泣いた彼女を慰めたのは誰か【小説】

・以下の内容はフィクションであり実在の団体や人物との関係は一切ございません
・本作品で出てくる精神疾患に関しましてもフィクションの為現実でこのような症状が出るとは限りません。

プロローグ
凍てつく空気の中少女は息を吐き、手を擦る。
息は白く手袋もコートも着ずに薄手の長袖の服に半ズボンでは東京の寒さは耐えられない。
このままでは凍え死ぬと思って後からどれだけ殴られようがかまわないと近くのパン屋に
身を寄せた。常連である少女を見て店員は心配と呆れの眼差しでこちらを見つめているのに
気づかないふりをしていた
夜中の家は母の時間だ。その時間はまだ10歳の少女にとっては過激で年間を通して寒く暑い夜になっていった。
「〇〇くん。寒いね」
クローズの看板を出しシャッターを閉めたパン屋を出て少女は少年に話しかける
「〇〇ちゃんはいくじなしだね。一人じゃなにもできないし鬱陶しい」
「そんなこと言わないで」
少女にとってその少年だけが友人であった。どれだけ睨まれても少女は笑顔だった

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