【詩】夏のサンセット
夏の海岸沿いを走る
ローカル列車に
何が終着するのだろう
右を流れてゆく西日
海を照らして
窓側に頬杖ついた君の
その手に反射する
駅を降りたら
海まで歩こう
潮風を感じながら
星型のテトラポッドを探そう
海が吹き抜け
ふたりは
さざ波の夕夏へ
遠い島に霞んだ
黄昏れ色の放射
半分 あと三分の一
カウントする君の声と
時折りの波の音
沈む輝きを見ている君の
右手のブレスレットを
僕は見ている
何ごともないサンセット
君の手を引き寄せ
あの日 あの一瞬を
胸の夕日にそっと抱いて
