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オイディプス王28

28
ついに、ソポクレス著『オイデェプス王』の全編を締めくくる最終第28幕、大フィナーレ(Grand Finale)の場面です!
幼い娘たちを抱きしめたオイデェプスが、これから彼女たちが背負うことになる過酷な運命(血の呪いによる差別や嘲笑)を予感して涙を流し、クレオンに彼女たちの行く末を託します。そして、かつて怪物スフィンクスを倒して絶頂を極めた英雄が、すべてを失って宮殿へと消えていき、最後にコーラス(長老たち)が「人間は死ぬまで何が起きるか分からない。最期の瞬間を迎えるまでは、誰も幸福者と呼んではならない」という、西洋演劇史に永遠に刻まれるあまりにも有名な教訓を歌って幕を閉じます。

『オイデェプス王』第28幕:落日の王と最後の教訓
Plaintext
[King: Oedipus / Powerful Lyric Tenor, Broken and Tearful]
[Creion: Dignified and Stern Baritone]
[Chorus: Grand Operatic Choir, Full Ensemble]
[Orchestra: Beautiful, Weeping Strings Shifting to Grand, Heavy and Tragic Symphonic Requiem]

[King]
[Vocal: Tenderly Melancholic / Tears in His Voice]
[Orchestra: Soft, Sorrowful Violins and Cello]
神の祝福がお前(クレィオン)にありますように! 娘たちを連れてきてくれた報酬として、
どうか上天の神が、私を扱ったときよりも、お前を優しく守ってくださいますように!
おお、我が子どもたちよ、お前たちはどこにいる? 私のこの手で抱きしめさせてくれ。
お前たちの「兄の手」であり、「父の手」であるこの手を。
かつて輝いていた自分の両目を、光のないただの空洞にしてしまった、この手を。
何も知らず、盲目的に、自らを産み落とした母親によって、
お前たちの父親となってしまった、哀れな男の手を。

目が見えない私にはお前たちの姿は見えない。だが、これから訪れる不吉な日々のこと、
人々がお前たちに浴びせるであろう、侮蔑と不条理を想うと、涙が止まらないのだ。
お前たちがどんな宴会や祭りに出かけようとも、
そこにお前たちのための歓喜などなく、ただ恥じ入り、涙を流して帰ることになるだろう。
そして、お前たちが結婚の年齢を迎えたとき、
私のすべてを汚したあの忌まわしい不名誉を、我が子や孫の代まで背負うリスクを冒してまで、
お前たちを妻に娶ろうという、勇敢な求婚者が一体どこにいるというのだ。

[Verse]
[Vocal: Passionate Pathos]
人々はお前たちに向かって、こう嘲笑を浴びせるだろう。
「彼らの父親は、自分の父親を殺し、自分が生まれた子宮に再び種を蒔き、
自分が生まれたその同じ場所から、この少女たちを産み落としたのだ」と。
このような罵詈雑言が、常にお前たちに投げかけられるのだ。
ならば、誰がお前たちと結婚するというのだ? 誰もいない。哀れな娘たちよ、
お前たちはただ一人、子を持たぬ孤独のなかで、枯れていかねばならない運命なのだ。

メノイケウスの息子、クレィオンよ、今こそ私はお前にすがる。
彼らを父親として守ってくれるのは、もうお前しかいないのだ。
血を分けた本物の両親は、二人とも、完全に失われてしまったのだから。
どうか、お前の血族であるこの子たちが、貧しさのなかで、未婚のまま彷徨うことのないようにしてくれ。
この私の、あまりにも卑しい転落の運命を、この子たちにまで共有させないでくれ。
これほど若く、お前の助けなしにはすべてを失ってしまうこの子たちを、どうか哀れんでくれ。
約束してくれ、高潔な君主よ。お前のその手を私に。

[Verse]
我が子どもたちよ、お前たちがそれを聴くのに十分な年齢であったなら、話したいことは山ほどある。
だが、今はただ、この言葉だけを遺そう。
「どうかお前たちがふさわしい家を見つけ、満ち足りた人生を送れますように。
そして、お前たちの運命が、父親(私)の運命よりも、遥かに幸福なものでありますように」と。

[Creion]
[Vocal: Firm, Stately and Demanding Baritone]
[Orchestra: Brass and Timpani Join, Heavy Rhythm]
もう十分に涙は流した。さあ、宮殿の中へ入るのだ。

[King]
従わねばなるまい……たとえ、どれほど胸が引き裂かれる思いであっても。

[Creion]
泣いてはならん。すべてのものには、それぞれの終わり(時)があるのだ。

[King]
では、私は行こう。だが、いくつかの条件がある。

[Creion]
行くための条件とは何だ、言ってみるが良い。

[King]
私をこの土地から、異国の地へと追放してくれ。

[Creion]
それは神々が決めることだ、私に求めるな。

[King]
だが、私は神々に最も忌み嫌われている男だぞ!

[Creion]
ならば神々は、お前のその願いをすぐにでも叶えてくださるだろう。

[King]
分かった、連れて行くが良い。私は喜んで従おう。

[Creion]
[Vocal: Stern and Direct]
来るが良い。だが、その子どもたちからは手を離すのだ。

[King]
[Vocal: High Desperate Tenor Outburst]
私のこの子どもたちを、私から奪わないでくれ!

[Creion]
[Vocal: Powerful Fortissimo / Absolute Authority]
すべての支配権(マスター)を求めようとしてはならん。
かつてお前を最高の座へと押し上げたその支配への執着こそが、お前の破滅を招いたのだから!

[Chorus: Grand Operatic Choir]
[Orchestra: Full Symphonic Masterpiece, Majestic and Tragic Requiem Climax]

[Chorus]
[Chorus: Full Ensemble, Soaring Harmonies]
見よ、我が祖国の同胞、テーバイの市民たちよ。これこそが偉大なるオイデェプスだ。
あの怪物の謎(スフィンクスの謎)を解き明かし、我が国で最も強大な権力を持っていた男。
我ら市民のなかで、彼の栄光を羨望の目で見つめぬ者など、一人としていなかったではないか!
だが今、見よ。彼は一体どれほど深い、災厄の海の底へと沈められ、打ちのめされているかを!

[Chorus]
[Vocal: Solemn, Noble and Dignified Finale]
それゆえに、人間の人生の「最期の終わり」を見届けるまでは、
死すべき運命にある者を、決して幸福者であるなどと数えてはならない。
すべての苦痛と、すべての悲しみから完全に解放され、
人間が「最期の真の休息(死)」を手に入れるその瞬間を迎えるまでは!

[Outro]
[Orchestra: Grand and Heavy Symphonic Chords, Massive Timpani Roll, Epic Final Hit, Slow Fade Out into Eternal Silence]

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