9/12(土)から公開! 長編小説「火の粒が降る世界に」紹介。
前に予告していた長編小説を9/12(土)から、毎週土曜日に10話分を1話(約5000字)ずつ公開していきます。
その瞬間、夜空に色彩が轟いた。
様々な色が飛び散り、放物線を描いて、地面に落ちていく。
美しい。
以後、この光にどれほど人生を狂わされるとも知らずに、僕はその瞬間、そう思ってしまった。
ただの放課後だったはずの時間が、ゆっくりと崩れていく。
音楽だけが自分を救ってくれると信じていた5人の少年たち。
ベースの神代律(かみしろりつ)。
ギターの黒崎閃(くろさきせん)。
キーボードの三浦千歳(みうらちとせ)。
ドラムの日向野柊吾(ひがのしゅうご)。
ボーカルの水無瀬碧(みなせあお)。
しかし、空から落ちてきた花火が、 その日常を容赦なく焼き尽くしていった。
逃げ惑う街。
燃え落ちるライブハウス。
抱えた楽器だけが、唯一の希望のように腕に沈む。
もう一度だけ、音を重ねたい。
そんな願いが、壊れた世界の中で静かに灯る。
日常は簡単に壊れる。
それでも、音楽は壊れない。
そう信じた少年たちの、群像劇。
痛みと再生の物語。
音楽が救いになったことのある人へ。
淡い感情、静かな痛みが好きな人へ。
書き始めたきっかけとしては、
バンドの群像劇を書いてみたいなと思っていて、花火が降ってくるという設定を思いついて組み合わせたという感じです。
5人がそれぞれの問題に向き合っていく姿、火花が落ちていく描写、音楽描写などが魅力になっているかなと思います。
気軽にアドバイスや感想、誤字報告も送っていただけると嬉しいです。
ぜひ、お楽しみに。
ちょうどストックが2週間分にまで減り、記載した通り予告していた長編小説が完成した為、投稿のリズムを変えようと思います。
・月〜金、日曜日
20:00 情景描写1本
・土曜日
8:00 情景描写1本
20:00 長編小説1話分
という感じにしようと思います。
今後とも、よろしくお願いします。
千夜褪寡
