姑との日々 #3|小さな違和感

看護師として、私はこれまでたくさんの認知症の患者さんを見てきた。
暴言や暴力があったり、徘徊や介護が難しくなったりすれば、早めに病院を受診し、治療や薬が必要になることもある。
あれから数年。姑は今、91歳になった。
日常生活に大きな支障はなく、普通に会話もできる。
毎日接している家族からすると、「認知症」とは思えないくらい自然なのだ。
だからこそ、病院を受診して薬を飲むことが、本当に姑のためになるのだろうかという迷いもあった。
家族で話し合った結果、今は無理に受診を勧めるのではなく、このまま見守っていこうということになった。
振り返ると、認知症は突然始まるものではなく、小さな違和感が少しずつ積み重なっていくものだったのだと感じている。

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