【ほっこり#04】叶わなかった夢
私が読者の感想を決めつけるのは厚かましい。
人それぞれ、感じることは違うから。
だが、本記事を読了したあとに思うことは2つだ。
「くっだらねぇ」
「時間を無駄にした」
途中でわかったとなる人もいるかもしれない。
そんな記事です。
ほっこりではないような…
タイトルはいつも適当ですので。
あなたの夢は何ですか?
ダンディーに言えば、
「夢なんて見る前に、叶っちまったぜ」
マッカランのロックを飲みながら、
そんなことを言ってみたかった。
だが、現実はね。
幼少期からはじまり、その都度果たせず。
諦めては、達成できそうな夢や目標に変え。
幼い時よりも、現実的になる?設定を低くする?
私はそんなタイプかもしれない。
ここからは、漢としてあるまじきこと、
やや乙女な私となることをご了承いただきたい。
これは、多少、世の中を知りはじめた
20代半ば~30くらいに思ってたことです。
私の細やかな夢。
2つあった。
1つは理想的な結婚だった。
女性が男性に、男性が女性に求めるものは、
各々で異なるでしょう。
収入や性格、見た目などなど。
私の場合、容姿や性格など、
一切のことを除外して、
理想とするあり方があった。
それは、出会い方だ。
どんな容姿、性格であっても、
このような出会いこそが、
私の乙女心を刺激したのだ。
とある朝。
私は、取引先に直行することになった。
普段とは異なり、足の踏み場もない満員電車。
そこは、自分の力のなさを痛感する場所だった。
電車が止まれば、私が動かされ、
走りだせば反対に向かわされる。
オッサンに密着したいわけではないが、
意思とは関係なく、
胸に飛び込んでしまった。
不愉快だった。
車内は静かで、
早く目的の駅についてくれないかと、
中吊り広告をみながら思っていた。
「やめてください。」
車内で女性の声がした。
なにが起きたのかは、わからない。
中吊りから視線を周囲にうつした。
すると、どうだろう。
周りにいたオッサンや女性が私を見ている。
ん?なんかしたかな、俺?
「触りましたよね?」
「はっ?」
意味がわからなかった。
たしかに、中吊り広告のヌード写真に
興味をもっていたのは事実だ。
しかし、なんのことか、さっぱりわからない。
「次の駅で降りてください。」
「いやいやいや、意味がわからん。嫌だよ。」
「じゃあ、認めるんですか。触ったこと」
「いやいや、そんな訳ないでしょ。
何が悲しくてアンタみたいな人を」
「失礼な人。嘘つかないでください。」
周りの男性たちの説得もあり、
次の駅で降りることになった。
女性は、すぐに解放され、私だけ駅員室。
怪訝な顔をされはしたが、
事情を説明し解放された。
「マズイ、先方の時間に遅刻だ」
私は、一本電話をいれ、
慌てて訪問することになった。
取引先の部長は、50歳前のやり手の方だ。
誰もが認めるイケオジ。
開口一番詫びた。
「すみませんでした。
ちょっとしたトラブルに巻き込まれまして」
「えっ?どんなトラブル?」
「すみません。ちょっと言えないのですが。」
「なんだろう。まあ、いいけど。
大変だったんだね」
部長は私の遅刻を受け入れてくれ、
仕事モードへ真剣な話となった。
資料のコピーが必要なため、スタッフを呼んだ。
「佐藤くん、これ2部お願い」
室内に入ってきた若い女性が部長の指示を受けた。
「あー!」
女性が声をあげた。
女性をみたとき、愕然とした。
「あっ、オマエはー」
「アナタにオマエなんて言われる筋合いは
ありません。」
「なんだコイツ。生意気な女」
「なによ、変態」
「誰がお前なんか触るかよ。鏡みろよ」
「そのままお返します。痴漢さん」
「どこ触れば、いいんだよ。
ちっちゃいオッパイの」
「ヤダ、みないでよ。気持ち悪い」
女性は、胸を隠しながら、
感情がむき出しとなった。
すると、部長が
「なんだ、なんだ。黒米さん。
佐藤くんのこと知ってたの?」
「いやいや、
こんなペチャパイ女なんか知りませんよ。」
「なによ、胸ばっかみて。変態」
「なんだよー、その顔は—」
「そっちこそ、なによー」
「なんだとー」
「おいおいおい。2人とも仲がいいな。
付き合っちゃえばいいんじゃないか」
「やめてくださいよ、部長さん。
僕だって選ぶ権利がありますよ」
「部長。私、ちゃんと彼氏いますから。
男性がこの人だけとなっても、ありえません。
こんなガサツな人」
「なんだとー」
「なによー」
「ほらほら、佐藤くん。コピーをお願いね」
それからしばらくして、
部長と夜食事をすることになった。
仕事やたわいのない話だ。
部長がいう
「そうそう、お似合いだった、
佐藤くん覚えてる?」
「あー、あのペチャパイですか」
「ガサツだね、あいかわらず。黒米さんは。」
「あの子、いい子なんだけど。
辞めちゃうんだよね。会社」
「あっそうなんですか。なんでまた」
「なんでも、
結婚を意識していた彼氏と別れたらしく」
あっ、佐藤くんから電話だ。
「うん、うん。わかった。なら、今から来る?」
「黒米さん悪いね。
佐藤くんが近くにいて話したいっていうから
呼んじゃった」
「あっ、いいっすよ。」
佐藤は、こないだとは雰囲気が異なり、
落ち込んでいるのがよくわかった。
私は会話には入らず、
部長と佐藤の会話を聞くことに徹していた。
まあ、こないだ失礼なこと言って悪かったなと、
やや反省した。
帰りの方向が同じだったため、
佐藤とタクシーを共にすることになった。
佐藤は、疲れていたようで、
私の膝に頭を乗せ寝てしまった。
「なんで、なんで」と、
寝言をいう佐藤。
まあ、いいか。
すると、佐藤の目にはうっすら光るものが。
【ストップ、ストップ、ストップ】
読んでいただいてるのに、本当にごめんなさい。
もう、この辺で止めておきます。
書いていて、あまりにもバカバカしく
私が耐えられなくなってきました笑
この後どうなるか?おわかりですよね?
古い昭和のトレンディ―ドラマのように、
最初は激しく衝突し、
最後は結ばれるというやつです。
もう1つの夢。
ヒモ。
朝、寝巻のまま、奥さんを見送る。
それから、二度寝。
午後にオバちゃん番組を見る。
そして、ゴロゴロ。
夜、奥さん帰宅。
「今日は、○○だけどいい?」
「いいよ。腹減ったから早くしてね」
「ごめんね、早く作るから」
「今日はなんか疲れちゃったよ、俺」
「大丈夫?」
こんな未来が良かった。
かつて、100M走の世界記録が生まれた。
1991年、世界陸上の東京大会。
9秒86という新記録を作った
カール・ルイスは言う。
Never give up,on your dreams.
(決して夢を諦めないで)
夢を諦めて苦しむ。
諦めなかったから
9秒86という新記録が生まれた。
「苦やろ」とはならないのかも。
若者よ、夢をもて。
説得力はないが。
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