大切にしている小さな習慣
「いってらっしゃい、気をつけて!」
家族が出かけるときは、
どんなに手が離せなくても
必ず玄関のところまで行って
見送るようにしています。
靴を履いている背中に「いってらっしゃい」
そして扉が閉まる直前に「気をつけて!」
と声をかける。
これは、結婚してから、
ずっと続けてきた小さな習慣です。
この習慣をしっかり意識するようになったのは、ずいぶん前になにかの本かテレビで
「言霊(ことだま)」の話を聞いたのが
きっかけでした。
言葉には不思議な力があって、
発した通りの現実を引き寄せる
という話を聞いたとき、
妙に胸に残りました。
毎朝、家から送り出す家族に、
ただの挨拶で終わらせるんじゃなくて、
「無事に帰ってきてね」
「今日も一日がんばってね」
という願いを乗せて
送り出したいなと思いました。
実際に毎日続けていると、
この見送りは家族のためだけじゃなくて、
自分のためにもすごくよかったなと感じます。
朝の準備でちょっとイライラしてしまったり、
なんとなく気分が乗らなかったりする日でも、
玄関に立って
「いってらっしゃい」と声を出すと、
不思議と自分の気持ちがスッと切り替わります。
笑顔で送り出すことで、
自分自身の心もなんだか
整えられるような気がしています。
もともと私は心配性なところがあって、
たまにバタバタしていて見送れなかった日は、
なんとなく落ち着かなくて、
帰ってくるまで
「大丈夫かな」とどこかで気にしてしまいます。
ちゃんと声をかけて送り出せた日は、
そういう小さな不安を感じずに
過ごせている気がして、
この習慣は家族のためというより、
案外自分の安心のためなのかもしれない
と思っています。
夫や息子がどんなふうに感じているかは
分からないけれど、
外の世界へ向かう前に、
この言葉が少しでも
お守りになってくれていたらいいなと思います。
世間から見たら
「当たり前のこと」かもしれないし、
すごく地味なことだけど、
これからもこの小さな習慣だけは
大切に続けていきたいです。
