14枚目の絵が届く、その前に。
以前の記事でも少し触れたことがありますが、
長男は絵を描くことがとても好きな子に育ちました。
その一番の理由は、きっと私の父――息子たちにとってのおじいちゃんの存在だったと思います。
父は、上手いかどうかは置いておいて 笑
とにかく絵を描くことが大好きな人です。
初孫だった長男と遊ぶときも、
いつも紙とクーピーがありました。
まだ言葉も話せない頃から、
二人のコミュニケーションはお絵描き。
息子がどんな形を描いても、
「いいね~。じょうずだね~。」
そう言って、私たち家族には見せたことがないくらいの笑顔で話しかけていました。
気づけば何枚も何枚も一緒に絵を描き、
「じいちゃん、これ描いて!」
そう言われる時間が、
父にとって何より幸せだったのだと思います。
そんな父が、
長男と次男に毎年欠かさず贈ってくれるものがあります。
それは、絵の誕生日プレゼントです。
1歳の誕生日から毎年、
その年、その誕生月の姿を一枚の絵に描いて送ってくれるのです。
だから我が家には、息子たちが成長していく姿が、
毎年一枚ずつ積み重なっています。
じいちゃんとのお絵描きが大好きだった長男は、
それから毎日のように絵を描くようになりました。
中学校へ入学し、美術部に入部したとき。
美術部の顧問の先生が、
長男の絵を見てこう言ってくださったそうです。
「君の絵は、毎日描いてる絵だね。」
技術だけではなく、
積み重ねてきた時間そのものを見てもらえたような言葉。
あの一言は、長男にとって1つの自信になったのではないかな、と母は勝手に思っています。
長男は8月25日生まれ。
今年ももうすぐ、14枚目の絵が届きます。
その前に、
久しぶりに小さい頃の絵を一枚ずつ見返してみようと思います。
ただ絵を描くことが楽しくて、
夢中になってクーピーを走らせていたあの頃。
「好き」という気持ちだけで十分だった時間。
そして、その時間を誰より楽しそうに隣で見守っていた父の笑顔。
私自身、少し忘れかけていた大切な感覚を思い出させてくれました。
そのきっかけをくださったのが、
のぞみんさんのこの企画。
「教えて!おじいちゃん、おばあちゃんのこと。」
ちょうど「今年はどんな絵になるかな」と
家族で話していたタイミングだったので、
このことを書いてみました。
のぞみんさん、素敵な企画をありがとうございました。
そしてこの夏も、14枚目の絵が届く日を楽しみに待ちたいと思います。
