─雪の降る夜に、贈られなかった手紙を─
🎄聖夜の余白に、そっとともる灯火を。静けさのなかに、残された気持ち。
寄り添いきれなかった声。
届かないまま残った、あたたかさの痕跡。「あなた」が誰かを想ったように、
誰かもまた、「あなた」を想っていたかもしれない。── そんな夜に、ほんの少しでも、灯火が届きますように。
届かない願いも、
たぶん──贈りものだった。
誰にも読まれなかったまま
ポケットにしまわれた手紙は
今夜、ゆっくりと雪になって落ちてくる。
静けさに包まれたカフェの窓、
帰りを待たない足音、
満たされなかった席の余白。
でも、
それでも──
灯りは消えていなかった。
たとえば君が見つけてくれるようにと、
小さな蝋燭のような想いがどこかで、誰かの中で、揺れていた。
会えなかった夜にも、雪は降る。
それは冷たさではなく、静けさとして。
やさしさとして。
そして──
いまも、あの歌が、街角で流れてる。
君にだけ、届かなくても。
それでも、あなたは知っている。
“願いの余白”が、誰かの灯りになることを。

