衆議院選の結果を見て思うこと:組織の衰退が加速度を増している
(主に創価学会員の皆さんを対象としています)
比例区の得票数は前回の衆議院選1752万票→今回1043万票と激減
「体曲れば影ななめなり」(「諸経と法華経と難易の事」992ページ)を改めて実感しました。
すべての根幹をなす創価学会の教義という「体」が曲がっているために、組織運営や選挙活動という「影」もななめになっています。
2026年2月に行われた衆議院選挙で旧公明党と旧立憲民主党が合体した「中道改革連合」は大敗しました。
前回の衆議院選挙では公明党と立憲民主党は比例区で合計1752万票を獲得しましたが、今回の選挙で中道が獲得した票数は1043万票。3分の2以下に減りました。
獲得議席にいたっては49議席にとどまりました。
党名になじみのない層に浸透する時間がなかった
『公明新聞』2026年2月18日掲載の「衆院選結果 識者に聞く」で、小林良彰慶応義塾大学名誉教授は全国の有権者を対象にした「投票行動研究会」の調査結果を引き、次のように述べています。
調査では、昨年の参院選比例区で立憲に投票した有権者のうち、今回、小選挙区で中道に投票した割合は50%強。同じく昨年の参院選比例区で公明に投票した有権者のうち、今回、小選挙区で中道に投票した人は約50%だった。これまで公明や立憲に投票していた、熱心な支持者以外の有権者は離れたようだ。
公明党の熱心な支持者とは、ほぼ創価学会員のことでしょう。つまり、これまで公明党(もしくは選挙区では自民党)に投票してきた、いわゆるフレンド票の大半が今回は「中道」に投票しなかったわけです。
その原因として、小林名誉教授は
1 急な解散・総選挙で新党づくりが間に合わなかった
2 特に若い立憲支持者から見れば、トップダウンによる急な政策変更が受け入れられなかった
3 党名の「中道」も理念的で、なじみのない若年層に浸透する時間がなかった
などをあげています。
いずれも戦略・戦術・戦闘のレベルでいえば、戦略レベルの失敗ですから、敗北の責任は公明党・創価学会の指導層に帰すべきで、現場の責任ではありません。
解散・総選挙が行われることは新党結成前にわかっていたことで、党名の浸透が間に合わないことは明らかでした。
特に公明党のコア支持者である創価学会員は高齢者が多く、「中道」という言葉も最近の学会の中では、あまり使われていない言葉でしたから、内部での浸透に時間と労力がかかること、政策面のアピールまでは手が回らないこと、まして外部へ短期間で浸透させることは至難の業であることは当然、予期できたはずです。
それでも公明党は新党結成を選択し、創価学会は、それを支持しました。
「中道」が仏法本来の意味ではなく、「右」でも「左」でもない、どっちつかずのイメージで受け止められたことも確かです。
選挙に負けた本当の理由は何か
ただ、現象面の失敗をあれこれと論じるのが本稿の目的ではありません。
目的は現象の背後にある、選挙に負けた本当の理由を明らかにすることにあります。
もちろん、本ブログで何度も繰り返しているように、根本的には創価学会新教学という邪義を根幹に据えているゆえで、諸天善神はところを去り(福運がなくなり)、指導層は長期的・中期的・短期的に打つ手打つ手を失敗し、求心力・拡大力もなくなり、最終的には創価学会は瓦解するという結論になります。
日蓮大聖人がおっしゃるように、はじめ(2014年の教義変更時点)は、ことなきように見えましたが、10数年経ってみると何をやってもうまくいかなくなり(選挙戦がいい例です。衆院選、都議選、参院選、衆院選と国政選挙クラスで何連敗したことか)、創価学会の衰退傾向が、だれの目にも明らかになってきました。
「四条金吾殿御返事」に次のようにあります。
だんなと師とをもひあひて候へども大法を小法をもつて・をかしてとしひさしき人人の御いのりは叶い候はぬ上、我が身も・だんなも・ほろび候なり。( 1151ページ)
ここでいう「だんな」とは学会員、「師」とは創価学会首脳、「大法」は日蓮仏法(三大秘法)、「小法」とは創価学会新教学を指します。
すなわち、「創価学会首脳も学会員も心を合わせたところで、ここ10年にわたって、創価学会新教学をもって日蓮仏法(三大秘法)を破壊しているゆえに、祈りはかなわないうえ、創価学会首脳も学会員も、しまいには滅びてしまう」とおっしゃっているわけです。
「ほろび候なり」のあまりの重さに粛然とします。
「智」も濁りますから、正しい意思決定もできません。
いつぞや、このブログで「予言」(とういうほどのものでもないのですが)した通り、根幹にあたる教義の部分が腐っているゆえに、今回の選挙で露呈したように今後も創価学会や公明党、外郭団体の意思決定がことごとく裏目に出ることは間違いありません。
中国やインドの過去の乱れよりも大きな乱れが生じる
『報恩抄』には次のようにあります。
仏法の・かたうど・なるようにて仏法を失なう法師を扶(たす)くと見えて正法の行者を失うゆへに愚者はすべてしらず、智者なんども常の智人はしりがたし、天も下劣の天人は知らずもやあるらん、されば漢土・月氏のいにしへのみだれよりも大きなるべし。(313ページ)
現代語訳 創価学会首脳は日蓮仏法の味方であるふりをして日蓮仏法を崩壊させてしまう創価学会新教学を支持し、正法の行者を滅ぼそうとしている。そのことを愚か者は知らないし、智者であっても普通の智慧しか持っていない人は知ることが難しい。天上の神々であっても位階が下の神々では知らないだろう。結果的に中国やインドの過去の乱れよりも大きな乱れが生じることになる。
「境智の二法」の「智」に約せば、「中国やインドの過去の乱れよりも大きな乱れが生じる」国は創価学会です。
「境智の二法」の「境」に約せば、「中国やインドの過去の乱れよりも大きな乱れが生じる」国は日本であり、全世界でもあります。
東日本大震災、コロナパンデミックなどで明らかになったように大災害・大混乱が起これば、学会員であろうとなかろうと、多くの人々が苦しむことになります。
この世の地獄を見たくはありません。
今後も「一刻も早く創価学会は新教学を捨てよ」と声を大にして訴えていきたいと思います。
