[ドラマ感想文】Netflix 「モンスターズ:メネンデス兄弟の物語」
昨夜は柳楽優弥くん出演作品はちょっと休憩して、Netflixの「モンスター:メネンデス兄弟の物語」を視聴した。
1989年にアメリカで起きた実話がベースのドラマ。全9話のこの作品は、世界有数の高級住宅地、ビバリーヒルズの自宅で夫婦二人が銃撃により惨殺された事件を再現している。
事件の現場となったビバリーヒルズの豪邸で暮らすのは、メネンデス家の面々。父、母、息子二人の四人家族で、父はキューバからアメリカに移住して、自力で富と名声を手にした人物。職業はレコード会社の役員をしていた。二人の息子は事件当時21歳だった兄のライルと、当時19歳だった弟のエリック。この二人が両親惨殺の罪により、1995年に第一級殺人罪により終身刑を言い渡され、今なお収監されている。
裁判では、兄弟は両親の財産目当てに犯罪に手を染めたという説と、兄弟は父親から長年に渡って性的虐待を受けていて、それに耐えきれずに両親を自らの手で殺めてしまったという説の闘いとなった。
終身刑となって投獄中の二人だが、近年になって、「彼らには彼らを犯行に駆り立てるほどの壮絶な児童虐待を経験していて、彼等はその被害者なんだ。」
として、二人の減刑もしくは釈放を願う声がアメリカ全土で高まっているという。お騒がせスターとして有名なキム・カーダシアンも、彼ら減刑になることをサポートしているそうだ。
作品は、裕福な家庭に生まれて、金銭的にはなんの心配もなく育った二人だが、実はまるで独裁者のような父親とその父にただただ従う母、そして文武両道に優秀であることを期待されるプレッシャーと、父からの性的虐待に悩まされていた、という、メネンデス家族の光と影をリアルに描いている。
完全犯罪を目指した二人だったが、21歳と18歳という若い青年たちは、自ら墓穴を掘ってしまい、逮捕、そして終身刑へと進んでいった。
この作品ではスペインの名優ハビエル・バルデムが父親役を演じており、彼の大きな鋭い眼光が、父ホセの恐ろしさを再現しているようだった。
Netflixでは兄弟のドキュメンタリー番組「メネンデス兄弟」も放映している。こちらではあの事件について、ライルとエリックが自分の口で語っているので、こちらも是非鑑賞をお勧めしたい。
