高齢者の皮膚について③〜どんな手当をしているの?〜
病棟看護師:二丁目夏子です。
高齢で寝たきりの患者さんが多い病棟で勤務をしています。
高齢になると、驚くほど皮膚が弱くなります。
過去記事でご紹介しています👇👇👇
皮膚がとてももろくなって、ちょっとしたことで傷みます。
(高齢者の皮膚について①〜スキンテアってなに?)
さらに、
治療によって、そのもろい皮膚がめくれたり、
裂けたりすることがあります。
(高齢者の皮膚について②〜MDRPUってなに?〜)
そんな高齢の患者さんの皮膚を
病棟では、ただ見ているだけではありません。
どうにかして、その傷を治そうとしたり、
傷ができないように手当をしたりしています。
まず、皮膚をよく見ます。
骨が出っ張っているところは
特に、傷みやすい場所なので
体を拭く時や、オムツを交換するときに
注意して「観察」します。
眺めるのではなく
意識的に見るのです。
例えば、お尻の出っ張ったところ
*俗に言う『びてい骨』のあたり=仙骨部(せんこつぶ)*
踵や肘、膝、
肩の骨ばったところなどです。
痩せている患者さんの場合は、
スネの骨周辺全体、
顔の頬骨のあたりも
注意して観察します。
皮膚の表面がうっすら赤くなっていると
危険信号です。
このあと褥瘡(じょくそう=床ずれ)に
なってしまう可能性が高くなる兆候だからです。
褥瘡は、同じ場所が圧迫されて2時間くらいで
できてしまうと言われています。
一旦できてしまうと、
治るのに、とても時間がかかります。
そのため、予防することが大事になります。
体の向きを変える。
体にかかる圧力を分散させる
特別なマットレスを敷く。
骨ばった部分がぶつかり合ったり
擦れたりしないように
特別なクッションを使うなどです。
それでも、皮膚が傷みそうな時は、
皮膚の摩擦を防ぐように
薄いけれど、クッション性のある
テープのようなもので養生します。
*梱包に使う「プチプチ」と同じ原理だと思ってください*
酸素マスクや、酸素マスクのゴム紐で
顔の皮膚が傷つきそうな時は
顔にも養生をしますが、
酸素マスクにクッション性のあるものを
当てて、
傷ができないように工夫します。
*スポンジを切って当てる場合もあります*
褥瘡もMDRPUも傷なので
主治医によって適切な軟膏薬が
処方されて、治療も行われます。
***今日はここまで***
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