心理学用語#003 ちょっぴり怖いけど実は人間らしい心理、『ストックホルム症候群』
ねぇねぇ、『ストックホルム症候群』って聞いたことある?
知っている人にとっては『ストックホルム症候群』って、ちょっと怖い話みたいに聞こえるけど、実はその中には「人間の心が極限状態でどうやって生き延びようとするか」っていう、すごく人間らしい心理が隠れてるんだって。
知らなかった人もこれを機会に憶えてみて!
*ー*ー*ー*ー*
まずね、「ストックホルム症候群(Stockholm Syndrome)」っていうのは1973年、スウェーデンのストックホルムというところで実際に起きた銀行強盗事件がきっかけで名づけられた言葉なの。
その事件では、犯人に6日間も人質にされた女性たちが、解放されたあとも犯人をかばったり、裁判で擁護したりして、なんとそのうちの一人は後に犯人と結婚したの。
ニュース的にはすごく不思議に見えたけど、
実は心理学的には「人間らしい防衛反応」だったんだよ。
じゃあ、なんでそんなことが起こるの?って思うよね?
それはね、人間の「心の防衛本能」が関係してるんだ。
人ってさ、強い恐怖やストレスにさらされると、
心が壊れないように『敵を悪だと思わないようにする』ことがあるの。
たとえば、犯人が水をくれたとか、少し優しい言葉をかけたとか、
そんな小さな出来事が心の中で「救い」に変わっちゃうんだ。
「この人は怖い存在」って思い続けると心が壊れちゃうから、
「この人も優しいところがある」って思い込もうとする。
「この人は完全な悪じゃない」って思いたくなる。
そうやって、自分の恐怖を減らして心のバランスを保とうとするんだよ。
つまり『好きになった』というより、『恐怖の中で心が安全を求めた』んだね。
そんな状態で犯人が少しでも「水をくれた」「暴力を控えた」みたいな
『優しさの断片』を見せると、被害者の脳はそこに救いを感じて、
「この人は完全な悪じゃない」と信じようとするの。
その信じようとする気持ちが、やがて好意や愛情に転化していくんだ。
つまりね、これは「洗脳」とか「狂気」って言葉で片づけられないんだよ。
本当はとても人間らしい、『心が壊れないようにするための適応反応』なんだ。
人って、本当に怖い相手に支配されるとき、
「この人を憎むより、理解しよう」「味方だと思おう」って方向に心が傾くことがある。
そうやって、自分の中の恐怖を和らげて生き延びようとするんだよ。
ボクね、思うんだ。
この現象の根っこにあるのは、「人は誰かに理解されたい・つながりたい」っていう願いなんじゃないかって。
たとえ極限状態でも、「わかってもらえた」「受け入れてもらえた」と感じた瞬間、心はその相手に温かさを見出そうとする。
それが、人間のすごく切なくて、でも優しい部分なんだよね。
実はこれ、実は日常にも似たことが起きてるんだよ。
たとえば──
・上司がいつも厳しくて怖いけど、たまに「今日はよくやったな」って褒めてくれると、それだけで嬉しくて信頼しちゃう。
・恋人に強く支配されたり束縛されてても、「でも本当は優しい人だから」って信じ続けちゃう。
・学校で意地悪をされた子が、「あの子も辛いことがあったのかも」って、逆に相手を庇ってしまう。
……ね? ちょっと似てるでしょ?
これは「支配」や「恐怖」の中で、「少しでも安心したい」って心が働くからなんだ。
人は、どんな状況でも「つながり」や「理解」を求める生き物だから。
だから、「なんでそんな人を好きになるの?」って責めるんじゃなくて、「その人の心は、それでも生きようとしてたんだね」って理解してあげるほうがずっと大切だと思うの。
ね?
ちょっと怖くて、でも人間って不思議であったかいなって思わない?
(続く……かも?)
いいなと思ったら応援しよう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
そして、チップまでいただけるなんて嬉しいです(*´ω`*)
いただいたチップは、クリエイターとしての活動と、親孝行のために使わせていただきます(*´ω`*)