アンダマン海の休日 in クラビとピピ島 ⑤
2024/May/1 WED.
4アイランド ホッピング ツアーに参加
7:40にアラームをかけておいたが、結局その1時間以上前に目覚めてしまったのでベッドの上でダラダラ過ごす。やはり日本との2時間の時差はまだ体内に残っているしい。
さて、本日は再びキレイな海を楽しむ日。このクラビの沖合いには130以上の島が点在するが、これらを巡るアイランド ホッピングツアーというのが人気で、最もポピュラーなのが4アイランド ホッピング ツアーである。それぞれの島への渡し船もあるのだか、都度往復なので、時間を有効に使いたいのであればツアーが便利。ということで昨晩それを予約してあり、国立公園入場料込みで700Bなので、コスパも悪くない。しかも、これでピクニックランチやドリンク付きだ。

そのツアーのお迎えが8:15に来るはずなので、ホテルのロビーで待つ。同時刻にいろんなツアーの迎えも来るのでいちいち確かめなければならない。果たして、私の迎えは素晴らしい事に10分も遅れずにやってきた。トラックの荷台を人が乗れるように改装したソンテウという乗り物に乗り込み揺られ、いつも場所ではなく、ノッパラッタラの先の少し離れた場所まで連れて行かれる。そして、ビーチに面した糸杉の木立の下のテーブルで、ボブというボブ・マリー似の船長にチェックイン手続きをしてもらう。各方面に送迎が出ているみたいで、次々に客が到着するが、集まったのはなんと40人余り。かなり大きな団体ツアーだ。全員のチェックインが終わった後、ボブの呼びかけに応じて彼の後に続き、船の所に移動する。案内されたのはボートナンバー9のロングテールボートだが、今まで乗ってきた物よりもかなり大きく前に向かって座るタイプで、これ一艘に全員が乗り込んだので、ほぼ満席。他から見たら、難民船にも見えるかもしれない。

リゾート気分いっぱいの難民を満載した船は、9:30過ぎに出港。外洋に出ても大きい船だからか揺れは少ない。ただ、座席の背もたれが垂直で乗り心地は良くない。
歩いて海中を渡れるタップ島とチキン島
外洋を30分程進み、船がとある島を回り込み最初の島に到着。ここには砂州になっているビーチがあるのだが、そこにはロングテールボートとスピードボートがズラッと並んでいて余地が無いのに、この大きな船はわずかな隙間を見付けて無理やり入っていきそこに泊める。

ここでは10:10から11:10までの自由時間となった。船を降りる際に、スタッフに“ここはシュノーケリングマスクを持って行った方がいいか?”と聞くと“ビーチを楽しむ場なので不要”と言うので、何も持たず裸足で白い砂に降りる。この島は、可愛い巨大マリモのように緑に覆われた丸っこい島で、隣合う島とは、いわゆるトロンボ(陸繋砂州)で堆積した砂が陸繋島を形作っている。その砂州の部分の白浜と海のグラデーションが素晴らしい。どうやらここが、以前にDCカードのCMロケ地にもなったという、高い人気を誇るタップ島らしい。確かに島の周囲には美しい海とビーチが広がり、豊かな自然が広がっていて素敵な場所。

南国感溢れる青い海、白い砂浜と典型的なリゾートのビーチなので喜々として泳ごうとするが、ここに停泊している船の数からわかる通り、とにかく凄い観光客の数。離島気分はしない。そして、海の中も水はキレイだが、魚はチラホラいる程度。これだとシュノーケリングするまでもなさそう。水辺をお散歩するだけなので、写真を数枚撮った後はどうして時間を使おうかなと思って周りを見渡してみると、多くの人が海の中を隣の島へ向かっている。どうやら歩いて渡れるらしい。後で調べた所、これがタップ島とチキン島を結ぶ、"割れる海"という意味を持つタレーウォークらしい。これは干潮時にだけ現れる幻の海の中道らしく、ちょうど潮の満干の時間に合わせて、ここに来てくれた様だが、せっかく時間もあることだし、私も渡ってみる事にした。この時間、深くとも腰より少し下程度で、砂浜に両側から波が来る場所もありおもしろい。そして、10分程かけてチキン島に上陸してみると、こちらは人も少なく海水も白砂もさらにキレイになった気がする。ただ、ここでゆっくりしている時間はないので、ホント少しだけいたら、またタレーウォークを引き返す。

40人もいるツアーメンバーだが、みんな約束守って時間通りに泊めたボートの所まで戻って来たので出航。で、次はどこに向かうのだろうと思っていると、この島をぐるっとまわって、さっき歩いて渡ったチキン島の少し沖で船は停泊する。どうやらここでシュノーケリングタイムらしい。船から海を見下ろすと確かにたくさんの熱帯魚の姿が見える。これはテンションがあがる。船から飛び込んで良いというので、念のためにライフジャケットを着て、自前のシュノーケルを装着して海に飛び込む。先程見えた熱帯魚は黄色と黒のシマシマ熱帯魚であるオヤビッチャ。たくさんいるが、それが多い沖側に行くなと指示があったので、陸側へと泳いで向かう。陸側の海底にはいろいろな種類の珊瑚が見え、それなりに魚もいる。ただ、昔、パラオやケイマン諸島で素晴らしい珊瑚や魚を見たことがあるので、感激するようなレベルではない。それでも30分あまり海に浮かんで楽しいシュノーケリングタイムを過ごせた。

ところで、この目の前の島は、ニワトリの頭に見える奇岩があるからチキン島と言われるのだが、この船はそれにはあまり近付かず、少し遠くから眺めただけだった。
急峻な岩山と美しいビーチがあるポダ島
シュノーケリングの後は、ここかから少しだけ引き返しポダ島へと向かう。ロングテールボートの先端には突き出した木製の角みたいなのがあるのが特徴だが、それぞれの船がそこにオリジナルの装飾をしており雰囲気がある。それを頭にしてこのボートはまた白砂のビーチに突っ込んでいく。このロングテールボートは不思議なことに浅瀬でも座礁しない造りになっているらしい。

で、上陸を果たしたこのポダ島はタイ国際航空のCMのロケ地として使用されたことから、現地では高い認知度を誇る人気の島とのこと。白砂のビーチが広がり、海の透明度はバツグンだが、ここを特徴づけているのはすぐ沖にあるタワーのような岩山。このそそり立つ岩と美しいビーチは絶景だ。
12:30に上陸して、思い思い写真を撮ったりしていたが、12:50になってランチが用意されたというのでそこに行く。ビーチの陸側の糸杉の木の下にテーブルが用意されており、その上には白米、グリーンカレー、タイ風野菜炒め、チャーメンが並び、ビュッフェ方式で各自、皿によそってく。ただここには座る椅子などはないのでキレイな海を見ながら、立って食べる。更にはスイカ、パイナップルといったフルーツもあり、満足いく食事だった。

再びのプラナンビーチ
その後もこの島でノンビリと過ごした後、13:30に船に戻り錨を上げる。訪れたこの3島は非常に近くにあったが、続いて向かうプラナン湾は少し距離がある。このツアー、4アイランド ホッピング ツアーという名の割に、実際には3アイランド+本土1箇所であり、次の1箇所がその本土。しかも、一昨日訪れた場所なので、できれば他の島に行けた方が私にとっては良かったのだが、グループツアーなのだから行き先は選べないので仕方ない。実際に到着したのはライレイ イースト ビーチ。ここで船を降ろされる。ここでの自由時間は1時間。とりあえず、ここから歩いてプラナンビーチへと向かう。ただ、ロッククライミングしている人や石灰岩が氷柱のように垂れ下がっている光景はもう見た。

じゃあどうするかというと、こないだは行かなかったが、ここの西側にビーチが見えるのでそこまで行ってみよう。この時間、海水が満ちてきており、そこまでは腰まで浸かって波に揉まれて移動せねばならなかったが、そのビーチの上に立ってみるとここも素敵なビーチ。先程とポダ島と同様に目の前に急峻な岩山があり、この景色を彩っている。ここへはアクセスが悪いので、カヤックで来ている人も多い。しばらく、ここの写真を撮っていたが、このビーチまでの往復で十分に時間を費やしてしまったので船へと戻る。けど、40人近くもいるのに、皆、時間守って戻って来る。ただ、点呼は一切しないまま出発するので、誰か置いて行っていないといいけど…
4 アイランド ホッピング ツアーの終了、総括
これで4箇所訪問したので4アイランド ホッピング ツアーは終わり。出発した港へ向かうが、この航路、先日もそうだったが、水飛沫が飛んで入ってくる。このため、横のビニールシートが降ろされ、景色も楽しめず、ただただ何もすることのない我慢の45分の移動になってしまった。

15:45、出航した港へ到着し船を降りる。そしてまたボブの後について行き、送迎車に振り分けられ、行きと同じメンバーで、逆のルートでホテルまで送ってもらう。
ツアーの総括としては、ランチや水、(私は使ってないけど)シュノーケル道具まで付いているし、効率的に4箇所も巡れるので、コスパやタイパには優れている。ただ一度行った場所にもう一度行かねばならなかったし、時間に縛られ自由に過ごせないというのはやはりグループツアーの難点。

ホテルに一旦戻るが、先日の教訓からこのまま部屋に戻るとシャワールームを砂だらけにしてしまうので、ホテルの部屋にはすぐには向かわず、ホテルのプールへ。ホテル棟とホテル棟に挟まれたそれほど大きいプールではないのだが、海外のプールにありがちなように深さはあるので、ドブンと頭からに潜り、しっかりと潮を落とす。そして、シャワーブースでアクアシューズに入り混んだ砂をしっかり落とした後、ここにあったカバナに腰かけ、先程、コンビニで買ってきたコーラを飲む。うまい。
アオナン メインストリートの散策とビーチの夕暮れ

それから部屋へと戻り、着ている物の手洗濯して、荷物の整理を少ししたらお出掛け。明日でこのアオナンともお別れだが、そういえばこのメインストリートをホテルより山側の方にはほとんど行っていないので、そちら方面に少し散歩してみる事にした。ずっと進み金色に輝くドームが特徴的なモスクまで行って折り返す。が、まあ、このメインストリートにあるものは一緒で、ホテル、ツアーブース、両替ブース、レストランなどなど。けど、気になるのは、どう見ても大麻の葉っぱの様なマークを掲げた店で、至る所に見かけるのだが、タイでは大麻が解禁されたのだろうか??

今日もイイ天気だし、素敵な夕陽を見にまたアオナンビーチまで出てみる。今日は潮風が少し強め。太陽が徐々に低くなるにつれ、地球が回っている事を実感し、また、その色が赤さを増す。そして、今日の役目を終えた太陽は西の低い山の向こうに消えた。そしてその後、ここ3日と同様、天空の薄雲に反射し、赤く染まる。キレイだ。
この時間になると今日もビーチでファイヤーショーをやっているので、ベンチに座って20分あまりのそのショーを見る。当然ながら一昨日見たのと同じ演目だが、風が強いのによくやる。

ビーチフロントでタイ古式マッサージ
さて、今日も疲れた。では、タイ名物のマッサージをしてみよう。このアオナンにはマッサージ屋が数え切れない程あるが、一番安い値段の表示をしていたのが意外にもビーチフロントにあるマッサージ店。メニューはたくさんあるが一番安い1時間200Bのタイ古式マッサージを選ぶ。この店はオープンな造りで、10個程のマットレスが並ぶが、ちょうどお客さんでいっぱい。この時間帯は混んでいる様なので少し待つ。

30分くらい待ってようやく通された。実はタイ古式マッサージを受けるのは初めて。どんなものかと少々ビビりながら、まずはうつ伏せになる。肩からマッサージが始まるが、これが痛い。早速の洗礼か?けど、続く背中から腰、足そして腕と普通のマッサージとは変わらなく気持ちイイ。波の音が心地良いし、風も気持ち良い。が、コレは海風じゃなく扇風機からの風だと思うが…
次に仰向けになってマッサージが続く。けど、マッサージ師は足を曲げる時なんか私の体の硬さに驚いているだろうが、私の体はそれ以上曲がらないから仕方ない。その後、しっかり頭皮マッサージもやってくれ、これが超気持ち良い。最後はお約束で、あぐらをかいた私にマッサージ師が上から乗るという荒治療もあったが、たっぷり1時間かかったマッサージは終わった。非常に良かったのでチップも弾むが、もうその時には私以外の客は誰もいなくなっていた。
マッサマンカレーの夕食、一日の終わり
ホテル近くに戻り、一昨日の掘っ建て小屋の店で夕食にする。今日選んだのはマッサマンカレー。"マッサマン"とは"イスラム教の"という意味でマッサマンカレーは、タイ南部のご当地カレーである。ココナッツの風味が効いているからか、全体的にマイルド。辛過ぎず私にはちょうどイイ。具は普通にチキン、玉ねぎ、人参、じゃがいもなんだけど、こりゃうまい。お気に入りに追加。おばちゃんにポイントを聞くとやはりココナッツミルクらしいので、日本でも作ってみようか。けど、スパイスが効いているのか、食べ終わってからどっと汗が吹き出た。

21:30と大分遅くなってしまったので、ホテルの部屋に戻ったら早速シャワーを浴びてしまう。しかし、最後までこの部屋のシャワーはほぼ水だった。そして、明日に備え荷物の整理などしていたら時間が経ち、もう23:00近いので大きなベッドに入る。
