ディジタル時代の危うさ
2000年代に入るとディジタル社会は、全世界の人々の生活を大きく変えることになる。昭和の時代を考えると様々なことが、簡単に、便利にできるようになった。パソコンやインターネットの登場は、仕事やライフスタイルを一変させる。
平成の時代になると、スマートフォンというモンスターが現れて、携帯可能で一人一台常識になり、それまでのメディアや通信システムをみるみる凌駕していく。そして、SNSや動画サイトの広がりは、人間のコミュニケーションをも支配していった。
快適なディジタルツールは、煩雑な書類や手続きを簡略化し、場所を選ばず、時間の使い方、学習の仕方、仕事から趣味の世界まで浸透して、我々をサポートしてくれる。便利な時代になったものだが、それだけではない。
昔は、行ってはいけない場所や知らない大人について行くなと教えられたものだが、今はスマホやタブレットの中に危険や悪い大人たちがいる。大袈裟に言えば、世界中の危険地帯とネット回線を通じて繋がっている。
最近、SNSが乗っ取られたり、IDが盗まれて買いもしないサブスクに支払いが行われたりするケースが増えている。ネットの詐欺や闇バイトなどの犯罪もすぐ近くに存在するようなったということだ。爆弾の代わりに、ネットサーバーを攻撃され、大手ビール会社の被害も報じられている。
昭和の時代にはありえなかった犯罪がディジタル社会の中では簡単に起こってしまう。先日、スマホを乗っ取られた人の話では、使用言語が切り替えられ、海外で高額の買い物をされたという。
安全性に注意を払い、定期的に自分のディジタル機器やサービスの内容をチェックする必要が出て来た。そして、子供たちにもこの危険な状況もしっかり教えなければならない。
自然災害に遭うように、何かしらインフラに大きなダメージを受けたら、ディジタルツールは全く役に立たないこともあり得る。アナログの道も残しておければいいのだが、そんな時間も余裕もなかったりする。そもそもディジタルツールを使う意味がなくなってしまう。
自分が利用しているサービスはしっかり把握して、安全基準には目を通し、しっかりと遵守する。IDやパスワードの管理を行い、機器自体も大切に扱う。定期的に利用状況をチェックし、わからないことはとにかく聞く。
便利なんだか、よくわからなくなってきた。
ディジタル社会は生まれたばかり、しかもネット社会は仕組みが異なる国の間を行き来するので、何が起こるか想像できない。本当に安全快適で、安定したディジタル社会が確立するにはどれほどの時間が必要なのだろう?
【Reg's Diary たぶれ落窪草紙 10月8日(水)】
