第13章:目指せ資産1000万円!──プライドより家賃の話
FIREを志してまず思ったのは、**「投資の前に、原資を増やさなきゃ話にならない」**ということだった。
投資で資産を増やすには、元手が必要。
そしてその元手を作るには、「節約」と「収入アップ」の両輪が大切だ。
特に資産1000万円を目指す段階では、利回りなんて気にしてる場合じゃない。
年利5%より、今月の出費を5万円減らす方がはるかに効果が大きい。
そして私はまず、プライドを捨てた。
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嫁の実家へ引っ越す、という荒技
「これで年間100万円浮くなら、もう住んだるわ!」
そう決意して、私たちは嫁の実家に居候させてもらうことにした。
当然、気は使う。自由も少ない。
でも、家賃・光熱費・通信費まで合わせれば、年間100万円以上の節約になる。
この選択、他人にはあまりおすすめできない。
親との関係性によっては精神が削れるかもしれないし、自由が奪われて夫婦喧嘩が増える危険もある(笑)。
でも、FIREのためだ。耐えた。
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固定費を片っ端から見直す
次に取り組んだのは、固定費の徹底的な見直し。
• 格安SIMからさらに安いプランに変更(1人1000円未満に)
• 保険は掛け捨て一本にして、不要な保障は一切カット
• 車は軽に買い替え(地方では車は必須だが、贅沢品である必要はない)
• 近所の移動は徒歩か自転車。雨の日はカッパ。笑
• コンビニには近づかない(コーヒー1杯も「浪費」に見える)
• 野菜はベランダで再生栽培。豆苗の再利用率、ほぼ100%!
こうして、日常に潜む“なんとなく浪費”を一つずつ遠ざけていった。
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ただ、節約だけでは限界がある。
収入も増やさなければ、1000万円の壁は超えられない。
そこで私は、副業としてスポーツ指導の仕事を始めた。
本業でも関わっていた分野で、経験や資格はあった。
だからこそ「まだマシ」な選択肢だったのかもしれない。
でも実際には、平日の仕事の合間に土日を潰して働くというのは、やっぱりしんどかった。
体力的にも精神的にも余裕があるとは言えない中で、子どもたちの前に立ち、笑顔で教える。
「好きなこと」と「楽しいこと」は、似ているようでまったく違う。
時間を削り、エネルギーを振り絞って、なんとかこなしていた。
それでもやるしかなかった。
1回あたりの報酬は高くない。けれど、月2〜3万円、年間で数十万円の副収入になる。
この“わずかな積み重ね”が、FIREへの道をつなぐと信じていた。
正直、遊ぶ時間も、休む余裕もほとんどなかった。
「働いて、節約して、また働く」──その繰り返しの毎日だった。
でも、投資の原資を作るには、これしかなかった。
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節約と投資の「脳みそ強化週間」
「無駄遣いをやめるのがゴールじゃない。資産を増やす力を身につけるのがゴールだ。」
そう思い、私は情報収集と勉強にも力を入れた。
• 図書館で節約・家計管理・投資に関する書籍を読み漁る
• YouTubeでリベ大の両学長や、節約投資家ふゆこさんの動画を視聴
• なすびさんのように、少ない収入でも資産を築いた人の知恵に学ぶ
みんな、口を揃えて同じようなことを言っていた。
「投資で失敗しないためには、知識と仕組みがすべて」
無駄遣いしない習慣が身につき、生活に満足感も出てきた。
節約は我慢ではなく、思考の整理。
「自分にとって本当に価値があるものってなんだろう?」
そう問いかける毎日が、気づけば心の余裕にもつながっていた。
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そして、少しずつ増えていく資産…
努力の成果は、ちゃんと数字に現れた。
通帳の残高が増える。
証券口座の評価額が伸びる。
支出は最小限に抑えられ、貯蓄率は50%を超えていた。
副業も軌道に乗り、収入の選択肢が増えていく。
「働く=会社だけ」じゃない、という感覚は、自信にもつながった。
資産1000万円。
そこには「投資で増やす」だけじゃなく、「投資するための生活を作る」という、もうひとつの戦いがあったのだ。
