秋の夜に
秋の午後、風が渡り 光が降る。
庭先の金木犀の薫りに満たされる。
耳を澄ませば、遠い空からそっと声が聞こえる
「ただ、あなたでいてください」と。
憧れは一人想いて流れ星
人の世の袖すり合えばありがたき
そっとかみしめきみの本棚
水辺の夜(よ)本を片手や空の塵
なに読んだ?ふたりだけの読書会
夜空をみあげ星座数えた

ここのあかりのところで、読書を通して、豊かで本質を教えて下さるかたに会える。
言葉が易しくて、知らぬ間に 引き込まれる。。
そっと秋風に、「ありがとうございます」とつぶやきたくなる。
秋といえば 思い出すひとがある。
職場の 支店は違ったが、女性管理職だった。
彼女は、入社後、男女雇用均等法が施行され、その半生を一貫して自己実現と弱いものの味方として生きた。先輩の彼女は、相談すると、時間を忘れて応えてくれた。
本好きな彼女とは、読書会に花が咲き、彼女の夫さんとの恋ばなを聞くのが楽しみだった。
本は、限りある自分の経験を豊かなものに変え、知識や感性を磨く。暗夜行路や嵐が丘と 思えば 恋愛ものばかりだったか?と笑える。今さらに愛しく笑えて来る。

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