「視点・視野・視座」の違いとは?仕事の行き詰まりを打破する思考のアップデート術
はじめに
「一生懸命働いているのに、なぜか成果が出ない」
「上司やメンバーと話が噛み合わない」
そんな悩みを抱えていませんか?
仕事で行き詰まりを感じたとき、
まず見直したいのが「視点・視野・視座」という
3つの概念です。
似たような言葉に思えますが、
それぞれの意味と役割はまったく異なります。
この3つの「視」を正しく理解し、
状況に応じて使い分けられるようになると、
ビジネスにおける物事の捉え方がガラリと変わり、
問題解決のスピードが飛躍的に向上します。
本記事では、今日から実践できる
「視点・視野・視座」のアップデート術を
わかりやすく解説します。
「視点」とは?
(どこを見るか:着眼点)
まずは1つ目の「視点」です。
視点とは
「物事を見る位置・切り口(着眼点)」のことです。
カメラで例えるなら、
「レンズをどこに向けるか」にあたります。
同じ出来事やデータに対しても、
視点が違えば見えてくる課題や解決策は
全く変わります。
例:商品の売上が落ちている場合
「価格が高すぎるのでは?」
という視点「ターゲット層のニーズとずれているのでは?」という視点
「購入までの導線がわかりにくいのでは?」
という視点
仕事で行き詰まったときは、
「今の自分の視点は一方向からしか
向いていないかもしれない」と
疑ってみることが大切です。
「もし自分が競合他社なら?」
「もしユーザーなら?」と
意図的に視点を変えること(多角的な視点)で、
誰も気づかなかった
新しいアプローチが見えてきます。
「視野」とは?(どれくらい
広く見るか:情報量と範囲)
2つ目の「視野」は、
「物事を見渡せる広さや範囲」を指します。
カメラで言えば
「広角レンズでどこまで広く写せるか」です。
視野が狭い状態(いわゆる視野狭窄)になると、
目の前のタスクや短期的な数字だけに追われ、
周囲の状況や将来のリスクが
見えなくなってしまいます。
視野が狭い人:
自分の担当業務の都合だけで判断してしまう視野が広い人:
他部署への影響や、業界全体のトレンド、
半年〜数年後の影響まで考慮して判断できる
視野を広げるもっとも簡単な方法は、
「時間軸」と「空間軸」を引き伸ばすことです。
「この施策は1年後どう影響するか?」(時間軸)、
「他部署や市場全体はどう動いているか?」(空間軸)
と自問する癖をつけるだけで、
捉えられる情報量は格段に増えていきます。
「視座」とは?(どの高さから
見るか:立場と目線)
3つ目の「視座」は、
「物事を見る立場や高台の位置」のことです。
ドローンのように
「どれだけ高い位置から全体を俯瞰できるか」を
表します。
ビジネスにおいて視座を高めるとは、
「自分より一段上の役職・立場の目線で
物事を捉える」ことを意味します。
メンバーの視座:
与えられたタスクをどうこなすかマネージャーの視座:
チーム全体の成果とリソース配置を
どう最適化するか経営者の視座:
企業の理念達成や収益性、社会的価値を
どう創出するか
「上司の言っている指示の意図がわからない」と
感じる原因の多くは、
視座の高さの違いにあります。
一つ上のポジションの人間がどんな責任を負い、
何を重視して判断しているのかを想像し、
その目線で考える(=視座を高める)ことで、
評価される提案や行動ができるようになります。
「3つの視」を掛け合わせて
実践する
「視点・視野・視座」は、
どれか一つだけが高ければ良いというものでは
ありません。
この3つを柔軟に行き来させることが重要です。
【視座を高める】
経営者やクライアントの高さまで目線を上げる【視野を広げる】
周辺情報や長期的な影響まで視野を広く保つ【視点を絞る】
解決すべき「本質的な問い」に
ピントを合わせて着眼する
たとえば新事業を立ち上げる際、
高い「視座」で事業目的を定め、
広い「視野」で市場動向を捉え、
鋭い「視点」で競合との差別化ポイントを突く。
この連携こそが、ビジネスで
圧倒的な成果を生み出す思考のメカニズムです。
まとめ
「仕事で行き詰まりを感じている」
「一段上の成果を出したい」と感じたら、
ぜひ自分の「視点・視野・視座」を
意識してみてください。
視点(どこを見るか):
切り口を変えて、新しい課題を発見する視野(どれだけ広く見るか):
時間と空間の幅を広げ、全体像を把握する視座(どこから見るか):
一つ上の立場に立ち、本質的な目的を捉える
思考が行き詰まったときは、
「視点が固定化していないか?」
「視野が狭くなっていないか?」
「視座が低くなっていないか?」と
自分に問いかけてみましょう。
この3つの「視」を意識的に
アップデートしていくことで、
あなたのビジネスの選択肢と成果は
大きく広がっていくはずです。
日常の業務で思考を整理したいとき、
あるいはチームでの対話に行き詰まった際の
フレームワークとして、ぜひ活用してみてください。
所感
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
「視座」という言葉は
なかなか馴染みがないですね。
わたしの場合は
会社員なりたてのころより
上司に「経営者目線で考えろ」と
言われていたので、
自然と体得できていたと
思います。
でも、3つの「視」という
フレームワークで
教えてもらいたかったですというのは
贅沢なことなのだろうか?
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