見出し画像

筋トレの時間が半分に? スーパーセットの科学的メリットを徹底解説!


 「筋トレをしたいけれど、忙しくて時間が取れない…」

 そんな声をよく耳にします。実際のところ、世界的に見ても成人の約8割が週2回以上の筋トレという推奨基準を満たしておらず、さらに半数以上はまったく筋トレを行っていないと報告されています。

 その理由のなかでも最も多いのが「時間が足りない」というものです。

 一方で、筋トレには筋力や筋肥大だけでなく、血糖値や血圧、脂質バランスの改善、さらには糖尿病や心疾患、認知症などの予防といった多くの健康効果が科学的に示されています。

 それほど価値のある筋トレを「時間がない」という理由で諦めてしまうのは、非常にもったいない話です。

 この「時間の壁」を乗り越える方法として、近年注目されているのが“スーパーセット”というトレーニング法です。

 スーパーセットとは、異なる2つの種目をほとんど休憩を取らずに連続して行う方法で、従来の筋トレと比べて約半分の時間で同等のトレーニング量をこなせるという特徴があります。

 では、果たしてスーパーセットは「短時間で終わるだけ」でなく、「効果も同じ」なのでしょうか?

 今回は、この疑問に対し、最新の科学的データをもとに明確な答えを提示していきましょう。






◆ スーパーセットとは?種類と特徴を整理しよう


 スーパーセットとは、2つ以上の異なる種目を短い休憩、もしくはほとんど休憩を挟まずに連続して行うトレーニング法です。

 もともとはボディビル界で誕生し、筋肉に強い刺激を与える「上級者向けテクニック」として使われてきました。現在では、研究者やトレーナーの間でも「時間を効率的に使えるトレーニング法」として注目されています。

 研究報告で取り上げられているスーパーセットの主なタイプは次の3つです。

① アゴニスト・アンタゴニスト・ペアードセット(AAPS)
 拮抗する筋肉を交互に鍛える方法。たとえば、ベンチプレス(胸)を行った直後にシーテッドロー(背中)を行うように、押す動作と引く動作を組み合わせます。


② リシプロカル・スーパーセット(RSS)

 AAPSに似ていますが、2つの種目をほぼ休憩なしで連続して行い、その後にまとまった休憩を取る形式。心拍数や代謝反応がより高くなります。


③ トータルボディ・スーパーセット(TBSS)

 上半身と下半身の種目を交互に行う方法。たとえば、スクワット(下半身)→ベンチプレス(上半身)のように行い、全身を効率的に刺激します。


 一方、従来型トレーニングは、1つの種目を複数セット行い、セット間に1〜5分の休憩を取るのが一般的です。

 つまり、スーパーセットの最大の特徴は、休憩時間を短縮し、同じ時間でより多くの仕事量をこなせることにあります。

 これにより「限られた時間でも筋肉に十分な刺激を与えられる」という、トレーニーとって嬉しいメリットが生まれるのです。


ここから先は

2,977字 / 2画像

¥ 220

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?