【41】銀杏並木を歩いて
毎年楽しみにしている銀杏の季節が今年も巡ってきた。今日は朝から晴れて気温も寒くはない。屋外を散歩するのにちょうどいい気候だ。早めの昼食を済まし、メトロ銀座線に乗って外苑前駅で下車した。この駅の東出口は「外苑前イチョウ出口」と表示されていて、いかにイチョウ並木が有名かがひしひしと伝わる。
青山口の付近は、歩くのがやっとなぐらい、すごい数の人が集まっていた。スマホを片手に黄金色に輝く銀杏の木を見上げながら、そぞろ歩きをする大勢の人たち。半分ぐらいは外国人だ。みなうっとりと高揚した表情で銀杏の樹を見ている。ポーズを決めて、黄金色の木をバックに写真を撮る人も多い。もちろん私も写真を撮った。まるで一幅の名画のような写真が撮れて感激。
青山口から円周道路まで300メートルの距離の並木には、146本の銀杏の木が9メートル間隔で植えられている。樹齢は約120年だそうだ。こことは別の場所にある苗園で成長した1600本の銀杏から、選りすぐりの銀杏が146本選ばれ植栽されたそうで、その選別が興味深い。やはり人は昔から、特に優れたものや美しいものを選別し後世に残そうとするのだ。上位1割弱の貴重な選りすぐりを。
貴重といえば、銀杏は世界でも珍しい樹木で東アジアの一部でしか見られないそうだ。それを考えると、こんなにも貴重で美しい銀杏並木を無料で心ゆくまで堪能できる場所が、都心の一等地にあることは奇跡だと思う。この計画を最初に考え出した先人も偉大だ。100年後も200年後も、ここを訪れる人が歓声を上げたくなるような銀杏並木が、大切に受け継がれて欲しい。
いいなと思ったら応援しよう!
お心遣いに感謝です❤❤
頂いたチップはクリエイター活動のために大切に使わせて頂きます。