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🎧 深堀ミュージック ほぼDaily|Styx

「ドモアリガット、ミスターロボット。」

この日本語を世界中に響かせた曲。

Styxの『Mr. Roboto』(1983)。

今の若い方が初めて聴いたら、「なんでアメリカのロックバンドが突然日本語?」と思うかもしれない。

でも、この曲が生まれた1983年という時代を知ると、少し違って聴こえてくる。

Styxは1970年代から80年代にかけて活躍したアメリカのロックバンド。『Babe』『The Best of Times』など数々のヒット曲を持ち、プログレッシブ・ロックからスタジアム・ロック、ポップまで幅広い音を聴かせた。

『Mr. Roboto』はコンセプトアルバム『Kilroy Was Here』に収録された曲。

ロックが禁止された未来社会で、主人公Kilroyがロボットに変装して脱出するという物語が背景にある。

だから歌詞そのものも、単なる面白いロボットの歌ではない。

管理される社会の中で、人間らしさや自分自身を取り戻そうとする物語だ。

そして、ここで面白いのが「日本」。

当時の日本は、自動車、家電、半導体などで世界を席巻し始めていた。

まだ後のジャパン・バッシングが本格化する前。

でも、その芽はすでにあった。

アメリカから見た日本は、優れた製品を次々と作り出すハイテク国家。

大きな音楽マーケットでもあり、日本を意識した作品や、日本語を取り入れることも決して珍しい時代ではなかった。

一方で、そこには少し複雑な視線もあったように思う。

日本=ロボット。
日本=機械。
日本人=勤勉で正確だけれど、どこか無機質。

『Mr. Roboto』にも、そんな当時のアメリカから見た日本への憧れや好奇心とともに、ちょっとした揶揄まで透けて見える。

それでも日本は、それだけ世界から意識される存在だった。

今となっては、

「昔の日本って、凄かったんだな。」

で終わる話かもしれない(笑)。

でも音楽には、その時代の空気まで残っている。

ただの「ドモアリガット」だと思って聴くのと、その背景を少し知ってから聴くのとでは、同じ曲でも景色が変わる。

40年以上前、アメリカから見た「未来」の風景の中には、日本がいた。

そんなことを考えながら、今日は久しぶりにこの曲を。

🤖 Styx - Mr. Roboto(1983)


今日はこのへんで。
きっとまた明日。🎧

©️深堀ミュージック



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