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コロノスのオイディプス11

第11幕は、オイディプスによる「正当防衛の証明」の叫びの直後、ついに今作のもう一人の主役であるアテナイの気高き英雄、テセウス王が登場する運命的なセクションです。
テセウス王は、オイディプスの悲惨な盲目の姿を嘲笑うことなく、自らも若い頃に異国で苦難に満ちた放浪(冒険)を経験した者として、深い共感と慈悲をもって彼を迎え入れます。そして、オイディプスが「私のこの薄汚れた身体をアテナイに捧げる。その本当の価値は、私が死んで埋葬された時に明かされる」と告げ、今後のテーバイとの間で巻き起こる凄まじい争いを予感させる、非常に格調高い対話(デュエット)が展開されます。

『コロノスのオイディプス』第11幕:
Plaintext
11-1
[King: Oedipus / Powerful Dramatic Tenor, Resolute]
[Theseus: Noble, Stately and Generous Baritone]
[Chorus: Grand Operatic Choir]
[Orchestra: Shifting from Dark Passionate Strings to a Majestic, Heroic and Bright Royal Symphony]

[King]
[Vocal: Full Power Tenor, Defiant and Clear]
[Orchestra: Fast Driving Tragic Strings]
私は、私を殺そうとした男を返り討ちにしたのだ!
私は悪意(邪悪な意図)の無いまま、その手を血で汚したのだ。
私はあの日、あまりにも無惨な災厄を受けた。だが、
法律の目の前においては、私には何の汚れもない、無実の男なのだ!

[Chorus: Grand Operatic Choir]
[Orchestra: Sudden Bright Fanfare / Royal Brass and Heavy Timpani]
[Vocal: Reassuring and Majestic]
見よ、私たちの最高君主、アイゲウスの息子テセウス様が、
お前の呼び出しに応じて、その果たすべき気高き役目のためにここへ来られたぞ!

(アテナイの王、テセウスが威厳を持って登場する)

[Theseus]
[Vocal: Deep, Warm and Regally Pure Baritone]
[Orchestra: Stately and Gentle String Orchestra Theme]
ライオスの息子よ。私はとっくの昔から、お前の高き悪名のことを耳にしていた。
――お前が自らの手で、その両目を無惨に突き刺したという悲劇を。
だからこそ、私はお前の正体がすぐに分かったのだ。
道すがら私が集めた最新の噂(情報)のすべてが、私の推測を二重に確信へと変えた。
お前のその放浪者の衣服(身なり)と、破壊された無惨な盲目の容姿(顔)が、
お前こそがその人であると、私に完全に証明している。
最も不幸なる運命の王オイディプスよ、お前のその境遇を心から哀れみ、私はぜひ知りたいのだ。
お前と、お前の隣にいるあの哀れな無力な少女が、
この私と、アテナイの国家に対して、一体どのような懇願(願い)を求めているのかを。

[Verse]
話してみるが良い。それがどれほど凄惨で恐ろしい物語であろうとも、
私が恐怖のあまり拒絶することなど、絶対にあり得ない。なぜなら、
この私自身もまた、お前と同じように、若い頃は故郷を追われて異国で育ち、
見知らぬ土地のなかで、誰よりも多くの途方もない危険と戦い抜いてきた者だからだ。
それゆえに、私は逆境のなかにいる異国人を、
決して無下に拒むことはないし、お前のことも見捨てはしない。
私は自分自身が、ただの死すべき一人の人間(モータル)であることを知っている。
そして、私の明日の運命という分け前が、お前の明日の運命よりも優れている保証など、どこにもないのだから。

11-2
[King]
[Vocal: Moved, Noble and Dignified Tenor]
テセウスよ、お前のそのあまりにも適切で、寛大で、
そして傷ついた心を慰めてくれる温かい言葉には、長い返答など必要ないな。
この私が誰であり、どこの高き血統から生まれ、
どこの国から旅してきたのかは、今お前自身がすべて語ってくれた通りだ。
ならば、私は前置き(プロローグ)を抜きにして、今すぐ
私の短い願い(ペティション)を口にしよう。それで私の物語はすべて終わりだ。

[Theseus]
さあ、語るが良い。私が心から学びたいと渇望しているその真実を。

[King]
[Vocal: Calm and Deeply Prophetic]
私は、この苦難に疲れ果てた自分の身体(遺体)を、お前に捧げるためにここへ来たのだ。
見る目には決して美しくない、薄汚れた乞食の贈り物だ。だが、その本当の価値は、
外見の華やかな美しさなどよりも、遥かに貴重で強大なもの(レガシー)なのだぞ。

[Theseus]
お前が持ってきてくれたという、その「本当の利益(プロフィット)」とは一体何なのだ?

[King]
お前がそれを知る時はもっと先だ。いま、この瞬間ではない。

[Theseus]
ならば、私たちは一体いつ、その大いなる恩恵を刈り取ることができるのだ?

[King]
この私が死に絶え、お前が私の遺体をこの土地(アテナイ)に埋葬してくれたその時だ。

[Theseus]
[Vocal: Slightly Puzzled but Gentle Baritone]
お前が求めているのは、人生の最後の奉仕(埋葬)だけなのか? では、それより前のこと――
生きている間のすべてのことは、忘れ去られたか、あるいはどうでも良いというのか?

[King]
そうだ。その「最後の慈悲(埋葬)」さえ手に入れば、他のすべての保護の約束は、自然と保証されるのだ。

[Theseus]
お前が渇望しているその慈悲は、言葉の通りなら、極めて小さな願いのようだが。

[King]
いや、よく重みを測るが良い。この結末(イシュー)がもたらす影響は、決して小さなものではないぞ。

[Theseus]
お前が言っているのは、お前のあの息子たちと、この私の間に巻き起こる争いのことか?

[King]
王よ、あの者たちは、私を力ずくでテーバイへと連れ戻そう(略奪しよう)と企んでいるのだ。

[Theseus]
もしお前がそれを望まない( compulsory でない)のなら、
ただ意地を張って放浪のなかに留まり続けるのも、お前のような王にとってはふさわしくないと思うが?

[King]
[Vocal: High Resolute Note / Emotional Outburst]
[Orchestra: Grand Tragic Crescendo]
違うのだ! 私が帰りたかった時、あの者たちは私を拒絶したのだ! そして今、私がここに留まりたいと言うと、彼らは私を奪いにやって来るのだ!

[Outro]
[Orchestra: Majestic yet Suspenseful Horns, Driving Violins, Sudden Complete Cut on a High Dramatic Chord]

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