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発達障害看護師が「自分を守りながら」働くための就職先リスト


数ある記事の中から目に留めていただき、ありがとうございます。

この記事は、私自身の経験に基づいた主観も含まれています。得意・不得意のグラデーションは人それぞれであり、それによって向き不向きの環境も異なるため、ここで述べる内容が必ずしも「100%の正解」とは限りません。

あくまで就職活動や働き方を考える上での一つのヒントとして、参考にしていただければ幸いです。


1. 精神科単科病院(特におすすめ)

​男性比率が高く、ASD/ADHD特性への理解や寛容さが最も期待できる環境です。

​メリット:

​男女比のバランス: 男性看護師が多く、女性特有の集団力学に巻き込まれにくい。

​個人の裁量: 慢性期病棟などはルーチンワーク化されており、自分のペースを掴みやすい。

​特性への寛容さ: 精神医学の知識があるスタッフが多く、メモや録音などの工夫を「合理的配慮」として受け入れてもらいやすい。

​注意点: 他の職員も何かしらの特性や心の病を抱えている人や男女の比率が他の科の医療スタッフよりも圧倒的に多いことから良くも悪くも患者さんだけではなくスタッフからも特に自己肯定感の低くなりがちな発達障害持ち看護師はターゲットにされやすく、さまざまなトラブルに巻き込まれることが高い為、適切な境界線(バウンダリー)を保つことが最重要。

​2. 介護医療院・療養型病院

​「命に直結する超急性期」の判断が少なく、指示が定型化されている職場です。

​メリット:

​指示の明確化: 急変が少なく、あらかじめ決まった「約束指示」で動ける範囲が広い。

​ルーチン業務: 1日の流れが固定されており、ワーキングメモリへの負荷を下げられる。

​注意点: 介護職との連携が多いため、チーム内での役割分担を明確にする必要がある。

​3. 特別養護老人ホーム(特養)や知的障がいのある方、身寄りのいない精神疾患を抱える方が入居するための支援施設

​「病院」という組織よりも、個人の自律性が求められる職場です。

​メリット:

​個人業務の多さ: 看護師の人数が少ないため、自分の受け持ち範囲を黙々とこなす「職人的」な働き方が可能。 

入居者様が体調不良時に嘱託のクリニックや病院に通院同伴する可能性、入居者様の定期処方薬作成を依頼している薬局に月に何度か複数人分の薬を公用車で取りに行く必要あり、他の看護師と物理的に離れる時間がつくれることがある。

※委託薬局については委託先の薬剤師の方が施設まで毎回届けにきてくれる場合のケースもあるため、気になる方は面接の時に要確認。

​休憩の自由度: 施設により、休憩中の車内待機や外出が比較的許されやすい。

​注意点: オンコール対応があるため、指示書の整備状況を面接で確認必須。
施設ごとの約束指示などのマニュアルがあるのとないのでは発達障害持ち看護師にとっての働きやすさは雲泥の差で、臨機応変対応が苦手なASD方や冷静にならないといけないタイミングで突拍子のない行動を取ってしまいがちなADHDの方にとっては大事なお守りであり、安心材料となる。
※マニュアルがない施設だと、オンコール対応で独断で判断し行動したことによって他の職員から万が一ネガティブレスポンスを受けた際に特にASDの方はパニックになりやすい為。

通院同伴や処方薬を取りに行く際に公用車を運転しなければいけないため普通運転免許は必要。(AT限定可)
ミニバンを運転しなければいけないかどうかは施設の方針によって異なるので心配な方は面接の時に要確認。

救急搬送で看護師は他の職員と比べて救急車同伴することもあるため車酔いしやすい方は要注意。 

(救急車を利用すること自体が緊急事態なケースであることから、スピーディーな移動を要するため、移動中の急発進や急ブレーキに同伴者自体も体調コンディションによって酔いやすくなる可能性あり。
もともと酔いやすい方や不安な方は必要に応じて酔い止めをお守りとして常備していたほうがいい。)

​4. 老健(介護老人保健施設)・デイサービス

​リハビリや在宅復帰を目的とした施設で、比較的明るい雰囲気の職場です。

​メリット:

​人間関係のリセット: 利用者の入れ替わりがある程度あり、関係性が固定されすぎない。 

病院併設の施設だと緊急時に系列の病院にそのまま受診や搬送することができる為、勤務をするうえでの安心材料となる。

​ワークライフバランス: 残業が少なく、私生活との両立がしやすい。

​注意点: デイサービスは多職種とのコミュニケーション頻度が高いため、ASD特性が強い場合は「老健」の方がマニュアル化されていて楽な場合がある。

補足とし
職場によっては業務の短縮化の為に他の職員も業務中にスマホやタブレットを活用することもある場合もあるため、自分一人だけスマホを業務中に操作していても悪目立ちしにくくなります。
また、職員さんが同じ場所で全員一緒に休憩時間を過ごしているのか、それともバラバラに好きな場所で休憩時間はそれぞれ過ごすことができているかなどについても可能であれば面接や施設見学、実習の時の医療スタッフの雰囲気や行動もあわせて観察してみることをおすすめします。

※介護福祉、医療従事者の業務は基本的に人の命を預かる仕事であるため、障害者枠の求人採用がある病院や施設があっても主には身体障害のある方が対象の求人の可能性が高く、現段階の日本では発達障害は精神障害に分類されていることから障害を開示しての採用は地方に行くにつれて少なく消極的になる傾向があります。
特にこの業界は業務内容の関係で別の業界に比べてまだまだ発達障害が障害者枠を使って勤務することには理解が追いついていないことが今の現状です。
実際に私自身も発達障害の診断を受けた医療機関の先生に今後転職する際、発達障害があることをあらかじめ転職先に開示するかしないかどうかについて相談したところ、はじめから開示するすることはしないほうがいいだろうとの返答をいただきました。
(現段階、看護学生の方で学生時代のうちから既に発達障害の診断を受けているなどで学校の先生や実習先の病院の方も障害があることを理解している場合の就職活動であるなどであればまたケースが異なるのでその際には学校の先生などの相談できる方からの助言をいただき看護学校卒業後の進路決定をしていくことが最適だと思います。)

​結びの言葉
発達障害の傾向がある看護師の方や看護学生の方が、より自分らしく、心地よく働ける社会人生を送れるよう願っています。この記事が、皆様の今後のご活躍に向けた小さなお手伝いになれば嬉しい限りです。陰ながら応援しております。

番外.就職先を選ぶ際に「重視すべき3つのポイント」

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