【2026年9月最新・後編】𝕏の収益化ルール大改革を、リンク運用のプロ視点で読み解く (#Web流入元分析ガイド 後編 ep.2/2)
本記事は、以前公開した「UTMパラメータの作り方完全ガイド」の続編です。
前編ではSocial Mediaでの「リンク評価下げ」を回避する運用テクニックを紹介しましたが、
2026年8月、𝕏(旧Twitter)は、その前提となる収益化のルールそのものを大きく作り直しました。
UTMでリンクを運用している発信者・配信者が押さえておくべきポイントを、今回はまとめて整理します。
📢 2026年8月、𝕏の収益化ルールが根本から変わった
2025年7月から𝕏の製品責任者(Head of Product)を務めていた
ニキータ・ビア氏(@nikitabier)は、2026年8月に同職を退任し、
現在はアドバイザー(顧問)として𝕏 に関わり続けています。
同氏らが進めてきた𝕏 改革の総仕上げとして、
𝕏は「クリエイター収益配分プログラム(Creator Revenue Sharing)」を
2026年9月7日で終了し、
翌9月8日から、
新制度「オリジナルコンテンツ報酬プログラム(Original Content Rewards Program)」へ、全面移行すると発表しました。
🗣️「自分は𝕏 で収益化(お小遣い稼ぎ)をしていないから関係ない」
と思う配信者の方もいるかもしれません。
しかし、
𝕏の評価基準が変わるということは、
あなたが貼る「配信URL」がファンに届くかどうかの基準が変わる
ということです。
ルールを守らない「使い回しの告知」や「コピペ投稿」は評価対象外:
他人の投稿の転載はもちろん、配信者がやりがちな
「毎日同じ告知画像」と
「同じ定型文(配信開始!など)」の繰り返しも、
AIから「独自性なし」と判定されやすくなります。
報酬がつかないだけでなく、
アカウントの信頼スコアが下がり、
リンクの露出がさらに絞られるリスクがあります。
その日の意気込みなど、人間味のある一言を添えることが不可欠です。
フォロー交換強要などの「インプレゾンビ」的エンゲージメント稼ぎは3回で強制除外:「いいね・リポストしてくれた人全員フォローします」「フォロバ100」「相互100」: 収益化リスト除外、3回で凍結判定チームへリスト送り、早晩凍結。
相互エンゲージメント稼ぎを繰り返し行うと、AI(Grok含め複数AI)が自動検知し、3回目で収益化プログラムから強制除外、悪質な場合はアカウント自体が凍結される、という厳しい運用が始まっています。
※「ブルーバッジ保有率が高いアカウントほど収益停止になりやすい」という噂も一部耳にします。但しこれは𝕏 公式ルールに明記無く、都市伝説の域。実際の問題視は、あくまで機械的・チープなエンゲージメント稼ぎ行為そのものです。収益条件は「認証済みフォロワー500人以上」かつ「直近90日で認証済みユーザーからのホームタイムライン表示50万回以上(リプライ除外)」:見る専アカウントや鍵アカのフォロワーがいること自体が、ペナルティになるわけではありませんが、この条件を満たすには、プロフィールをきちんと整えた「アクティブで質の高いフォロワー」を増やすことが実質的に欠かせません。
𝕏(旧Twitterとしての創業から数え2026年で20年)にとって、
収益化の考え方そのものを、0から作り直すレベルの大改革です。
SHOWROOM・ミクチャ・Palmu・17Live・BIGO Live・mystaなどの配信・投票系プラットフォームへの誘導リンクも、
「𝕏 .comの外へユーザーを連れ出す外部ドメインへの離脱リンク」である点は変わらないため、
続けて下記にて紹介する「リンク評価下げ」の話が、そのまま関わってきます。
🔍 なぜ𝕏 は「外部リンク」をここまで嫌うのか
𝕏 が公開したアルゴリズムのソースコードやその後の各種分析によれば、
外部サイトへ離脱するリンクを含む投稿は、
明示的な「ペナルティ規則」というより、
「ユーザーを外部に離脱させる投稿は滞在時間を短くする」という学習パターンを通じて、
間接的にレコメンド(おすすめ表示)から外れやすくなる傾向があると報告されています。
しかも、この抑制の度合いは年々強まっているとされ、
2023年頃は20〜30%程度のリーチ減少だったものが、
2025年には30〜50%程度まで拡大、
2025年3月以降は無料アカウントの場合エンゲージメントの中央値がほぼゼロに近づいた
とする分析も出ています
(Premium有料アカウント(青バッジ)は抑制が緩和される傾向)
つまり「昔から変わらない仕様」というより、
年を追うごとに厳しくなっているというのが実情に近いようです。
この「外部リンク入り投稿は伸びない」というルールは、
𝕏 .com以外のドメインへ向かうリンクであれば、
基本的に等しく適用されます。
ミクチャやmysta、各種ミスコン・オーディションの
Web投票ページ・配信ページへ、
直接誘導する外部ドメイン離脱リンクも、同様であり、例外はありません。
💬 なぜ、たかがリンク一本にここまでこだわるのか?
プラットフォーム側からすれば、
ユーザーが外部サイトへ離脱することは、
ECサイトが「他店の方が安いかも」と顧客に逃げられるのと同じ
機会損失です。📉
𝕏 やInstagramのようなプラットフォームも、
自社アプリ内にユーザーをできるだけ長く留めておきたいと考えている
——これが「リンク評価下げ」が起きる根本的な理由です。
裏を返せば、
外部リンクが抑制される時代だからこそ、
「どこから来た、どんなファンが、どれだけ熱心にサイトを読んでくれたか」
を正確に把握する、
UTMパラメータの価値は、かつてないほど高まっているとも言えます。📊
この根本的懸念は、2025年に、
イーロン・マスク氏本人や𝕏 幹部による解説を日本語で
筆者が投稿で紹介したことがあります。
宜しければ併せて参考程度に、ご参照ください
→ 🔗 https://x.com/ralphtan/status/1901292007118757920 )
具体的なリンクの貼り方・回避策(リプ欄投下法など)や、
UTMパラメータそのものの設定方法については、
👉 前編記事で詳しく解説しています。
是非ご確認ください。
まとめ:発信者はどう動くべきか
2026年の𝕏 は、
「インプレッション数を稼ぐこと」自体の価値を意図的に下げ、
「オリジナルな一次情報を、質の高いファンに届けること」に
報酬の軸を移しました。
これはSHOWROOMやその他の配信プラットフォームで
発信している方にとっても他人事ではなく、
𝕏 を「告知チャネル」として使う以上、
この設計思想を、理解しておくことが、遠回りに見えて一番の近道です。
転載やコピペ、テンプレ的な相互フォロー施策から距離を置く。
リンクは本文ではなくリプライ欄・スレッド形式で展開する。
UTMパラメータで「どこから来た、どんなファンか」を正確に計測し、質の高い接点を伸ばす。
この3つを押さえて、
あとは不利になる不正をしないでおけば、
𝕏 ルール・アルゴリズム・規約が変わるたびに、
慌てる必要はなくなります。
是非、読み返しつつ実践されてみてください。
📚 参考リンク
① ニキータ・ビア氏のX製品責任者退任について(Gigazine)
② Xの新収益化制度「Original Content Rewards Program」の参加条件・スケジュール解説
③ 「ブルーバッジ率が高いと即BAN」という噂の検証記事
④ Xのアルゴリズムと外部リンク抑制に関する分析(オープンソース公開後)
⑤ Xのリンク抑制の技術的背景に関する分析記事
Written by #らる🦁🪽
