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NO.78|災害への備え、結局何日分あればいいのか

この記事を書いている2026年8月30日、福井県の福井市、大野市、勝山市に、警戒レベル5に相当する大雨特別警報が発表されました。

前日の29日夜には、石川県でも重大な土砂災害や浸水害への警戒が呼びかけられ、27日には石川県と富山県の5市町に大雨特別警報が発表されています。

まずは、被害に遭われた皆さま、そして不安な時間を過ごされている皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

一昔前まで、災害はどこか他人ごとのように感じていた方も多いのではないでしょうか。

正直に言うと、私もその一人でした。

ニュースを見て心配にはなる。それでも、自分の住んでいる場所は大丈夫だろう。これまで大きな被害はなかったのだから、今回も大丈夫だろう。

どこかで、そう考えていたと思います。

しかし近年、今までとは違う雨の降り方を目にすることが増えました。

国土交通省の資料では、1時間に50mm以上の短時間強雨の年間発生回数は、1976年から1985年までの10年間と直近10年間を比べると、約1.4倍に増えています。

また、警戒レベル4の避難情報が出た災害を経験した人への調査では、自宅にいた833人のうち、65.8%が自宅外への避難も、自宅内の安全な場所への移動もしていませんでした。自宅外へ避難しなかった人の4人に1人は、「自分は被害に遭わないと思った」と回答しています。

もちろん、避難しなかった人すべてが油断していたわけではありません。

自宅にいた方が安全だった人、夜間に外へ出る方が危険だった人、介助が必要な家族がいた人、避難所へ行きにくい事情があった人もいます。

それでも、「今まで大丈夫だったから、今回も大丈夫だろう」と考えてしまうのは、決して珍しいことではないようです。

では、実際に何を、どれだけ備えればよいのでしょうか。

調べ始めると、「最低3日分」「できれば7日分」という数字が出てきます。

ところが、2024年の能登半島地震では、孤立集落が実質的に解消されるまで19日かかりました。断水も、2日ほどで解消した地域、7日から8日かかった地域、数か月続いた地域に分かれています。

これでは、3日でよいのか、7日なのか、それとももっと必要なのか、分からなくなります。

そこで今回は、公式に示されている数字だけでなく、過去の災害、断水の実験、被災した方や支援者の記録も調べました。

水、食料、トイレ、カセットボンベ、明かり、充電。さらに、意外になくて困った物、持っていても使えなかった物、価格、期限、一度に買わずに増やす順番まで、一つにまとめます。

まず、「何日分を備えるのか」を決める

よく示される「最低3日、できれば7日」は、備えを始めるための大切な目安です。

ただし、7日分を用意すれば、8日目には水道も道路も店も元どおりになる、という意味ではありません。

災害後の日数は、次の三つに分けて考える必要があります。

1.自宅にある備蓄だけで生活をつなぐ日数

2.給水や支援物資を利用しながら、不便な生活を続ける日数

3.水道、下水道、ガス、道路、建物設備が復旧するまでの日数

この三つを一緒にすると、「7日分あれば大丈夫」とも、「数か月分を買わなければいけない」とも読めてしまいます。

しかし、食料や飲料水を数か月分積み上げるのは、置き場所や費用を考えても現実的ではありません。一方で、7日を過ぎても、断水やトイレの使用制限が続く可能性はあります。

そこで、私は次のように分けました。

まず3日

備蓄がほとんどない状態から抜け出す最低線です。

用意する物:飲料水、加熱不要食、携帯トイレ、薬、明かり

基本7日

店や道路、給水所へ比較的行きやすい家庭の基本線です。

用意する物:3日分に加え、食料、調理燃料、衛生用品、充電手段

14日を検討

孤立や運搬困難、補給の遅れが考えられる家庭です。

厚くする物:給水容器、運搬具、特殊食、薬など

30日を意識

長期の断水や下水道の使用制限に備える部分です。

長めに備える物:携帯トイレ、紙類、生理用品、薬、乾電池など

まず3日分を確保し、次に7日分へ増やす。条件によっては14日分を考える。

携帯トイレや衛生用品など長く保管しやすい物は、さらに長期化した場合を考えて少しずつ増やす。

この順番なら、最初から大きな金額を使わずに始められます。

あなたの家は、7日か、14日か

周囲へ通じる道路が複数あり、徒歩圏内に店や給水拠点があり、水を運び入れる負担も比較的小さい。家族に代わりが利きにくい薬や特殊食が必要な人がおらず、浸水や土砂災害の危険も低い。

このような家庭は、まず7日分を基本に考えられます。

反対に、次の条件が複数重なる場合は、14日分を検討した方がよいと思います。

・山間部や半島部
道路の寸断や集落の孤立が長引く可能性がある

・自宅へ入る道路が実質一本
一本止まるだけで外部との行き来が難しくなる

・土砂崩れや積雪が起こりやすい
店や給水所まで移動できなくなる

・高層階
停電時に水や荷物を階段で運ぶ必要がある

・給水所まで遠い
車や運搬具がなければ十分な水を持ち帰れない

・乳幼児、高齢者、持病、アレルギーがある
薬や特殊食など、代わりが利かない物がある

・ペット用品や特殊な食品が必要
支援物資や近所の店では入手できない場合がある

一つ当てはまれば必ず14日、ということではありません。

ただ、複数当てはまるなら、「7日目には補給できる」という前提を外して考えた方がよいでしょう。

高層住宅の場合は、地域の水道が復旧しても、給水ポンプやエレベーターが止まっていれば、自宅まで水が届きません。管理会社や管理組合へ、給水方式、非常用電源、受水槽から水を受け取れるか、排水管確認前のトイレ使用ルールを確認しておく必要があります。

河川の近く、低地、沿岸部では、備蓄の置き場所も変わります。水、食料、薬、携帯トイレ、ライトの一部を2階や棚の上へ分散し、持ち出し用と在宅避難用を同じ場所へまとめないようにします。

家ごと流された場合は、在宅備蓄だけでは対応できません。ここで考えるのは、自宅は残っていても停電や断水が続く場合、床上浸水で1階の物が使えない場合、道路が止まり外へ出にくい場合です。

数量の見方

ここから人数別の数字を出します。

通常の数字は、国や自治体などが示す公式の目安です。( )内は、被災事例、実験、複数の実務資料を照合した、この記事での実用目安です。

同じ単位で比べられない物は、無理に括弧へ入れません。

水は「飲む水」と「生活に使う水」を分ける

農林水産省が示す水の備蓄量は、飲料・調理用として1人1日およそ3Lです。

一方、千曲市の地域防災計画では、炊事、洗面、トイレなどを含む最低生活水準として1人1日20Lが示されています。

1人分

3日分:9L(60L)

7日分:21L(140L)

2人分

3日分:18L(120L)

7日分:42L(280L)

4人分

3日分:36L(240L)

7日分:84L(560L)

通常の数字は飲料・調理用、括弧内は生活用水を含めた量です。

「4人家族なら7日分で560Lも買うのか」と驚くと思いますが、すべてをペットボトルで買う意味ではありません。

飲料・調理用は未開封の市販水で確保する。生活用水は水道水のくみ置き、給水容器、運搬具、ウェットティッシュ、ラップ、携帯トイレなどを組み合わせ、使う水を減らす。

京都光華女子大学の断水シミュレーションでは、9Lの備蓄水を普段と同じ感覚で使うと、約1日でなくなりました。9Lは3日分の飲料・調理用です。手洗いや食器洗いにも使えば、3日はもちません。

私は、水を次の五つに分けて考えます。

1.飲料・調理用

未開封の市販水を用意し、2Lと500mlを混ぜます。直接口を付けた500mlは早めに飲み切ります。

2.手洗い・食器用

清潔な容器へためた水道水を使います。汚れた残り湯や雨水とは分けます。

3.洗濯・掃除用

飲用期限を過ぎたくみ置き水などを使います。容器へ日付と用途を書きます。

4.トイレ用

浴槽水などを使います。ただし、配管の安全が確認されるまでは流しません。

5.給水所から運ぶ水

10L程度の容器を複数用意し、キャリーや台車と組み合わせます。保管用と、くみに行く容器を分けます。

水道水を飲料用としてくみ置く場合は、清潔な密閉容器へ蛇口から直接、口元まで入れます。保存期間は自治体により常温3日から7日程度と異なるため、住んでいる自治体の案内を確認してください。

浄水器を通した水や煮沸した水は残留塩素が弱くなるため、長いくみ置きには向きません。

また、浴槽に水があっても、断水時にすぐトイレへ流してよいとは限りません。下水管や建物内の排水管が壊れていれば、逆流や下階への漏水につながります。自治体や管理会社から使用許可が出るまでは、携帯トイレを使います。

20Lのポリタンクは、満水で約20kgです。私は、10L程度の容器を複数に分け、キャリーや台車と組み合わせる方が現実的だと思います。

水より先に困ることもある。携帯トイレ

排泄は我慢できません。停電や断水の直後から必要になります。

経済産業省の目安は、1人1日5回、7日で35回です。一方、自治体や防災実務資料では、成人の使用回数を1日5回から7回程度とする例があります。そこで括弧内は1日7回で計算しました。

1人分

3日分:15回(21回)

7日分:35回(49回)

2人分

3日分:30回(42回)

7日分:70回(98回)

4人分

3日分:60回(84回)

7日分:140回(196回)

普段から1日7回を超える方は、自分の回数を優先してください。

「一袋で複数回使える」と書かれた製品でも、それを前提に必要枚数を減らさない方が安心です。能登の現地調査では、複数回分を吸収できる製品でも、衛生面から実際には一人一枚で使われた例がありました。

必要なのは凝固剤だけではありません。

・便器を保護する袋
便器内の水や汚れから排泄袋を守る

・排泄用袋と凝固剤
袋の強度、吸収量、使用期限を確認する

・防臭袋
使用後の袋を密閉し、臭いを抑える

・トイレットペーパー
日常でも使うため、多めに置きやすい

・使い捨て手袋・消毒用品
処理時の衛生を保つ

・小型ライト
夜間や停電時に両手を使える状態にする

・保管場所
回収が始まるまで、生活場所から離して保管する

安価な製品では、吸収力、袋の強度、防臭性が十分でなかったという使用例もあります。回数と価格だけでなく、袋の厚さ、防臭方法、使用期限まで確認します。

そして、家族全員が平常時に一度使ってみること。袋の重ね方や縛り方は、実際に試さないと分からない部分があります。

食料は「何食あるか」だけで決めない

初日からすべてを調理する前提にすると、水も燃料も早く減ります。

まず3日分には、缶詰、栄養補助食品、開封してすぐ食べられる物など、加熱しなくても食べられる物を入れます。そのうえで、7日分へパックご飯、レトルト、麺類などを加えます。

避難所では、パン、おにぎり、弁当が続き、野菜、たんぱく質、食物繊維が不足しやすいことが報告されています。

厚生労働省が避難所で参考として示す1日当たりの栄養量は、エネルギー2,000kcal、たんぱく質55g、ビタミンC100mgです。一方、東日本大震災後の避難所の実例では、たんぱく質44g、ビタミンC32mgだった例があります。

品数があっても、炭水化物だけに偏れば十分とは言えません。

備蓄には次の組み合わせを入れます。

・主食
米、パックご飯、麺、シリアル。エネルギーと炭水化物を補う

・主菜
魚・肉・豆の缶詰、レトルト食品。たんぱく質を補う

・野菜類
野菜ジュース、乾燥野菜、海藻、常温保存スープ。ビタミン、ミネラル、食物繊維を補う

・補助食品
ナッツ、栄養補助食品、家族に必要な粉ミルクなど。不足しやすい栄養と個別の必要品を補う

・いつもの味
ふりかけ、漬物、菓子、コーヒー、好みの調味料。食欲と気持ちを支える

被災した方の記録では、食べ慣れない非常食を食べる気になれなかった、温かい食事が心身の支えになった、いつもの味に助けられた、という声がありました。

「長期保存できる物」だけで選ばず、家族が普段から食べる物を少し多めに買い、古い物から食べて補充する方が続けやすいと思います。

カセットボンベは、なぜ数字が大きく違うのか

農林水産省の備蓄例では、カセットボンベは1人1週間およそ6本です。一方、東京ガスが4人家族、1日3食、7日間の設定メニューで行った実験では、使用量は約4.6本、切り上げて5本でした。

この差は、どちらかが間違っているからではありません。

湯の量、調理時間、気温、メニュー、火力によって使用量が変わるためです。

湯沸かし・レトルト中心

水と燃料を抑えやすい使い方です。東京ガスの実験例を参考にしつつ、家庭のメニューで試します。

毎食しっかり調理

農林水産省の「1人1週間およそ6本」を、余裕のある目安にします。

冬季・低温時

火力が落ちやすいため、平常時の試算より余裕を持たせます。

一番確かな方法は、普段の鍋料理などでコンロを使い、一本で何回調理できるかを自宅の条件で測ることです。

カセットコンロは災害専用品ではありません。普段から使えば、操作にも慣れ、古いボンベから順番に消費できます。

一般的な使用期限の目安は、ボンベが製造から約7年、コンロが製造から約10年です。製品表示を確認し、変形やさびのあるボンベは使わないようにします。屋内では換気し、テント内や車内では使用しません。

実際の声から分かった、見落としやすい物

調べていくと、一般的な防災用品の一覧だけでは見落としやすい物がありました。

・給水
10L前後の容器、キャリー、台車。水を実際に自宅まで運ぶため

・トイレ
防臭袋、手袋、小型ライト。処理、臭い、夜間使用に必要

・節水・衛生
ラップ、厚手ポリ袋、ウェットティッシュ。食器洗いや手洗いに使う水を減らせる

・明かり
ヘッドライト、ネックライト、ランタン。移動用と部屋用を使い分けられる

・電源
モバイルバッテリー、延長コード、複数口タップ。充電場所を家族や避難者で共有しやすい

・支払い・連絡
小額現金、紙の連絡先、油性ペン。停電や通信障害時にも使える

・医療
紙のお薬手帳、薬袋、薬の写真。薬の名前や量を伝えやすい

・個別用品
眼鏡、補聴器用品、生理用品、おむつ、口腔ケア用品。支援物資で代用しにくい

・避難所
耳栓、アイマスク、室内履き、床用マット。睡眠、冷え、床の汚れへの対策になる

・屋外
歩きやすい靴、長靴、丈夫な手袋、粉じん用マスク。がれき、泥水、粉じんから身体を守る

懐中電灯も、一つあればよいとは限りません。

移動するときは両手が空くライト、部屋ではランタン、枕元や玄関には小型ライトというように分けると使いやすくなります。最近は小型でも明るく、連続点灯時間の長い製品があります。明るさだけでなく、電池の入手しやすさと点灯時間も確認します。

トイレットペーパーも、意外に早くなくなります。日常で必ず使い、保管期限をほとんど気にせず備えられるため、少し多めに置きやすい物の一つです。

持っていても使えなかった物

備蓄は、持っているだけで完成ではありません。

・重すぎる防災リュック
実際に背負い、持ち出せる重さへ減らす

・満水で約20kgになる20Lタンク
10L程度を複数に分け、運搬具を用意する

・一度も試していない携帯トイレ
平常時に家族全員で一回試す

・防臭性や袋の強度が足りない簡易トイレ
回数だけでなく袋、防臭、凝固剤の内容を比べる

・未充電のモバイルバッテリー
点検日を決め、定期的に充電する

・電池が液漏れしたライト
電池を別に保管し、定期的に点灯確認する

・手回し発電だけに頼る充電
乾電池式、充電式、手回しを組み合わせる

・大量の水と燃料が必要な食品
加熱不要食や短時間調理の食品も混ぜる

・家族が食べない非常食
普段食べている物を多めに備える

・全部が同時に期限切れになる備蓄
購入時期を分け、期限を分散する

年に一度は、ライトを点ける、コンロを使う、水を入れた容器を持つ、携帯トイレを試すところまで確認した方がよいと思います。

価格の目安

価格は地域、店、銘柄、送料、セールで変わります。ここでは2026年8月30日時点で確認した価格帯を含む、おおよその目安として示します。

・通常水2L×6本
約520~700円。送料と賞味期限を確認

・携帯トイレ50回分
約1,300~6,200円。防臭袋、便器カバー、袋の枚数を確認

・標準的なカセットコンロ
約3,000~3,800円。製造年、安全装置、対応ボンベを確認

・カセットボンベ3本
約500~900円。製造年月と保管状態を確認

・小型ライト
約1,000~3,000円。連続点灯時間と電池方式を確認

・10L前後の給水容器
約700~2,000円。持ち手、注ぎ口、収納性を確認

安い商品が悪いわけではありません。ただし、携帯トイレは「50回分」と書かれていても、防臭袋や便器カバーが別売りの場合があります。内容物を同じ条件で比較します。

家族4人の7日分を一度に完成させようとすると、かなりの金額と置き場所が必要です。だからこそ、最初から全部を買わず、優先順位を付けます。

賞味期限と使用期限

代表的な目安は次のとおりです。商品によって異なるため、最後は必ず表示を優先してください。

・通常のペットボトル水:約2年

・長期保存水:約5年。商品により、さらに長い物もある

・パックご飯:約1年

・一般的なレトルト食品:約1年

・長期保存型レトルト:約4年

・缶詰:主に約3年

・カセットボンベ:製造から約7年

・カセットコンロ:製造から約10年

・携帯トイレ:商品により約10~15年など

水は賞味期限が過ぎたからといって、すぐ捨てる必要はありません。未開封で容器に異常がなければ、飲用以外の生活用水として残せます。

期限をすべて同じ月にそろえないことも大切です。少しずつ買えば、家計だけでなく交換時期も分散できます。

私が実際にしている、無理のない増やし方

私は、近くのなじみのスーパーで、週に1回か2回あるポイント還元日を利用します。

一度にすべて買いそろえるのではなく、トイレットペーパーを2パック、レトルト食品を数個というように、普段の買い物へ少しずつ足しています。

ただし、備蓄がほとんどない状態なら、最初は次の5項目だけ3日分まで先に確保します。

1.飲料水
生命維持と調理に必要

2.加熱せず食べられる物
停電直後から水や燃料を使わず食べられる

3.携帯トイレ
断水直後から必要になる

4.常備薬・代替困難品
支援物資では代わりが利かない

5.ライト
夜間の移動、トイレ、作業に必要

そこから、例えば次のように増やします。

・1週目:水、携帯トイレ

・2週目:パックご飯、レトルト、缶詰

・3週目:トイレットペーパー、防臭袋、ウェットティッシュ

・4週目:カセットボンベ、乾電池、モバイルバッテリー

・翌月:カセットコンロ、ライト、給水容器など長く使う物

カセットコンロは災害時だけの物にせず、普段の鍋料理などで使います。レトルトや缶詰も、期限が近づいてから無理に食べるのではなく、日常の食事で使い、使った分を買い足します。

「防災のために特別な物を大量に買う」のではなく、「普段使う物を少し多く持つ」と考えた方が、無理なく続けられます。

今日、最初にすること

この記事を読み終えたら、次の順番で確認してみてください。

1.自宅周辺のハザードマップを見る

2.道路、階数、給水所までの距離を確認する

3.家族の薬、アレルギー、乳幼児用品、ペット用品を書き出す

4.家にある水、食料、携帯トイレを実際に数える

5.まず3日分の不足だけを買う

6.その後、7日分、必要なら14日分へ少しずつ増やす

7.携帯トイレ、コンロ、ライトを一度使ってみる

全部を一日で終わらせる必要はありません。

まず、今の家に何があり、何が足りないのかを知る。それだけでも、備蓄ゼロの状態から一歩進めます。

今回、公式の数字だけでなく、実際の復旧期間や被災した方の記録まで調べてみると、「何日分あれば絶対に大丈夫」という一つの答えはありませんでした。

住んでいる場所、建物、家族、季節によって必要な備えは変わります。

だからこそ、誰かの防災リストをそのまま買うのではなく、自分の家に置き換えて考えることが大切なのだと思います。

今回の大雨により被害に遭われた皆さま、不安な時間を過ごされている皆さまに、改めて心よりお見舞い申し上げます。

今も危険が続いている地域の皆さまは、気象庁や自治体から発表される最新情報を確認し、ご自身と大切な方の安全を最優先にお過ごしください。

一日も早く、穏やかな日常が戻ることを心より願っています。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

この記事が、備えを見直す小さなきっかけになればうれしいです。少しでも役に立ったと思っていただけましたら、スキやコメントなどで軽く応援してもらえると幸いです。

今回の記事を書くために確認した資料

・気象庁「福井県にレベル5大雨特別警報発表」
https://www.jma.go.jp/jma/press/2608/30a/20260830_ooame_tokukei.html

・気象庁「大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化」
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/extreme/extreme_p.html

・農林水産省「大事な水、どうやって備えますか?」
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/imadoki/imadoki02_10.html

・農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook.html

・経済産業省「トイレ備蓄 忘れていませんか」
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/jyutaku/toirebichiku.html

・内閣府「令和6年版 防災白書」
https://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/r06/honbun/t2_2s_03_00.html

・石川県「令和6年能登半島地震からの復旧状況」
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/chiji/kisya/r6_6_27/1.html

・千曲市「災害時の給水」
https://www.city.chikuma.lg.jp/soshiki/jogesuido/bosai/1/1346.html

・国立環境研究所「令和6年能登半島地震における災害トイレ調査」
https://dwasteinfo2.nies.go.jp/page/page000438.html

・東京ガス「災害時のカセットボンベ必要量を検証」
https://www.tokyo-gas.co.jp/news/topics/20220202-02.html

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kazu ここまで読んでいただきありがとうございます。もし少しでも参考になった、共感できたと感じていただけたら、チップで応援していただけると嬉しいです。