日本大学学校推薦型選抜(公募制)小論文対策|労働生産性の問題を徹底解説【2026年度過去問】
「日本の労働生産性」問題はなぜ出題されたのか?
こんにちは。今回は、日本大学学校推薦型選抜(公募制・提携校・帰国生選抜・校友子女選抜)の小論文で出題された「日本の労働生産性」をテーマにした問題を取り上げます。
近年、大学入試の小論文では、
少子高齢化
AI・デジタル化
地方創生
格差社会
働き方改革
といった、いわゆる「社会課題」が頻繁に出題されています。
その中でも「労働生産性」は、経済・経営・商学系の学部だけでなく、法学部や文系学部でも非常に重要なテーマです。
なぜなら、日本社会が今後直面する課題の多くが、この「生産性」というキーワードと深く結びついているからです。
実際、今回の問題では、日本の時間当たり労働生産性がOECD加盟国の中で29位であることや、製造業の生産性に関するデータが資料として提示されていました。
受験生に求められているのは、
「日本の課題を理解しているか」
だけではありません。
さらに、
「その課題をどのように解決するべきか、自分なりの意見を論理的に説明できるか」
が問われています。
この問題で差がつく受験生・落ちる受験生の違い
毎年、小論文の添削をしていると、似たような答案が非常に多く見られます。
例えば、
日本はもっと働くべきだ。
という結論だけで終わってしまう答案です。
もちろん間違いではありません。
しかし、大学側が評価したいのは「精神論」ではありません。
データを読み取り、
原因を分析し、
具体的な解決策を提示する。
この一連の思考プロセスを評価しています。
したがって、この問題では、
資料読解力+論理的思考力+社会問題への関心
の三つが重要になります。
今回の問題の難易度
難易度としては、
MARCHの経済・経営学部と同程度
と考えてよいでしょう。
特別な経済学の知識は必要ありません。
しかし、
OECDとは何か
労働生産性とは何か
なぜ日本の生産性が低いのか
をある程度理解していなければ、高得点は難しい問題です。
一方で、しっかり準備をしていた受験生にとっては、大きく差をつけるチャンスでもありました。
「労働生産性」とは何か?
まず、勘違いしてはいけないことがあります。
それは、
生産性=長時間働くこと
ではないということです。
生産性とは、
「どれだけ短い時間で大きな価値を生み出せるか」
という考え方です。
つまり、
同じ仕事を短時間で終える
少ない人数で高い成果を出す
高付加価値のサービスを生み出す
ことが生産性の向上につながります。
この定義を理解しているかどうかで、答案の質は大きく変わります。
出題者が見ている4つのポイント
① 資料を正確に読めるか
数字をただ並べるのではなく、
「この資料から何が読み取れるか」
を考えることが重要です。
② 原因を分析できるか
例えば、
DXの遅れ
長時間労働
人材不足
サービス業の低生産性
教育投資不足
など、さまざまな切り口があります。
③ 解決策を具体的に示せるか
「頑張る」「努力する」
だけでは不十分です。
具体的な政策や制度にまで踏み込めると高評価になります。
④ 自分の意見を論理的に説明できるか
小論文では、
「正解」
はありません。
しかし、
「説得力のある答案」
は存在します。
そのため、
自分の意見を根拠とともに説明することが大切です。
高得点答案の基本構成
おすすめの構成は次の四段構成です。
第1段落
資料から読み取れる現状を整理する。
第2段落
生産性が低い原因を分析する。
第3段落
具体的な解決策を提示する。
第4段落
自分の考えをまとめ、日本社会への意義を述べる。
この型に沿って書くことで、論理的な答案になりやすくなります。
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ここまで、日本大学の「労働生産性」の小論文について、
問題の背景
出題意図
高得点答案の考え方
を解説してきました。
しかし、小論文で本当に差がつくのは、
「何を書くか」ではなく、「どのように論理を組み立てるか」
という部分です。
実際、多くの受験生は、
資料は読めているのに論点がずれている
原因分析が浅い
解決策が抽象的
「自分では書けているつもり」の答案になっている
という理由で得点を落としてしまいます。
問題分析
この問題は、日本大学の学校推薦型選抜の小論文として典型的な「資料読解+課題解決型」の問題です。
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