カメラと道具|Mandler 35mm F2 7elementsを推したい
今年の6月ごろ、instagramでふと目に留まったのが、どこか暑そうな国(ブラジルだったかな…?)のストリートスナップでした。
雰囲気がすごく好みで「これ、どんな機材で撮ってるんだろう」と投稿をのぞいてみると、「Leica M6 + Mandler 35mm」の文字が。
でも次の瞬間、Instagramあるあるの誤操作でタイムラインを更新してしまい、二度と出会えなくなってしまいました。(あの仕様、なんとかならないものだろうか…)
Mandler (マンドラー) 35mmって聞いたことがないレンズだなと思い、検索したのをきっかけにこのレンズの虜になってしまい、愛用レンズの1本になっている
Mandler Lens (マンドラーレンズ)とは
インスタで知ったマンドラーをWeb検索すると公式ページがすぐ見つかった
どうやら昔のLeicaレンズをオマージュして作っている中国メーカーだった
私は過去いわゆる中華レンズには良いイメージがなく、F値が明るいレンズはボケみが汚い、フォーカスさせるとレンズがガタガタしている、しまいにはカメラに取り付けたレンズが引っかかってM11からレンズが取れず焦ったこともあった
ブラウザを閉じるつもりでページの一番下までマウスを弾くようにスクロールしたら結構ページが作り込まれていて、性能、品質のデータ開示されていた。しかもサンプル画像もあり意外と写りがいい…
そもそもこのレンズにたどり着いたのはインスタでみた写真の雰囲気が最高だったから調べたことを思い出して、もう一度ページを頭からじっくりみることにした
マンドラーは、巨匠たちへのオマージュとして誕生しました。私たちは流行を追いかけることなく、純粋な光学技術のみに忠実であり続けます。中国の専門的な現代光学工学と、伝統あるレンズの伝統精神を融合させています。一枚一枚のガラスが光への畏敬の念を語り、一枚一枚のフレームが永遠の時を刻みます。これは単なる写真撮影機器ではありません。最先端技術が一世紀にわたる職人技を継承する、視覚的なシンフォニーです。ナノメートルレベルの精度によって、彫刻された光の一筋一筋に、古典美の魂が蘇り、レンズホルダーは未来を捉えながら歴史を紡ぐ、時の詩人となる力を得ます。
平たく言えばマンドラーレンズが目指しているレンズ作りは、昔のLeicaの技術を現代の中国ができる技術で最高なレンズを作り出して、技術継承ができれば良いよねってことなのだが、この考えでレンズ作りだして販売している中国凄すぎる
そんなプロダクト、使ってみたくなるじゃないか
マンドラーレンズは2024年に出来たメーカーだが、7枚玉のズミクロン35mmをオマージュしたこの「Mandler 35mm F2 7elements」が最初のプロダクトであり、2026年8月時点ではこのレンズしかラインナップがない
(近々50mmレンズが登場するらしいが開発が遅れている様子)
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Mandler 35mm F2 7elements

公式ページのショップを見ると、レンズボディがアルミか真鍮の2種類があり、アルミ製がシルバーと黒の2色展開で$348(5万6千円)、真鍮製がシルバーのみで$538(8万5千円)で販売されている
思ってたより安い…
アルミ製ならフォクトレンダーあたりのレンズと似たような価格帯だ
とはいえ、出来たばかりの新興メーカー
猛烈に不安だ…、いろんなサイトでレビューなど見るけど、あまり日本でのレビューがなかったが、数少ないレビューや海外の評価は良好的な印象だったので、失敗してもいいように一番安いアルミ製一択で購入した
(今となっては愛用しているので真鍮製を買っておけばと後悔している)
ちなみに何故かメルカリやカメラ屋で中古を探すと公式で販売している価格より高い値段設定になっており、この記事を書いている時点でもアルミ製が7、8万で販売しているので、公式から注文すると良いと思う
なお、メーカー側が売り切れていることもしばしばあり、製造から販売まで時間がかかるようなので、売り切れの時は公式のインスタグラムを参照すると販売再開時期などを投稿してくれているので、絶対欲しい人はフォローして都度確認するといいかもしれません
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公式ページから購入してみた

ということでM型マウントのアルミ製をポチってみるといくつかの支払い方法で購入できるが基本はクレジットカードとなる
PayPalが行けると思っていたので非対応だったので残念だったが、クレジットカードで6月11日に購入
すると驚いたことに注文して4日後の6月15日に中国からレンズが届いたのだ
大体中国の関税、もしくは関空の佐川のりんくう営業所で1週間以上放置されることが多いのにスムーズに届いたのだ

届いた箱は可愛らしい小さい茶箱で届き、中を開けるとさらに製品用のしっかりとデザインされたパッケージがでてきた
中国製あるあるのねずみ色したなかなか破けないビニール袋にも包まれていないのも好印象!


このレンズケースも付いてきて、348ドルが安く感じてしまうクオリティーに驚きが隠せなかったが、レンズケースのマウント部分が中央からズレていて粗があってちょっと安心した(笑

取り付けてみるともはやLeicaレンズの雰囲気
元のオマージュした4世代目のズミクロン 35mmを持っていないから比較はできないが、所有しているレンズと比べてもビルドクオリティが高い
さらに心配していたレンズボディのガタつきや、絞り、ピントリングの硬さなど使っていて違和感がでるような部分については全く心配がいらなかった
むしろ個人的にはフォクトレンダーのカラースコパーのレンズより好きだ
操作していても手に馴染むフィット感、ピントノブがあるのも評価が高めだ

強いていうなら距離指標や絞り値の印字は彫られていないため、長く使用していくと印字が消える可能性があるのが気になるところが唯一の残念ポイントだ
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空気感・光・自然なボケ、写りとしては満点に近い
写りに関してはボケが非常によく、嫌な癖などはなく、Leicaレンズとまではいかないものの現代レンズの解像感がありつつ、でもカリカリではない、クラシックな雰囲気がある

開放状態では周辺減光はあるもののそこまで影響がなく、ピントを合わせた被写体の立体感、中央は解像がよくシャープだが、周辺は解像度が落ちるので像が流れているように見える




開放時、夜間の光を撮るとボワっとした光芒が出てしまうのが気になるが絞るとシャキッとした光芒に変わるので、使い方次第では面白い表現にできそうだし、嫌なら絞ることで回避できそうだ
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最後に

このレンズは本当に良い意味で裏切られた
価格からは想像ができないビルドクオリティが高く、また写真にでてくる空気感、コントラストの高さ、自然なボケ、感覚で違和感なく手に馴染む操作感がよかった
クオリティに妥協なく、価格面からもLeicaレンズを購入するよりかなり安く手に入れることができるので、これからM型Leicaを始めようとしている人はもちろん、空気感を大事にした写真を撮られる方やマウント変換でミラーレス機で使用される人にぜひオススメしたいレンズの1本だ
また前半にも記載したが、マンドラーレンズが目指しているレンズを作るこだわりなど、個人的にはぶっささる要素が多く、今後も私はマンドラーレンズを推していきたいとおもっている
新製品の50mmも近々登場するので今後も楽しみだ
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