アスリートの体づくり完全ガイド: 73人の専門家が導いた“科学的に正しい”新常識
筋トレをしている人なら誰でも、「もっと早く成果を出したい」「理想の体に近づきたい」と思うものです。
ですがその一方で――
「頑張っているのに変わらない」
「減量で疲れやすくなった」
「食べているのに筋肉がつかない」
そんな悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。原因は“努力不足”ではなく、「情報の偏り」にあります。
世の中には「糖質はカットすべき」「プロテインは毎回必須」「体重は早く落とすほど良い」など、根拠のあいまいな情報があふれています。
しかし、2025年に報告された国際的なレビューが、こうした思い込みに明確な答えを示しました。
この研究は、世界25か国・328名の専門家がまとめた73本の公式ガイドラインを分析し、
「アスリートはどのように体重や体組成を変えるべきか」
「どんな食事と栄養管理が安全で効果的なのか」
を整理したものです。
本記事では、このレビューから導かれた「科学的に正しい体づくりの新常識」をわかりやすく紹介します。
減量も増量も、すべての基準は「健康を守りながら最高のパフォーマンスを出す」こと。そのためのエネルギー・栄養・タンパク質・サプリメントの考え方を、具体的な数値とともに解説していきましょう。
◆ 世界中の専門家が出した“共通の答え”
今回のレビューに含まれたのは、陸上、水泳、チームスポーツ、格闘技など、さまざまな競技のガイドラインです。
その内容は「減量・増量の目安」「エネルギー管理」「栄養バランス」「サプリメントの使い方」など多岐にわたり、まさに“体づくりの教科書”といえるものでした。
それら73本の文献を分析した結果、世界中の専門家が共通して重視していた3つのポイントが明らかになりました。
安全性の確保(健康を損なわない)
個人に合わせた現実的な目標設定
科学的根拠に基づいた食事管理
つまり、「健康を守りながらパフォーマンスを最大化する」ことこそが、どの競技でも最優先とされていたのです。
反対に、こうした原則を無視して極端な食事制限や過度なサプリメント摂取を行うと、一時的に体重が減っても筋肉量の低下や疲労の蓄積を招き、最終的にはパフォーマンスを落とす危険性があると報告されています。
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