお、〈makeshop byGMO〉側の導入事例インタビューでは、開設から1ヶ月で売上160万円を達成した事例としても紹介されています。プロジェクトの裏側まで知りたい方は、ぜひそちらもあわせてご覧ください。
サービスの中に“ものづくり”が組み込まれた一年
〈17LIVE〉でのライブコマースを裏側から支える
ECサイト連携に加え、サービスそのものの中に“ものづくり”が組み込まれた事例として触れておきたいのが、ライブ配信アプリ〈17LIVE〉との取り組みです。

〈17LIVE〉では、ライブ配信の視聴から商品購入・決済までをアプリ内で完結できるライブコマース機能が提供されています。〈Printio〉は、その裏側で、オリジナルグッズの作成から製造・出荷までをAPI連携によってサポートしました。
配信者は、アイテムを選び、デザインをアップロードするだけ。注文が入るたびにオンデマンドで製造され、商品は工場から購入者のもとへ直接届けられます。在庫管理や発送作業は必要ありません。
この取り組みは、「ECと連携する」一歩先の事例でした。ショップを持たずとも、すでに人が集まっているサービスの中で、自然な流れでものづくりが生まれる。その体験を裏側から支える形で、APIが機能しています。
チームと体制が整ってきた一年
2025年は、プロダクトや連携事例の裏側で、〈Printio〉のチーム体制にも変化があった一年でした。
春には、新たにBizDev(事業開発・営業)とエンジニアのメンバーが加わり、少しずつですが体制が安定。外部との連携が続く中でも、プロダクトと向き合う時間や、振り返る時間を持てるようになってきました。
また、2025年には〈Printio API〉の正式仕様書を一般公開しました。
これまで個別に共有してきた仕様や考え方を、開発者の方に向けてオープンにまとめられたのも、チームとしての基盤が整ってきたことの表れだと感じています。

その一環として、月ごとの取り組みをまとめるnoteの発信もスタートしました。「何をやっているのか」「どこに向かっているのか」を言葉にして共有する文化が、社内に根づき始めた一年でもありました。
展示会・登壇という“接点”が増えた一年
2025年は、展示会やイベント、業界内の勉強会など、外の場で〈Printio〉の取り組みが紹介される機会も増えた一年でした。また、クーポン機能の実装により、イベントごとにクーポンを発行できるようになり、展示会や登壇の場から、実際に〈Printio〉を使っていただくためのアプローチもしやすくなりました。
プロダクトそのものを売り込むというより、「在庫を持たないものづくり」や「APIで製造を組み込む」という考え方について対話する場が増えていった、という感覚です。
業種や規模を問わず、「自分たちのサービスにも使えそう」「こんな展開ができるかもしれない」と、それぞれの文脈で受け取ってもらえることが多かったのが印象的でした。
参考:2025年に参加・出展した主な展示会・イベント
・住友不動産ベンチャーサミット2025
・X-Tech Innovation 10th Anniversary グランプリファイナル
・テクノロジーの祭典 TechGALA
・トヨタコネクティッド社によるミートアップ
・印刷・製造領域の業界イベント〈印刷学会〉/勉強会 ほか
人が集まる場所としての〈Printio〉。 「Printio友の会」が誕生!
年末には、「Printio友の会」と称した忘年会を開催しました。
工場の皆さん、パートナー企業の方々、出資者の方など、立場も関わり方もさまざまな方々にお声がけし、当日は約80名が集まる場となりました。

日頃はオンラインでのやり取りが中心だったり、プロジェクト単位で関わることが多い中で、同じ場所に集まり、顔を合わせて話す時間を持てたことは、とても印象に残っています。
APIやプロダクトの話だけでなく、それぞれが何を考え、どんな文脈で〈Printio〉と関わっているのか。そんな話が自然と行き交う場になりました。
この時間を通じてあらためて感じたのは、〈Printio〉の取り組みは、プロダクトや仕組みだけで成り立っているわけではない、ということです。
工場、パートナー、連携先、支えてくれる人たちとの関係性の上に、ひとつひとつの実装や事例が積み重なっています。
2026年に向けて
2025年は、〈Printio〉にとって、APIや連携といった仕組みが、実際の事業やサービスの中で使われ、形になっていった一年でした。
新しいパートナーとの取り組みが増え、さまざまな文脈で〈Printio〉の名前を聞いていただける機会も少しずつ広がってきたように思います。
どれも大きな一歩というより、ひとつひとつは小さな実装の積み重ねです。
けれど、その先に、2026年はもっと忙しく、もっとおもしろい一年が待っていそうな予感があります。もし、一緒に〈Printio〉を盛り上げたい方がいれば是非お気軽にご連絡ください。
本年も本当にお世話になりました。それでは、このへんにて私(ちば)も仕事納めとさせていただきます。みなさまもよいお年をお迎えください。
-----------------------
noteでは、Printioのヒトや工場、プロジェクトの紹介、わたしたちの考えていることや目指したいことを綴ることによって、“GOOD”を目指す軌跡を記録しています。
みなさまも一緒に"GOOD"であることを考えていただけますと幸いです。
website:https://printio.me
instagram:https://www.instagram.com/printio.me/
twitter:https://twitter.com/Printiome
Facebook:https://www.facebook.com/Printio-104052731366204
